1列に生年月日が入力された表があります。
このデータの中から、〇月生まれの人だけ抽出したい場合の方法です。
ここでは、サンプルとして5月生まれの人を抽出します。
スラッシュで区切ってある場合は[MONTH関数]
下のように/(スラッシュ)で区切って入力してある場合は、MONTH関数を使います。
MONTH 関数 - Office サポート(Microsoft)
MONTH(シリアル値)
セル[B2]に以下を入力します。
=MONTH(A2)
そして、オートフィルで11行まで関数をコピーすると、B列に誕生月を表示させることができます。
YEAR関数とDAY関数
日付から年だけを表示したい場合はYEAR関数、日にちだけを表示したい場合はDAY関数を使います。
YEAR 関数 - Office サポート(Microsoft)
YEAR(シリアル値)
DAY 関数 - Office サポート(Microsoft)
DAY(シリアル値)
参考Excel2013以降であれば、フラッシュフィルを使用することもできます。
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フラッシュフィル(文字列の結合や抜き出しをワンクリックで)
フラッシュフィルとは、Excelが入力されたデータから規則性を自動的に認識して実行してくれる機能です。Excel2013の新機能です。 これ ...
オートフィルタで目的の月のみを抽出
5月生まれの人を抽出したければ、表の中で一度クリックして、[データ]メニューの[フィルタ]から[オートフィルタ]をクリックします。
そして、B列のフィルタボタン▼をクリックして、5月生まれの人を抽出すればいいですね。
結果、下のように抽出できます。
数字だけの並びの場合は[MID関数]
また、下のようにA列に数字だけの並びで入力してある場合は、MID関数を使います。
MID 関数、MIDB 関数 - Office サポート(Microsoft)
MID(文字列, 開始位置, 文字数)
セル[B2]に以下を入力します。
=MID(A2,5,2)
セル[A2]の文字列から、左から5番目の文字から2文字を取り出すということです。
オートフィルでB列に関数をコピーすると、B列に誕生月だけを表示させることができます。
あとは、上と同じようにオートフィルタで、抽出したい月を選択すれば表示できますね。
LEFT関数とRIGHT関数
文字列の左から何文字かを取り出す場合は、LEFT関数、文字列の右から何文字かを取り出す場合は、RIGHT関数を使います。
LEFT 関数、LEFTB 関数 - Office サポート(Microsoft)
RIGHT 関数、RIGHTB 関数 - Office サポート(Microsoft)
LEFT関数、MID関数、RIGHT関数を使って、年月日を区切って表示させることもできます。
Excel2010以降では、数式の表示が簡単にできるようになっています。
[数式]タブの[ワークシート分析]グループにある[数式の表示]をクリックすると、表示できます。
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数式をワークシートのセルに表示したいということはありますね。 数式のエラーを見つけたい、どこに数式が入っているのか分からない、などという時に ...
以下の記事では、LEFT関数、MID関数、RIGHT関数を使って住所から文字列を取り出す方法を解説しています。
参考区切り位置指定ウィザードを使ってセルに振り分ける方法もあります。
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区切り位置指定ウィザードを使って、8個の並んだ数字を4個の数字(年)、2個の数字(月)、2個の数字(日)に分割します。 区切り位置指定ウィザ ...
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