Excelでは、必要な範囲だけ印刷することができます。
[ファイル]メニューから[印刷範囲の設定]をする方法と、印刷したい範囲を選択して[印刷]ダイアログボックスから[選択した部分]を選択して印刷する方法があります。
[印刷範囲の設定]は設定すると、解除するまで設定が継続されますが、[印刷]ダイアログボックスで[選択した部分]を選択して印刷する方法は、1回限りの印刷になります。
たとえば、下のような表があります。セル[A3]からセル[J15]までを印刷したいと思います。
この記事の目次
印刷したい範囲を選択
印刷したい範囲(セル[A3]から、セル[J15]まで)をドラッグで範囲選択します。
参考大きな範囲の場合は、[Shift]キーを使うと効率よく範囲選択できます。
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印刷範囲の設定
[ファイル]メニューの[印刷範囲]から[印刷範囲の設定]をクリックします。
[印刷範囲の設定]を実行すると、[印刷範囲のクリア]を実行するまで継続されます。
範囲選択を解除すると、印刷範囲が点線で囲まれていると思います。
実際は赤い線ではありませんよ。(^^)
Excel2007以降の[印刷範囲の設定]
Excel2007以降の[印刷範囲の設定]は、[ページレイアウト]タブの[ページ設定]グループにある[印刷範囲]にあります。
参考改ページプレビューで印刷範囲を設定する方法もあります。
以下の記事で解説しています。
以下は、Excel2021で解説しています。Excel2007以降は、以下の記事を参照してください。
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印刷プレビューで確認
[標準]ツールバーの[印刷プレビュー]ボタンをクリックして確認してみます。
選択した範囲だけが、表示されていますね。
これで問題なければ、このまま[印刷]ボタンをクリックします。
印刷範囲の解除
印刷範囲を解除するには、[ファイル]メニューの[印刷範囲]から[印刷範囲のクリア]をクリックします。
Excel2007以降の[印刷範囲のクリア]
Excel2007以降の[印刷範囲のクリア]は、[ページレイアウト]タブの[ページ設定]グループにある[印刷範囲]にあります。
参考Excel2007以降は、印刷範囲を一時的に解除して印刷する[印刷範囲を無視]という機能があります。
印刷範囲を無視して印刷(Excel2007)
以下の記事でも解説しています。
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[印刷]ダイアログボックスから[選択した部分]を選択して印刷
もう1つの方法は、[印刷]ダイアログボックスから設定する方法です。
印刷したい範囲を選択したまま[ファイル]メニューの[印刷]をクリックします。
ショートカットキーは、[Ctrl]+[P]です。
[印刷]ダイアログボックスが表示されます。
[印刷対象]の[選択した部分]を選択して、[OK]ボタンをクリックします。
確認する場合は、[印刷]ダイアログボックス左下の[印刷プレビュー]ボタンをクリックしてください。
Wordも同じように部分的に印刷することができます。
1回かぎりの設定になります。
Excel2010以降はBackstageビューの[設定]から
Excel2010以降は、Backstageビューの[印刷]に[選択した部分を印刷]という項目があります。
ショートカットキー[Ctrl]+[P]でBackstageビューの[印刷]を表示します。
[設定]から[選択した部分を印刷]を選択します。
以下の画像は、Excel2019です。
また、1つのワークシートに複数の表があって、これを別々の用紙に印刷する方法は、以下の記事で解説しています。
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1つのワークシートに複数の表があって、これを別々の用紙に印刷する方法です。 印刷したい範囲を選択して、印刷設定から[選択した部分を印刷]を選 ...
参考オートフィルについて知りたい方は、以下の記事を参照してください。
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印刷範囲を設定していたことを忘れて、必要な箇所が印刷されないということもありますので、必ず印刷範囲は確認してください。
また、印刷範囲の設定をしていないときに余分な空白のページが印刷される場合は、思わぬところに最後のセルがあって、それが原因となっていることがあります。
以下の記事を参照してください。
印刷範囲を簡単に追加する方法もあります。
印刷範囲に追加(Excel2003)
Excel2007以降は、改ページプレビューにしなくても標準表示のまま印刷範囲を追加することができます。
Excel2010では、クイックアクセスツールバーに印刷関連のコマンドを追加する方法を解説しています。
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また、表をテーブルに変換すると、データが追加されても印刷範囲を再設定する必要はありません。
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行数や列数が可変する表を印刷する場合、たびたび印刷範囲の設定をするのは面倒です。 表をテーブルに変換すると、印刷範囲の設定を1回行うだけで、 ...