ピボットテーブルで累計と前年比（基準値に対する比率）を求める

Excel2013のピボットテーブルで累計と前年比を求める方法です。

テーブルのフィールドで右クリックして、ショートカットメニューの［計算の種類］にある［累計］と［基準値に対する比率］を選択することで求められます。

非常に便利な機能です。

［売上額］フィールドを追加して累計を求める

ピボットテーブルのレイアウトは、列に［機種］と［年］、行に［販売日］、値に［売上額］となっています。

累計フィールドを追加するために、［売上額］を［値］エリアへドラッグします。

ショートカットメニューの［計算の種類］-［累計］を選択

追加した［合計/売上額2］の列見出しを選択して、右クリックします。同じ列内のセルを選択しても同じです。

ショートカットメニューの［計算の種類］から［累計］をクリックします。

［計算の種類（累計）］の［基準フィールド］で［販売日］を選択して［OK］ボタンをクリックします。

［販売日］はグループ化をして月単位にしています。

フィールド名の変更

列見出しを［合計/売上額2］から［累計］に変更します。

参考似たような解説ですが、以下の記事ではピボットテーブルの作成から解説しています。

右クリックで表示される［計算の種類］については、Microsoftの以下のページを参照してください。

求めたい計算結果を簡単に表示できるかもしれません。

ピボット テーブルの値フィールドに別の計算を表示する - Microsoft サポート（Microsoft）

前年比の求め方

以下のピボットテーブルで前年比を求める方法で、前年比フィールドも追加できます。

前年比フィールド（売上額）の追加

前年比フィールドとなる［売上額］を［値］エリアへドラッグします。

参考上記設定で値エリアにドラッグしたフィールド名は、［合計］［累計］に変更しています。

ショートカットメニューの［計算の種類］-［基準値に対する比率］を選択

上記の累計を求めた方法と同じ手順です。

新しく追加したフィールドで右クリックして、ショートカットメニューの［計算の種類］から［基準値に対する比率］を選択します。

参考下の画像では、すでに「フィールド名」が「前年比」となっていますが、変更前は「合計/売上額」です。

「累計」フィールドの右側のフィールドで右クリックです。

［計算の種類（前年比）］の［基準フィールド］は［年］を選択します。

［基準アイテム］は［(前の値)］にします。

フィールド名の変更

フィールド名「合計/売上額」は［前年比］に変更します。

前年比［100.00%］フィールドを非表示設定

［前年比］の［100.00%］のフィールドは不要なので、列を非表示にします。

ここでは、D列とJ列ですね。

100%積み上げ縦棒（横棒）グラフにパーセンテージを表示する場合も、ピボットテーブルであれば簡単です。

また、レポートフィルターに設定しているフィールドは、［レポートフィルターページの表示］の機能を使って、項目を各シートに分割することができます。非常に便利な機能です。

関連以下は、ピボットテーブルに関するExcel2013で解説している記事です。

他バージョンでもピボットテーブルに関する記事をアップしています。

ピボットテーブルとピボットグラフを同時に作成することもできます。

Excel2016で解説していますが、Excel2013でも同様の操作ができます。

また、アンケート集計もピボットテーブルを使用すると簡単です。