ピボットテーブルで求めたい集計ができたら、体裁を整えてみましょう。
ピボットテーブルのフィールドの見出しやボタンなどは、印刷時には非表示することができます。
また、ピボットテーブルの各グループの下に空白行を挿入すると、グループを目立たせることができます。
この記事の目次
ピボットテーブルの作成
ピボットテーブルは、[挿入]タブの[テーブル]グループにある[ピボットテーブル]をクリックして作成します。
[ピボットテーブルの作成]ダイアログボックスが表示されます。
ここでは既定のまま[OK]ボタンをクリックします。
[Sheet1]に以下のような空っぽのピボットテーブルが作成されます。
フィールドリストから、各ボックスへドラッグしてピボットテーブルを作成します。
参考ピボットテール作成時の操作については、以下に詳しく解説しています。
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ピボットテーブルとピボットグラフを同時に作成
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小計行をグループの末尾に表示
ここでは、既定の[コンパクト形式]のまま操作します。
[コンパクト形式]では、小計は先頭に表示されていますが、グループの末尾に表示することもできます。
[ピボットテーブル ツール]-[デザイン]タブの[レイアウト]グループの[小計]から[すべての小計をグループの末尾に表示する]をクリックします。
以下のように小計行が表示されます。
参考ピボットテーブルの表示形式によっても、見え方は変わります。以下の記事で解説しています。
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ピボットテーブルのレイアウト変更(従来の表形式で表示するには)
Excel2010でピボットテーブルを作成し、行ラベルに2つ以上のフィールドがある場合、行ラベルは縦に並びます。 このレイアウトを変更する方 ...
小計行の挿入は、以下の記事でも解説しています。
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ピボットテーブルの小計と総計の表示/非表示の方法と集計の変更
ピボットテーブルで小計と総計を表示、または非表示にする方法です。 小計は、行または列に複数のフィールドを配置しているときに使用します。 グル ...
アイテムの後ろに空白行を入れる
[ピボットテーブル ツール]-[デザイン]タブの[レイアウト]グループにある[空白行]をクリックします。
そして、[アイテムの後ろに空行を入れる]をクリックします。
以下のように各グループの下に空白行が挿入されます。グループ単位を目立たせることができます。
参考空白行を削除するには、[空白行]の[アイテムの後ろの空行を削除する]をクリックします。
Excel2019以降では、編集したレイアウトを既定のレイアウトに設定することができます。空白行を入れるのも既定にすることができます。
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Excel2019では、ピボットテーブルの既定のレイアウトを編集することができます。 ピボットテーブルのレイアウトを編集して、それを既定のレ ...
フィールドリストや見出しなどの非表示
[ピボットテーブル ツール]-[オプション]タブの[表示]グループには、3つのボタンがあります。各ボタンについて解説します。
クリックして表示/非表示を切り替えます。
- フィールドリスト
- +/- ボタン
- フィールドの見出し
フィールドリスト
[フィールドリスト]とは、ウィンドウの右側に表示されている作業ウィンドウです。
フィールドリスト
フィールドリストを表示または非表示にします。
フィールドリストを使用すると、ピボットテーブルレポートのフィールドを追加または削除できます。
クリックすると、以下のように非表示になります。
ピボットテーブルの作業が終わったら、非表示にしておいてもいいと思います。
[フィールドリスト]は、表示したままでも印刷されることはありません。
+/-ボタン
[+/- ボタン]は、ピボットテーブル内のアイテムの展開と折りたたみができるものです。
+/- ボタン
+/- ボタンを表示または非表示にします。
+/- ボタンを使用すると、ピボットテーブル内のアイテムの展開や折りたたみができます。
クリックすると、以下のように非表示になります。
[+/-]ボタンが非表示でも各項目をダブルクリックすると、展開と折りたたみができます。
ボタンが表示されていても、ダブルクリックでの操作はできます。
また、ショートカットメニューから操作することもできます。
参考この[+/- ボタン]は、既定では表示していても印刷されることはありませんが、オプションの設定で印刷することもできます。
[オプション]タブの[オプション]グループにある[オプション]をクリックして[ピボットテーブル オプション]ダイアログボックスを表示します。
[印刷]タブの[展開/折りたたみボタンがピボットテーブルに表示されている場合、ボタンを印刷する]をオンにします。既定はオフです。
フィールドの見出し
[フィールドの見出し]は、表示したままにしておくと印刷されます。
印刷時には、非表示にしておいたほうがいいかもしれません。
フィールドの見出し
行と列のフィールドの見出しを表示します。
クリックすると、以下のように非表示になります。
フィールド名の変更
ピボットテーブルのデータ以外の箇所は文字列の修正ができますので、フィールド名は表示したまま文字列を編集してもいいと思います。
セルにカーソルを置いて直接編集できます。数式バーから修正してもかまいません。
項目名も編集できます。[集計行]などは、一か所を修正すると他の箇所にも反映されます。
[渋谷店]を[渋谷]などと修正することもできます。
ピボットテーブルの元データが変更されることはありません。
参考ピボットテーブルのレイアウトで[表形式]と[アウトライン形式]を選択している場合は、[フィールドの見出し]には自動で[フィールド名]が表示されます。
以下の画像は、[表形式]です。
レポートレイアウトの違いは以下の記事で解説しています。
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[合計/売上額]の非表示
ピボットテーブルの左上に表示される[合計/売上額]は、削除はできませんが、空白スペースを入れることはできます。
文字列の修正は可能です。
ここでは[合計/売上額]となっていますが、フィールドリストによっては[合計/金額]などと表示される場合もあります。
不要なのであれば、スペースを入れるより、行ごと非表示にしておくほうがいいと思います。
[合計/売上額]の行を選択し、右クリックしてショートカットメニューから[非表示]をクリックします。
以下のようになります。
タイトルなどは、セル[A1]に入力しておくといいと思います。
総計の表示/非表示
既定では、行も列も総計が表示されます。
[デザイン]タブの[レイアウト]グループにある[総計]から、目的にあったものを選択します。
この[総計]の文字も編集することができます。
- 行と列の集計を行わない
- 行と列の集計を行う
- 行のみ集計を行う
- 列のみ集計を行う
参考[総計]については、以下の記事でも解説しています。
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ピボットテーブルの小計と総計の表示/非表示の方法と集計の変更
ピボットテーブルで小計と総計を表示、または非表示にする方法です。 小計は、行または列に複数のフィールドを配置しているときに使用します。 グル ...
ピボットテーブルのスタイルの変更
ピボットテーブルのスタイルは豊富に用意されています。
[ピボットテーブル ツール]-[デザイン]タブの[ピボットテーブル スタイル]グループにある[その他]ボタンをクリックします。
スタイルの一覧が表示されます。下へスクロールすると、多くのスタイルを見ることができます。
リアルタイムプレビューなので、ポイントするだけで結果を確認できます。
スタイルを変更したピボットテーブルです。
そのほか、桁区切りの表示したい場合は、ショートカットメニューから[表示形式]をクリックして[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示して行います。
空白セルに0を表示したい、または非表示にしたい場合は、[ピボットテーブル オプション]ダイアログボックスで行います。
ピボットテーブルをクリアして再構築する方法や移動する方法については、以下の記事に記しています。
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以下の記事にピボットテーブルを作成するときの注意点を列記していますので、参考にしてください。
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