Excel2013のピボットテーブルの新機能です。
ピボットテーブルに日付フィールドがある場合、タイムラインで期間を指定してデータを動的に表示することができます。
日付フィールドがある場合のみ挿入できます。
まず、Excel2013でピボットテーブルを作成します。
以下のページが参考になると思います。
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ピボットテーブルの日付でグループ化
簡単に以下のようなピボットテーブルを作成しています。
[ピボットテーブルのフィールド]作業ウィンドウで、[行]エリアに[売上年月日]フィールド、[値]エリアに[数量]フィールドをドラッグしています。
行ラベルで[月]のグループ化をしています。
グループ化するには、行ラベルで右クリックして、ショートカットメニュー[グループ化]を選択して、
[グループ化]ダイアログボックスで[月]を選択します。
参考Excel2016以降は、自動でグループ化が実行されるようになっています。設定でオフにすることもできます。
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タイムラインの挿入
ピボットテーブル内をクリックします。
[ピボットテーブル ツール]タブが表示されていることを確認します。
[分析]タブの[フィルター]グループにある[タイムラインの挿入]をクリックします。
タイムラインの挿入
タイムラインを使って、日付のフィルター処理を対話式に実行します。
タイムラインを使うと、ピボットテーブルやピボットグラフ、キューブ関数のフィルター処理の対象となる期間を手早く簡単に選択できるようになります。
[タイムラインの挿入]ダイアログボックスが表示されます。
[売上年月日]のチェックボックスをオンにして、[OK]ボタンをクリックします。
売上年月日のタイムラインが挿入されます。
タイムラインで日付のフィルター処理
タイムラインのバーをドラッグすると、日付フィールドにフィルターが付き、タイムラインの水色のバーの位置までのフィルターをかけることができます。
動きは、YouTubeでご覧ください。
音声はありません。
タイムラインの右上にある▼ボタンをクリックして、[年][四半期][月][日]の単位で切り替えることができます。
タイムラインのクリア
タイムラインのフィルターをクリアするには、右上の[フィルターのクリア]をクリックします。
ショートカットキーは、[Alt]+[C]です。タイムラインを選択した状態で実行します。
タイムラインのスタイルの変更
タイムラインは、スタイルを変更することができます。
タイムラインを選択すると、[タイムラインツール]-[オプション]タブが表示されます。
[タイムラインのスタイル]グループにある[その他]ボタンをクリックすると、スタイルの一覧が展開されます。
[淡色]と[濃色]に分かれていますので、任意のスタイルを選択します。
ピボットグラフもタイムラインで期間指定を操作
また、ピボットグラフを挿入すると、グラフも同時にタイムラインで動作します。
ピボットテーブル内にカーソルを置いて、[ピボットテーブルツール]-[分析]タブの[ツール]グループにある[ピボットグラフ]をクリックします。
以下のように縦棒グラフを挿入してみました。
タイムラインを操作すると、グラフも同時に期間が絞り込まれます。
参考ピボットテーブルではない場合は、フォームコントロールのスクロールバーを使用して、期間をずらして表示することはできます。
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また、ピボットテーブルでなくても、最新データから指定月を指定して表示する方法もあります。
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