Excelで開いているワークシートを新しいブックとして保存する方法です。
[シートの移動またはコピー]は、読み取り専用シートで行うこともできますし、開くためのパスワードがかけられたブックも、パスワードを入力して一度開いた後は、パスワードなしで保存することができます。
毎回、パスワードを入力して開かなけばならないブックがあって、それが面倒であれば、新しいブックとして保存しておくといいと思います。
パスワードが設定されたブックはそのままで、パスワードを解除したブックを簡単に複製できます。
参考ブックを開くためのパスワードの解除については、以下の記事で解説しています。
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読み取り専用の解除方法は、以下で解説しています。
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この記事の目次
シート見出しのショートカットメニューから[移動またはコピー]を選択
新しいブックとして保存したいワークシートを開き、シート見出しで右クリックします。
ショートカットメニューから[移動またはコピー]をクリックします。
複数のシートを選択して、移動またはコピーすることもできます。
[シートの移動またはコピー]で[新しいブック]を選択
[シートの移動またはコピー]ダイアログボックスが表示されます。
[移動先ブック名]の▼ボタンをクリックして、[(新しいブック)]を選択します。
[コピーを作成する]のチェックボックスをオンにします。オフの場合は、移動になります。
[OK]ボタンをクリックします。
タイトル名を見ると、新しいブックが作成されたことがわかります。
編集が終わったら、名前を付けて保存します。
[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[F12]キーです。
この方法は、読み取り専用シートでも行うことができます。
また、ブックをコピーすると、保護やパスワードもそのままですが、開くためのパスワードがかけられたブックで、一度パスワードを入力して開いた後は、[シートの移動またはコピー]で新しいブックを作成すると、パスワードなしで保存することができます。
パスワードを解除した新しいブックを複製できるということです。
ブックには、最終更新者や作成者、更新日時などの情報が保存されています。最終更新者はブックを更新するたびに変わりますが、作成者は自動では変わりません。
Backstageビューの[情報]タブで確認して変更できますが、ここでの操作のようにシートを新しいブックにコピーして保存すると、作成者の名前は変わります。
参考複数シートを選択して、まとめて操作することもできますが、テーブルを含むシートはまとめて操作することはできません。
同じブック内でのシートの移動とコピー
[シートの移動またはコピー]ダイアログボックスでは、シートの移動もできます。
[Sheet1]を選択して[OK]ボタンをクリックすると、
[Sheet2]は、[Sheet1]の左に移動します。
[コピーを作成する]のチェックボックスをオンにすると、シートはコピーされます。
[Ctrl]キーを押したままドラッグしてもコピーできます。
起動中の別ブックへシートの移動とコピー
また、[移動先ブック]で起動中の別のブックを指定して、シートを移動したり、コピーすることもできます。
シートを移動させたいブックを起動しておきます。
シートを移動させたいシート見出しで右クリックして、ショートカットメニューから[移動またはコピー]をクリックします。
[シートの移動またはコピー]ダイアログボックスの[移動先ブック名]の▼ボタンをクリックすると、起動中のブックが表示されます。
移動先に指定するブックを選択します。
[挿入先]に移動先ブックのシートの一覧が表示されます。移動先ブックへ挿入する位置を指定します。ここでは、[(末尾へ移動)]を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
この場合も同じく、[コピーを作成する]のチェックボックスをオンにするとシートのコピーが移動先ブックへ挿入されます。
移動先のブックに同名のシート名がある場合は、自動的にシート名が変更されます。
ブックを並べてシートの移動やコピー
ブックを並べてシートを移動したり、コピーすることもできます。
[ウィンドウの整列]を使って並べて表示して、同一ウィンドウ内で操作します。
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Excel2013以降は、ブックを起動すると別々のウィンドウになりますが、ブックを左右に並べてシートを移動したり、[Ctrl]キーを使ってコピーすることができます。
以下は、[Ctrl]キーを使って、シートをドラッグして、シートのコピーを挿入しています。
[Ctrl]キーを使用せずに、ドラッグのみだと移動になります。以下の画像は、Excel2013です。
参考Excel2013以降のブックを左右に並べて操作する方法は、以下の記事で解説しています。
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Excel2010までとの違いについては、以下の記事で解説しています。
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これは、シートの大きさの違いによるものです。
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その場合の方法は、以下の記事で解説しています。
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