Excel2010では、1つのセル内に折れ線グラフや、縦棒グラフ、勝敗グラフを小さく表示させることができます。[スパークライン]という機能です。
[挿入]タブの[スパークライン]グループにあります。3つの種類があります。
- 折れ線スパークライン
- 縦棒スパークライン
- 勝敗スパークライン
スパークラインの操作方法
操作方法については、下の動画をご覧ください。
YouTubeの音声はありません。
簡単に説明すると、データを範囲選択して、[挿入]タブのスパークラインのグラフの種類をクリックして、表示したいセルを指定するだけで簡単にセル内にグラフを表示することができます。
[折れ線スパークラインの挿入]のポップヒントには、以下のように記されています。
折れ線スパークラインの挿入
単一のセルに折れ線グラフを挿入します。
Excel2013以降は、ポップヒントの内容は以下のように変更されています。
折れ線スパークライン
スパークラインとは、1つのセルに収まるように小さく表示されたグラフです。それぞれのスパークラインは、選択範囲の中の1行分のデータに相当します。
スパークラインの使用例
下の画像は、F列の[実績トレンド]セルにスパークラインの折れ線を表示しています。
データ範囲は別シートの範囲を指定しています。データの傾向が一目瞭然です。
参考隣の列に入力された列があっても、オートフィルのようにフィルハンドルをダブルクリックしてもコピーできません。
下へドラッグする必要があります。これは次期バージョンに期待ですね。
スパークライン設定後のカスタマイズ
[スパークライン]を設定したセルを選択して、[スパークライン ツール]の[デザイン]タブに[折れ線]、[縦棒]、[勝敗]という種類のグラフが用意されているので、スパークラインの設定をした後も簡単にグラフの種類を変更することができます。
スタイルも数多く用意されていますし、頂点やマーカーの設定もできます。
[デザイン]タブの[表示]グループから[頂点]や[負のポイント]を表示/非表示にしたり、そのマーカーごとに色を付けたりできるのは楽しいですね。
[表示]グループにある設定内容です。
- 頂点(山)
- 頂点(谷)
- 負のポイント
- 始点
- 終点
- マーカー
スパークラインを挿入した後のカスタマイズについては、以下の記事で詳しく解説しています。
Excel2013で解説していますが、操作は同じです。
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スパークライン挿入後の種類やスタイルの変更
スパークラインとは、1つのセル内にグラフを表示して視覚的にデータの傾向を知ることができる機能です。 一度挿入したスパークラインでも、種類やス ...