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フィルターの検索ボックスにキーワードを入力してデータを抽出

投稿日:2017年1月9日 更新日:

Excelのフィルターを使うとデータを簡単に抽出することができて便利ですね。

でも、表示されるデータの一覧が多いと、その中から目的のテキストを見つけるのも大変です。

そういう場合は、テキストフィルターの検索ボックスを活用すると便利です。

フィルターボタンをクリックした時のテキストフィルター

オートフィルターの設定

データ内のセルをクリックして、[データ]タブにある[並べ替えとフィルター]グループの[フィルター]をクリックします。

データの各フィールドにオートフィルターが設定されます。

各列の見出しに▼が表示されます。

▼フィルターボタンをクリックします。

そうすると、メニューの中のテキストフィルターに[文字検索ボックス]があります。

データタブのフィルター

参考フィルターボタンが列見出しに表示されない場合の対処方法は、以下の記事で解説しています。

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テーブルに変換すると、自動的にフィルターボタンが表示されます。

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検索ボックスでキーワード検索

テキストフィルターのテキストボックスで、キーワードを[含む]検索ができます。

下は、[テキストフィルター]に[T]の字を入力したところです。

[T]を含む[製品コード]が抽出されます。

抽出したいデータが目的のものであれば、このまま[OK]ボタンをクリックします。

Tを含む[製品コード]のレコードが抽出されます。

もし、該当するデータがない場合は、[該当なし]と表示されます。

おすすめフィールドに入力されているデータの一覧の数が多く、一覧が長く表示されている場合などは、キーワードで検索したほうが早いですね。

キーワード検索

抽出後は、条件に合致したデータのみが表示されます。

画像には、[W53T]しか表示されていませんが、[製品コード]の[W53T]と[912T]が抽出されています。

参考これは、データを取り出しているのではなく、条件に合わないデータは非表示になっているだけです。

また、オートフィルター設定時の▼(フィルターボタン)は、印刷されることはありません。

データの抽出

フィルターで抽出した状態を[ユーザー設定のビュー]へ登録することができます。複数の抽出条件の結果を登録して、簡単に切り替えることができます。

フィルターの抽出結果や印刷設定の切替は[ユーザー設定のビュー]が便利

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データを抽出して印刷したら、印刷範囲が変になっているという場合があります。以下のページで対処方法を解説しています。

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フィルター抽出の解除

再度、操作対象フィールド(ここでは[製品コード])のフィルターボタンをクリックすると、[製品コード]の[912T]と[W53T]が抽出されているのが分かります。

["製品コード"からフィルターをクリア]をクリックします。

クリックだけでフィルターが解除されます。

["製品コード"からフィルターをクリア]

または、元のデータ一覧に戻すには、[すべて選択]をクリックします。

■になっている箇所をクリックします。

フィルタ―の[すべて選択]

すると、下のようにすべてのチェックボックスがオンの状態になります。

[OK]ボタンをクリックします。

これでフィルターが解除されます。

[OK]ボタンをクリック

オートフィルター機能をオフにするには

また、オートフィルター機能をオフにするには、[データ]タブの[フィルター]をクリックします。

オートフィルターの解除

各フィールドの▼(フィルターボタン)も非表示になり、オートフィルター機能はオフになります。

データ一覧

フィルターモードのショートカットキー

フィルターモードのオン/オフは、ショートカットキー[Ctrl]+[Shift]+[L]で切り替えることができます。(Excel2007以降)

キーボード フィルター Ctrl+Shift+L

参考また、テキストフィルターの[現在の選択範囲をフィルターに追加する]については、以下の記事で解説しています。

現在の選択範囲をフィルターに追加する

フィルタリングしたデータに追加(現在の選択範囲をフィルターに追加する)

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