フィルハンドルのダブルクリックで隣接する列の連続した行まで入力

オートフィルハンドルをダブルクリックすると、隣接する列の連続した行までまとめて入力することができます。

ただし、この操作は列に対してのみです。

また、連続した行までなので、途中に空白セルがあると空白セルの上までの入力になります。

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隣接列の最終セルを確認

フィルハンドルをダブルクリックして、隣接する連続した行のセルまで一気に入力できます。

しかし、途中に空白セルがあると、空白セルの上のセルまでしか入力できません。

キーボードで最終セルへ移動

隣接列の最終セルを確認せずに実行すると、思わぬミスを起こすことがあります。

特に行数が多い場合は気をつけてください。

最終セルを確認するには、ショートカットキーを使用すると便利です。

キーボードから［Ctrl］+［↓］を押します。

セル［A1］を選択して、キーボードから［Ctrl］+［↓］を押します。

アクティブセルが連続した行の最終セル（データ範囲の末尾のセル）へ移動します。

移動できない場合

移動できない場合は［ScrollLock］がオンになっているかもしれません。

ステータスバーに［ScrollLock］と表示されていませんか？

キーボードの［ScrollLock］キーを押して解除してください。

参考また、［Ctrl］+［Shift］+［↓］を押すと、その範囲が選択できます。

セルの下枠線をダブルクリックで最終セルへ移動

アクティブセルの下の枠線をダブルクリックしても移動できます。

この場合も連続したデータ範囲の最終セルです。

［Shift］キーを押したまま、枠線の下をダブルクリックすると、その範囲を選択できます。

参考この操作については、以下の記事でも解説しています。枠線の上辺、下辺、右辺、左辺をダブルクリックするとデータの端（上、下、右、左）へ移動できます。

ただし、テーブルの見出しセルで下辺をダブルクリック（または、クリック）すると、見出しを含めた列の選択になります。

数式のコピー

フィルハンドルのダブルクリックは、文字列だけでなく数式のコピーなどでも使用できます。

文字列を繋ぐ方法は、他にもあります。

Excel 2013では、フラッシュフィルという機能が追加されました。2つのセルの文字列を結合したりすることができます。

隣接する列は右の列でも左の列でもOK

隣接する列は左でも右でも、フィルハンドルのダブルクリックは使用できます。

参考ダブルクリックでオートフィルを実行したあとに、右下に［オートフィルオプション］が表示されます。

［オートフィルオプション］を活用すると、［書式のみコピー］や［書式なしコピー］もできます。

横に並ぶ複数セルを選択していてもOK

横に並ぶセルを範囲選択していてもダブルクリックでコピーできます。

A列にデータが入力されていて、セル［B1］からセル［D1］までに値が入力された状態でもフィルハンドルをダブルクリックしてコピーできます。

セル［B1］からセル［D1］までを範囲選択して、フィルハンドルをダブルクリックします。

以下のようにコピーされます。

参考アルファベットと数字を入力したセルのフィルハンドルをドラッグすると、連続したデータになりますが、1つだけ連続データにならない場合があります。

［Q1］を入力しても［Q4］までしから連続になりません。以下の記事で解説しています。

フィルハンドルが表示されない場合

もし、セルにフィルハンドルが表示されない場合は、［Excelのオプション］で設定を確認しています。

［Officeボタン］をクリックして［Excelのオプション］をクリックします。

［Excelのオプション］ダイアログボックスが表示されます。

［詳細設定］タブをクリックして［フィルハンドルおよびセルのドラッグアンドドロップを使用する］がオフになっていないかを確認してください。

オンにすると、表示されるようになります。

他のExcelバージョンでフィルハンドルが表示されていない場合は、以下の記事を参照してください。

また、［フィルハンドルおよびセルのドラッグアンドドロップを使用する］がオフになっていると、改ページプレビューでのドラッグ操作もできなくなります。

参考罫線を引いた表でオートフィルを実行する場合は、注意が必要です。