条件付き書式を使って土日のセルに塗りつぶしとフォントの色を設定

Excelの条件付き書式は便利ですね。

たとえば、毎月の予定表をExcelで作成しているとします。

土曜日は薄い水色の塗りつぶし、日曜日はローズの塗りつぶしで文字も赤くしています。

月が変わって、1日の曜日が変わってオートフィルをかけても、この土、日の書式設定はそのままなので便利です。

条件付き書式の設定

下のようなExcelのシートがあります。

曜日を入力しているセル［B1］からセル［B31］までを範囲選択します。

そして、［書式］メニューの［条件付き書式］をクリックします。

条件付き書式設定時の3つの要件

条件付き書式を設定する時は、以下の3つを指定します。

条件1に土曜日の書式設定

［条件付き書式の設定］ダイアログボックスが表示されます。

［セルの値］＝［次の値に等しい］＝［土］と設定します。

［書式］ボタンをクリックします。

［セルの書式設定］ダイアログボックスが表示されます。

［パターン］タブから［薄い水色］を選択します。［OK］ボタンをクリックします。

条件2に日曜日の書式設定

下のようになりました。続いて日曜日の設定をしたいので、［追加］ボタンをクリックします。

［土］は［="土"］と自動的に修正されています。このままでOKです。

［セルの値］＝［次の値に等しい］＝［日］と設定します。［書式］ボタンをクリックします。

［フォント］タブの［色］から［赤］を選択します。

［パターン］タブから［ローズ］を選択して［OK］ボタンをクリックします。

以下のようになります。［OK］ボタンをクリックします。

以下の画像で分かると思いますが、［土］は［="土"］と自動的に修正されています。

［OK］ボタンをクリックすると、［日］も自動的に［="日"］になります。

条件付き書式の設定後とオートフィル

条件付書式の設定をしたとおり、［土］［日］と入力されたセルにだけ書式が設定されました。

では、セル［B1］を［金］に変更してオートフィルをかけてみます。

セル［B1］のフィルハンドルをダブルクリックするといいですね。

オートフィルをかけても、ちゃんと土日は書式が設定されています。

参考条件付き書式は3つまで設定できます。（Excel2003）

オートフィルについては、以下の記事で解説しています。

条件付き書式の応用

下の図のように、日付のセルも一緒に色をつけたい場合は、以下の記事をを参照してください。

条件付き書式（同じ行にも色をつける）

また、曜日を同じセルに表示している場合の方法については、以下の記事で解説しています。

土日のセルの背景に色をつける

以下の記事内の条件付き書式で土日の行に塗りつぶしを設定でも解説しています。Excel2019での解説です。

条件付き書式の削除

条件付き書式を削除したい場合は、セル範囲を選択して　［書式］メニューから［条件付書式］をクリックします。

［条件付き書式］ダイアログボックスの［削除］ボタンをクリックします。

［条件付き書式の削除］ダイアログボックスが表示されますので、削除する条件のチェックボックスをオンにして［OK］ボタンをクリックします。

条件を編集したり、追加する場合も［条件付き書式の設定］ダイアログボックスが行います。

関連条件付き書式を使った下のような1行おきに背景色を設定した縞模様の表の作り方は、以下の記事で解説しています。

数式のエラーを非表示にしたい場合も利用できます。

数式のエラーを非表示にしたい

以下の記事では、数値を条件として解説しています。

条件に一致するセルに塗りつぶしを設定したい

関連以下は、条件付き書式に関する記事です。Excel2007以降、条件付き書式は大きく進化しています。ぜひ、活用してください。