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[重複の削除]は1番目の値が残るがデータの空白スペースには注意

投稿日:2017年1月9日 更新日:

Excel2007以降には、[データ]タブに[重複の削除]というコマンドがあります。

ポップヒントには、以下のように記されています。

重複の削除

重複する行をシートから削除します。

重複する情報をチェックする列を指定できます。

重複の削除

重複する行を削除してくれる機能です。

参考[重複の削除]を実行すると、1番目に登場した値が残り、残りのデータはすべて削除されます。

ただ、どのデータを削除するかなどのメッセージは表示されません。また、正常に動作しないという報告もありますので、膨大なデータでの使用は控えたほうがいいかもしれません。

実行前には、表のシートをコピーするなどしておくことをおすすめします。

もしくは、先に条件付き書式で[重複する値]のチェックをしてから実行されることをおすすめします。

重複する値の削除(条件付き書式でチェックしてデータを削除)

Excel2007以降には、[重複の削除]という機能があります。 [重複の削除]を実行すると1番目に登場した値が残り、残りのデータはすべて削 ...

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また、重複の削除で気を付けてほしいことがあります。

データのお尻に空白スペースがあると、別ものと見なされ削除されません。

[重複の削除]は1番目の値が残る

ここでは、重複する値の内、最初の値が残るかどうかを確かめてみます。

範囲内の同番号には、1番目のセルには[赤]、2番目のセルには[青]で塗りつぶしています。

範囲選択して[データ]タブの[重複の削除]をクリックします。

重複の削除

[重複の削除]が表示されますので、確認して[OK]ボタンをクリックします。

重複の削除

赤く塗りつぶしたセルが残っています。

1番目の値が残るということですね。

削除後の結果

参考重複の削除では、大文字と小文字の区別はされません。

データの後ろの空白スペースには注意

1つ気を付けてほしいことがあります。

[重複の削除]を実行しても、以下のように[重複する値はみつかりませんでした。]というメッセ―ジウィンドウが表示されることがあります。

同じに見えるデータが残ることがあります。

以下の場合、[C071]は2個あるように見えますが、同一データとみなされていません。

重複の削除を実行

これは、[C071]のお尻に空白スペースがあるからです。

全角スペースであっても、半角スペースであっても、スペースがあると別ものとみなされます。

目視では同じデータに見えても、空白スペースがあると異なるデータとなります。

空白スペースは目視では気づかない

空白スペースがあるデータ

データの前にある空白スペースは気が付きやすいですが、データお尻のスペースは気が付きにくいですよね。

空白スペースありのデータ

上記のデータを選択して、[重複の削除]を実行してみます。

重複する値はみつかりませんでした。]というメッセ―ジウィンドウが表示されます。

重複する値は見つかりませんでした

置換作業

[重複の削除]を実行するときは、置換作業などで空白スペースを削除してから実行されることをおすすめします。

[検索と置換]ダイアログボックスを表示します。

範囲選択して、[ホーム]タブの右端にある[検索と置換]から[置換]をクリックします。

参考ショートカットキーは、[Ctrl] + [H]ですね。

キーボード[Ctrl]+[H]

置換

[検索と置換]ダイアログボックスが表示されたら、[検索する文字列]に空白スペースを入力します。

そして、[すべて置換]ボタンをクリックします。

検索と置換ダイアログボックス

下のように[検索と3件の置換を完了しました。]というメッセージが表示されます。

完了のメッセージウィンドウ

データは下のようになります。

置換作業後のデータ

置換作業を行ったあと、[重複の削除]を実行してみます。

一意の値が1個になります。

重複の値が削除された

半角と全角を区別して置換

また、置換をするときに、全角スペースと半角スペースを区別して置換することもできます。

[検索と置換]ダイアログボックスの[オプション]ボタンをクリックします。

[検索と置換]ダイアログボックスの[オプション]ボタン

オプションのメニューの中に[半角と全角を区別する]という項目があるので、そのチェックボックスをオンにして実行します。

既定では、[半角と全角を区別する]のチェックボックスはオフになっています。

オプションのメニューの中の[半角と全角を区別する]

空白スペースを削除するには、関数を使用する方法もあります。

SUBSUTITUTE関数

TRIM関数

重複データのチェックと削除

条件付き書式の重複のチェックは便利ですが、複数列で共に重複しているデータをチェックするにはCOUNTIFS関数を使用します。

以下の記事では、一意の値を求める方法も解説しています。

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重複の削除

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以下の記事で解説しています。

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Power Queryにも[重複の削除]があります。Power Queryでは、大文字と小文字の区別がされます。

重複する値の処理 - Power Query | Microsoft Docs(Microsoft)

Power Queryの[重複の削除]

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