スライサー（ピボットテーブルとピボットグラフの絞り込み）の接続

スライサーとは、ピボットテーブルとピボットグラフの絞り込み機能です。

スライサーでは複数のピボットテーブル、ピボットグラフでフィルター条件を同時に適用できます。

参考Excel2013以降は、［スライサーの接続］というコマンドはありません。［フィルターの接続］となっています。

Excel2013以降は［フィルターの接続］

スライサーの表示と操作

［挿入］タブの［スライサー］とは、ピボットテーブルのフィルター機能のことです。

条件がわかりやすく変更もワンクリックです。フィルター条件を可視化することができます。

必要なデータを素早く動的に集計したり絞り込みしたりすることができます。

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スライサーが表示されない場合はオプションを確認

スライサーが表示されない（無効状態になっている）場合は、［Excelのオプション］にある［詳細設定］で［オブジェクトの表示］で［なし（オブジェクトを表示しない）］が選択されていないかを確認してください。

［Excelのオプション］ダイアログボックスを表示します。

アクセスキーを使ってキーボードから［Alt］→［F］→［T］の順に押すと、［オプション］ダイアログボックスを表示できます。

これは、Word、PowerPointなどでも使用できます。

［次のブックで作業するときの表示設定］にある［オブジェクトの表示］で［すべて］を選択すると表示されます。

再起動の必要はありません。

参考旧拡張子（xls）では、スライサーは使用できません。

スライサーが無効状態の場合は、拡張子が［.xls］になっていないかを確認してください。

ピボットテーブルのスライサーが無効

スライサーの表示設定については、以下のページで記しています。

また、拡張子の表示/非表示設定については、以下の記事で解説しています。

スライサーの接続

複数のスライサーを接続することもできます。

ピボットテーブルを選択して、［オプション］タブの［並べ替えとフィルター］グループにある［スライサー］から［スライサーの接続］をクリックします。

［スライサー接続］ダイアログボックスに作成したスライサーの一覧が表示されますので、連動したいスライサーのチェックボックスをオンにして、［OK］ボタンをクリックします。

チェックボックスをオフにすると、そのスライサーの機能は無効になります。

参考複数のピボットテーブルを作成したり、作成済みのピボットテーブルを複製する場合の方法については、以下の記事で解説しています。

Excel2013以降は［フィルターの接続］

Excel2013以降は、［スライサーの接続］というコマンドはありません。［分析］タブの［フィルター］グループにある［フィルターの接続］となっています。

以下の記事内のフィルターの接続で解説しています。

参考Excel2013以降は、タイムラインという機能もあります。

ピボットテーブルに日付フィールドがあると、タイムラインの挿入を利用して、バーで期間を指定してデータを動的に表示することができます。

また、Excel2013以降はテーブルでもスライサーが使用できるようになっています。

以下の記事では、スライサーのカスタマイズ（列数・配色・大きさ・配置）についても解説しています。

ピボットテーブルのスライサーも同じ設定ができます。

Excel2016では、スライサーに［複数選択］のボタンが追加されています。