Excelでピボットテーブルを作成して、日付フィールドで[月]ごとのグループ化をしようとしてもできないことがあります。
これは、見た目は日付に見えても、日付型になっていないということがほとんどです。
ピボットテーブルの元データで文字列を日付型に変更する方法です。
ピボットテーブルでグループ化ができない現象
ピボットテーブルの[日付]フィールドで右クリックします。
ショートカットメニューで[グループ化]をクリックします。
以下のメッセージウィンドウが表示されます。
選択対象をグループ化することはできません。
ピボットテーブルの元データの確認
ピボットテーブルの元データである[日付]フィールドを見ても、間違いなく日付に見えます。
ですが、[セルの書式設定]ダイアログボックスで表示形式を確認すると、日付であれば[標準]にすると、シリアル値になるはずなのですが変化がありません。
この場合、[日付]ではなく[文字列]になっています。
参考[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[Ctrl]+[1]です。ただし、テンキーの[1]では動作しません。
文字列を日付型にする方法
この見た目日付の文字列を[日付型]にする方法です。
[区切り位置指定ウィザード]を使用します。
まず、日付にしたいフィールドを選択します。
注意区切り位置指定ウィザードは、複数列を選択した状態では操作できません。1列ずつ行う必要があります。
区切り位置指定ウィザード
[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[区切り位置]をクリックします。
[区切り位置指定ウィザード -1/3]ダイアログボックスが表示されます。
そのまま[次へ]ボタンをクリックします。
[区切り位置指定ウィザード -2/3]が表示されます。
ここも[次へ]ボタンをクリックします。
[区切り位置指定ウィザード - 3/3]ダイアログボックスが表示されます。
[列のデータ形式]から[日付]を選択して、[完了]ボタンをクリックします。
参考[区切り位置ウィザード]は、氏名を[姓]と[名]に分割したりする場合も便利です。
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日付型に変更されたかを確認
[セルの書式設定]ダイアログボックスで確認すると、[日付]になっています。
[標準]に切り替えると、シリアル値が表示されます。
参考逆に[日付]を[文字列]に変換する方法については、以下の記事で解説しています。
ピボットテーブルで更新
ピボットテーブルで更新します。
ショートカットキーは、[Alt]+[F5]ですね。
ブック内のすべてのピボットテーブルで更新する場合は、[Ctrl]+[Alt]+[F5]です。
ピボットテーブルを更新後、日付フィールドで右クリックして[グループ化]をクリックすると、
[グループ化]ダイアログボックスが表示され、今度は月ごとのグループ化にすることができます。
参考うまく行かない場合は、更新して再度、日付を列フィールドに設定してみてください。
Excel2013で解説していますが、他のバージョンも同じです。
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