Excelでセルに入力した数式を非表示にする方法です。
一生懸命考えた複雑な数式を盗まれたくない!とか、数式を見られたら恥ずかしいとか、さまざまな理由があるかもしれませんが、とにかく数式を隠したいと思ったら活用してください。
下のようにセル[I2]からセル[I5]に、数式を入力して自動計算ができるようにしています。
セルを選択しても、数式バーに数式を表示されないようにする方法です。
[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示
数式を入力している(数式を非表示にしたい)セルを範囲選択して、右クリックしてショートカットメニューを表示します。
[セルの書式設定]をクリックします。
参考[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[Ctrl]+[1]です。ただし、テンキーの[1]では動作しません。
[保護]タブから[表示しない]をオン
[セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。
[保護]タブをクリックして、[表示しない]のチェックボックスをオンにします。
[OK]ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。
ワークシートを保護しなければ、セルをロックまたは数式を非表示にした効果は得られません(ワークシートを保護するには、[校閲]タブの[変更]グループにある[シートの保護をクリックしてください)。
参考[セルの書式設定]ダイアログボックスの[保護]タブで、[ロック]のチェックボックスをオフにすると、[シートの保護]をかけても、有効になりません。
必要に応じて設定してください。
[シートの保護]をオン
[校閲]タブの[変更]グループにある[シートの保護]をクリックします。
[シートの保護]ダイアログボックスが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
必要であれば、パスワードを設定します。
数式を入力したセルを選択しても、数式バーに数式は表示されません。
参考セルのロックをしたままシートの保護を設定すると、入力や編集ができなくなります。
もし、シートの保護をしても編集ができるようにしたいのであれば、[セルの書式設定]の[保護]タブから[ロック]をオフ外してください。
シートの保護については、以下の記事で解説しています。
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