Excelで色分けした表を作成して、セルの色で絞り込む方法です。
Excel2007からの機能です。
便利なので、ぜひ活用してみてください。
選択したセルの色でフィルター
絞り込みしたい(フィルタリングしたい)色が付いたセルで右クリックします。
ショートカットメニューから[フィルター]をポイントして[選択したセルの色でフィルター]をクリックします。
参考ショートカットメニューの[フィルター]には、以下の4つのフィルターコマンドがあります。
かなり便利だと思います。
該当のセルがない場合は、フィルターは実行されません。
- 選択したセルの値でフィルター
- 選択したセルの色でフィルター
- 選択したセルのフォント色でフィルター
- 選択したセルのアイコンでフィルター
セルの色で抽出された表
表は、下のようにセルの色のみの表になります。
そして、自動的に[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]がオンになり、表の先頭行にフィルターボタン(▼ボタン)が表示されます。
参考このフィルターモードの設定は、色だけでなくさまざまな活用ができます。
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フィルターのクリア
フィルターを解除して元に戻すには、フィルターボタンをクリックして、プルダウンメニューの[フィルターをクリア]をクリックします。
または、プルダウンメニューの[色フィルター]の[セルの色でフィルター]にあるチェックボックスをクリックしてオフにします。
フィルターモードの解除
フィルターボタンもオフにしたい場合は、[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]をクリックしてオフにします。
または、ショートカットキー[Ctrl]+[Shift]+[L]を使用します。
各見出しに表示されているフィルターボタンは、印刷されることはありません。
下のように元の表に戻すことができます。
各見出しに表示されていたフィルターボタンも非表示になります。
フィルターモードのショートカットキー
Excel2007からですが、フィルターモードをオン/オフにするショートカットキーは、[Ctrl]+[Shift]+[L]です。
頻繁に切り替える必要がある場合は、覚えておくといいと思います。
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