Excelのグラフで省略を意味する波線を作成する方法です。
下のように縦棒グラフで数値が極端に異なる場合に使用するといいですね。
図形の曲線で黒と白の波線を2本作成します。
黒の波線を白の波線の幅より大きくして重ねると、上下に黒い線を表示できます。
曲線の作成方法
[挿入]タブにある[図形]から[曲線]をクリックします。
下のようにクリックで山と谷を作り、最後はダブルクリックします。
枠線に沿って作成すると同じ高さの山と谷になるのでお勧めです。
曲線を選択したまま[描画ツール]の[書式]タブから[図形の枠線]をクリックします。
[太さ]から[その他の線]をクリックします。
[図形の書式設定]が表示されるので、[色]から黒、[幅]を10ptにします。
黒い曲線をコピーして白い曲線を作成
作成した黒い太い波線をコピーして2本にします。
曲線を選択して[Ctrl]キーを押しながらドラッグするとコピーできます。
コピーした曲線を選択して、[色]を白に、幅を8ptにします。
作成した白の曲線をドラッグして黒の曲線に重ねます。
綺麗に揃えるのが難しいときは[Ctrl]キーと方向キーを使って調整してください。
2本の曲線のグループ化
後は、2本の曲線をグループ化ですね。
[ホーム]タブの[検索と選択]から[オブジェクトの選択]をクリックして、
曲線を囲むようにドラッグします。
以下の画像では、左上から右下に向かってドラッグしていますが、選択しにくい場合は、右下から左上に向かって選択してみてください。
そしてグループ化します。
または、[検索と選択]から[オブジェクトの選択と表示]をクリックして、
フリーフォームを2つ選択します。
曲線でも、[フリーフォーム]と表記されるんですね。
そして、[書式]タブの[グループ化]から[グループ化]をクリックします。
ドラッグで選択した場合も、ここでグループ化します。
下のような曲線が作成できたと思います。
作成した波線を図として保存
作成した波線の図は、図として別に保存しておくと何かと便利です。
まず、WordかPowerPointを起動しておきます。
Excelで作成した図をコピーします。
起動しておいたWordかPowerPointに貼り付けします。
ここでは、Wordに貼り付けします。
貼り付けた画像で右クリックします。
ショートカットメニューの中にある[図として保存]をクリックします。
PowerPointにもあります。
名前を付けて保存します。
この時、[ファイルの種類]は[PNG形式]にします。
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