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AccessのテーブルやクエリのデータをExcelのワークシートに取り込む

投稿日:2018年5月4日 更新日:

Accessで作成されたテーブルやクエリのデータをExcelのワークシートに取り込む方法です。

Accessのデータを接続しないで取り込む方法と、接続した状態で取り込む方法の2つを解説します。

AccessとExcelを並べてドラッグ&ドロップで取り込む

まず、Excelへ取り込みたいデータがあるAccessを起動します。

そして、Accessのデータを取り込みたいExcelを起動して、ワークシートを表示します。

AccessとExcelを左右に並べます。

そして、取り込みたいAccessのテーブルをExcelのセルへドラッグします。

参考Accessのテーブルを開く必要はありません。

AccessからExcelへドラッグ&ドロップ

取り込み先のセルの位置を確認して、ドロップ(マウスから指を離す)します。

ここでは、セル[A1]に取り込みます。

下のように簡単に取り込むことができます。

AccessからExcelへ取り込んだデータ

B列が[#]が表示されているので、B列とC列の境界線にマウスポインタを合わせて、左右開きになった状態でダブルクリックします。

列幅が自動的に調整されます。

文字列に対して列幅が足りない場合に[#]が表示されます。

列幅の調整

簡単にAccessのデータをExcelへ取り込むことができます。

参考この方法で取り込んだデータは、Accessのデータと接続していません。

ですから、Accessのデータで変更があった場合は、再度、同じ操作が必要になります。

Excelに取り込んだデータ

最大で1,048,576行と16,384列を取り込むことができます。

これは、Excel2007以降のワークシートの最大行と最大列ですね。

ワークシートの行と列の覚え方

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クエリの取り込み

Accessのクエリも同じようにドラッグ&ドロップで取り込むことができます。

テーブルと同じく、Accessのデータとは接続していません。

クエリの取り込み

参考Wordの文書にもドラッグするだけで、コピーできます。

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Wordの文書にAccessのテーブルやクエリの情報をコピーしたいという場合の方法です。 コピー&ペーストの操作をしなくても、ナビゲーション ...

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[外部データの取り込み]機能を使ってAccessのデータを取り込む

[データ]タブにある[外部データの取り込み]機能を使うと、Accessのデータと接続した状態でExcelにデータを取り込むことができます。

[データ]タブの左端にある[外部データの取り込み]をクリックして、[Accessデータベース]をクリックします。

[データ]タブの[外部データの取り込み]

[データファイルの選択]ダイアログボックスが表示されます。

取り込みたいAccessを選択して、[開く]ボタンをクリックします。

[データファイルの選択]ダイアログボックス

[テーブルの選択]ダイアログボックスが表示されます。

Accessに管理されているテーブルとクエリの一覧が表示されます。

取り込みたいデータを選択して[OK]ボタンをクリックします。

参考複数のテーブルやクエリを一度にインポートしたい場合は、[複数のテーブルの選択を使用可能にする]のチェックボックスをオンにしてください。

[テーブルの選択]ダイアログボックス

[データのインポート]ダイアログボックスが表示されます。

既定では、[テーブル]と[既存のワークシート]のセル[A1]が選択されています。

既定のままで問題がなければ、このまま[OK]ボタンをクリックします。

もし、取り込み先のセルを[A1]以外のセルに指定したい場合は、クリックしてセルを指定します。

指定したセルを起点にして取り込まれます。

また、[新規ワークシート]に取り込むこともできます。

[データのインポート]ダイアログボックス

下のように取り込まれます。取り込んだデータは、[テーブル]になっています。

テーブルについての機能は、以下の記事で解説しています。

表をテーブルに変換してデータベース管理などの作業効率をアップ

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取り込んだデータ

取り込み元の変更を取り込んだデータに反映させる

取り込み元のAccessに変更があって、そのデータを取り込んだExcelのワークシートに反映させる場合の方法です。

データを取り込んだワークシートを開いて、データ内のセルをアクティブにしておきます。(データ内のどのセルでもいいのでクリックします。)

[データ]タブの[接続]グループにある[すべて更新]のテキスト部分をクリックして、[更新]をクリックします。

更新(Alt+F5)

アクティブなセルに接続されているソースから、最新のデータを取得します。

参考ブック内で複数の外部データとの接続がある場合、[すべて更新]をクリックすると、ブック内のすべての外部データの接続が更新されます。特定のデータのみ更新したい場合は、[更新]をクリックしてください。

ポップヒントで分かりますが、ショートカットキーは以下のとおりです。

  • すべて更新[Ctrl]+[Alt]+[F5]
  • 更新[Alt]+[F5]

[データ]タブの[更新]

Accessのテーブルで変更されたデータが反映されます。

データが変更された

外部データとの接続を解除する方法

外部データの接続を解除したい場合の方法です。

[データ]タブの[接続]グループにある[接続]をクリックします。

ポップヒントには、以下のように記されています。

接続

ブックのすべてのデータ接続を表示します。

データ接続とは、このブックの外にあるデータへのリンクであり、元のデータが変更されると、このデータも更新されます。

[データ]タブの[接続]グループにある[接続]

[ブックの接続]ダイアログボックスが表示されます。

接続を解除したい名前を選択して、[削除]ボタンをクリックします。

[ブックの接続]ダイアログボックス

メッセージウィンドウが表示されます。[Ok]ボタンをクリックします。

接続を削除すると、このブックがデータソースから分離され、ブックのデータが更新が正しく機能しなくなります。接続を保持する場合は[キャンセル]をクリックしてください。接続を削除する場合は[OK]をクリックしてください。

メッセージウィンドウ

[ブックの接続]ダイアログボックスは、以下のようになります。

参考データの接続が解除されただけで、Excelに取り込んだデータはそのままです。

ただ、Accessのデータに変更があっても、更新されなくなります。

[ブックの接続]ダイアログボックス

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