関数を使って常に連番が並ぶようにすることができます。
行を削除しても連番を維持することができるので、番号を振り直す必要がありません。
サンプル表の確認
Excelで下の表のようにA列に[NO]フィールドがあって、セル[A3]から連番が並んでいる表があります。
現状(関数未入力)
この表で4行目と9行目を削除すると、下のように該当の番号が抜けてしまいます。
連番にするためには、再度 セルを選択後、フィルハンドルをドラッグ(ダブルクリック)して、連番を振り直さなければなりません。
ちょっと面倒ですね。
[ROW]関数を使って常に連番を表示
こういうときに便利な関数があります。
ここでは、セル[A3]には常に1を表示させたいので、[=ROW()-2]と入力します。
セル[A2]に1を表示させたいのであれば、[=ROW()-1]と入力します。
ROW関数は参照の行番号を返します。
ROW 関数 - Office サポート(Microsoft)
=ROW()-2
この関数をセル[A25]まで(連番を表示したいセルまで)コピーします。
フィルハンドルをダブルクリックしてもいいですね。
[ROW関数の引数]ダイアログボックスの説明には、下のように記されています。
参照には行番号を調べるセルまたはセル範囲を指定します。
範囲を省略すると、ROW関数が入力されている行番号が返されます。
以下のように行を削除しても、
連番を維持することができます。便利ですね。
[TEXT]関数と組み合わせて桁数を揃える
もし、桁数を揃えた番号で表示したいのであれば、TEXT関数と組み合わせて使用します。
桁数を表示する形式は、引用符で囲みます。以下の場合、4ケタに揃います。
TEXT 関数 - Office サポート(Microsoft)
=TEXT(ROW()-2,"0000")
文字列になるので左揃えになりますが、ここでは[ホーム]タブの[配置]グループから[右揃え]に設定しています。
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