［検索と置換］ダイアログボックスの活用

データが多くなればなるほど、検索機能や置換機能は必要になると思います。

Excelの検索と置換機能は、ぜひ、活用してください。

ショートカットキーも覚えておくと便利です。Excel以外のアプリケーションでも使用できます。

検索機能

［編集］メニューから［検索］をクリックします。

ショートカットキー［Ctrl］と［F］

ショートカットキーは［Ctrl］キーと［F］キーです。

参考Word2010以降は、［Ctrl］+［F］を押すと、［検索と置換］ダイアログボックスではなくて、画面の左側に［ナビゲーションウィンドウ］が表示されるようになりました。

［キーボードのユーザー設定］で［Ctrl］+［F］を割り当てて表示できるようにすることができます。

検索する文字列

すると下のような［検索と置換］ダイアログボックスが表示されます。

ワークシート内でデータの検索をする際に便利です。

参考検索にはワイルドカード文字が使用できます。（?は任意の一文字、*は任意の数の文字）

検索場所の選択

［オプション］ボタンをクリックすると、下のようになります。

［検索場所］の▼ボタンをクリックして、［ブック］を選択するとブック内の検索も可能です。

既定は［シート］になっています。

参考他のブックを検索したい場合でも、検索ダイアログボックスは表示したままでOKです。

他のブックをアクティブにして、そのままダイアログボックスの［次を検索］ボタンをクリックすると検索が開始されます。

書式設定のセルを検索

また、［書式］ボタンをクリックして書式を設定したセルを検索することもできます。

この機能を利用して、以下のようなこともできます。

色つきの数値だけの合計を求めたい

Excel2007以降のバージョンについては、以下の記事で解説しています。

検索対象の選択

［検索対象］では［数式］、［値］、［コメント］が選択できます。

この［数式］を選択すると、数式の中に検索文字列を含むセルも検索対象になります。

［値］の場合は、数式の結果が検索の対象になります。

［すべて検索］で検索結果の一覧表示

［すべて検索］ボタンをクリックすると、すべての検索結果が一覧表示されます。

その一覧の中から、選択してアクティブセルへ移動することができます。

また、一覧の見出しをクリックして並べ替えることもできます。

参考検索結果一覧に表示されたセルをすべて選択するには、キーボードから［Ctrl］+［A］を押します。

以下の記事で解説しています。

［検索］ボタンをツールバーへ登録

この［検索］ボタンは、ツールバーにボタンを表示しておくと便利かもしれないですね。

［ユーザー設定］ダイアログボックスを表示して、［検索］をツールバーへドラッグします。

ツールバーへボタンを追加する方法は、以下の記事を参照してください。

参考その他、以下のようなことができます。

• ［検索］ダイアログボックスを閉じても［F4］キーで繰り返し、検索を行うことができます。
• シート全体の検索はアクティブセルの位置から開始されます。
• 範囲を選択して検索することもできます。

置換機能

［検索］ダイアログボックスの［置換］タブで検索して文字列をまとめて置き換えすることもできます。

ショートカットキー［Ctrl］と［H］

置換のショートカットキーは［Ctrl］キーと［H］キーです。

検索する文字列、置換する文字列のそれぞれのテキストボックスに目的の文字列を入力します。

［すべて検索］ボタンをクリックすると、一覧表示されます。

［置換］ボタンをクリックすると、1つずつ置換します。

［すべて置換］ボタンをクリックすると、まとめて置換することができます。

ただし、置換後の文字列に書式を設定した場合、セルの中の文字列ではなく、その文字列を含むセルを選択してセルごとに置換えられます。

Excelのセル内改行も置換機能を使って、変換することができます。

参考Wordにも置換の機能があります。以下の記事で解説しています。