Excelで下のようにA列とB列に文字列が入力されていて、A列のセルからB列の文字列を抜いた文字列をC列のセルへ表示する方法です。
SUBSTITUTE(サブスティチュート)関数を使います。
SUBSTITUTE関数
関数の入力方法は複数ありますので、以下はひとつの例として参考にしてください。
[関数の引数]ダイアログボックスを使用して入力する方法もありますが、慣れてきたら数式バーのみで入力できるようになると思います。
数式は、必ず半角で入力します。
SUBSTITUTE関数の入力
セル[C1]を選択して、[=su ]と入力すると、下のように関数の候補一覧が表示されるので[SUBSTITUTE]が選択されている状態で[Tab]キーを押します。
または、ダブルクリックします。
数式バーには、下のように入力されます。
ポップヒントには、引数が表示されています。[]で囲まれてる引数は、省略可能という意味です。
SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,[置換対象])
文字列の指定
セル[A1]をクリックして引数[文字列]を指定して、カンマ(,)を入力します。
検索文字列
引数[検索文字列]は、セル[B1]なので、セル[B1]をクリックして、カンマ(,)を入力します。
置換文字列
引数[置換文字列]には、[""](ダブルクォーテーション)を入力します。
閉じ括弧を入力して[Enter]キーを押します。
閉じ括弧は、省いても自動で入力されます。
SUBSTITUTE関数のコピー
関数を入力したセル[C1]を選択して、フィルハンドルをダブルクリックします。
SUBSTITUTE関数がB列の最後のセルと同じ行までコピーされます。
参考フィルハンドルのダブルクリックについては、以下の記事で解説しています。
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[関数の引数]ダイアログボックスで確認
[関数の挿入]ボタンをクリックして、[関数の引数]ダイアログボックスを表示すると下のようになっています。
SUBSTITUTE関数は、文字列中の指定した文字を新しい文字で置き換える関数です。
検索文字列を空白に置換することで、文字列から検索文字列を省いた文字列になるわけです。
SUBSTITUTE 関数 - Microsoft サポート(Microsoft)
[関数の引数]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[Shift]+[F3]です。
参考氏名を分割する場合も使用できます。以下の記事で解説しています。
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