Windows 7 & Office 2010 Excel 2010

1つのセルの内容を複数のセルに分割(指定した文字数で分割)

投稿日:2017年1月9日 更新日:

区切り位置指定ウィザードを使って、8個の並んだ数字を4個の数字(年)、2個の数字(月)、2個の数字(日)に分割します。

区切り位置指定ウィザードは、1つの列に入っているテキストを複数の列に分割できます。

ウィザードでは、列のデータ形式も指定できます。

[区切り位置ウィザード]で1つの列に入っているテキストを複数の列に分割

参考Excel2013以降であれば、フラッシュフィルを使用することもできます。

フラッシュフィルについては、以下の記事で解説しています。

フラッシュフィル(文字列の結合や抜き出しをワンクリックで)

フラッシュフィルとは、Excelが入力されたデータから規則性を自動的に認識して実行してくれる機能です。Excel2013の新機能です。 これ ...

続きを見る

区切り位置指定ウィザード

分割したいセル範囲を選択して、[データ]タブの[データツール]グループから[区切り位置]をクリックします。

区切り位置

Excelの1つのセルの内容を複数の列に分割します。

たとえば、氏名の列を姓と名の列に分割できます。

ポップヒントの[Wordでは…]以降の内容は、Excel2013以降は以下に変更されています。

固定の長さで区切ることも、コンマやピリオドなどの記号で区切ることもできます。

[データ]タブの[データツール]グループから[区切り位置]

[区切り位置指定ウィザード-1/3]が表示されます。

[スペースによって右または左に揃えられた固定長フィールドのデータ]を選択します。

[次へ]のボタンをクリックします。

区切り位置指定ウィザード-1/3

[区切り位置指定ウィザード-2/3]が表示されます。

区切りたい位置でクリックします。

ここでは2か所で区切ります。

[次へ]ボタンをクリックします。

  • 区切り位置を作成する場合は、その位置でマウスのボタンをクリックします。
  • 区切り位置を削除する場合は、その矢印をダブルクリックします。
  • 区切り位置を移動する場合は、矢印を目的の位置までドラッグします。

区切り位置指定ウィザード-2/3

[区切り位置指定ウィザード-3/3]が表示されます。

列のデータはフィールドごとに設定します。

表示先を指定します。

[完了]ボタンをクリックします。

※[表示先]を直接入力ではなく、[ダイアログボックス拡大/縮小ボタン]から指定すると、[区切り位置指定ウィザード1/3]になりますね・・・(?_?)

区切り位置指定ウィザード-1/3

以下のようになります。

関数を使う方法もありますが、Excelの標準の機能を使うのも便利です。

分割後の数字は[数値]とみなされるため、D列とE列の先頭の[0]は消えてしまいます。

区切り位置指定ウィザードを使用してセルを分割した結果

参考LEFT関数、MID関数、RIGHT関数を使って、年月日を区切って表示させることもできます。

関数を使って区切った表

以下の記事で解説しています。

日付の月(生年月日の月)のみを抽出するにはMONTH関数/MID関数

1列に生年月日が入力された表があります。 このデータの中から、〇月生まれの人だけ抽出したい場合の方法です。 ここでは、サンプルとして5月生ま ...

続きを見る

先頭の[0]を表示するには[列のデータ形式]で[文字列]を指定

分割後の数字は[数値]とみなされるため、上記のようにD列とE列の先頭の[0]は消えてしまいますが、下のようにセルの先頭に[0]を表示することもできます。

その場合の方法です。

分割後に0が表示された表

[区切り位置指定ウィザード]の[列のデータ形式]で[文字列]を選択すると先頭の[0]を表示することができます。

列ごとに選択して[列のデータ形式]で[文字列]を指定します。

以下は、2列目を選択して、[列のデータ形式]で[文字列]を選択しています。

区切り位置指定ウィザードの[列のデータ形式]で[文字列]を選択

3列目も選択して、同じように[列のデータ形式]で[文字列]を選択して[完了]ボタンをクリックします。

区切り位置指定ウィザードの[列のデータ形式]で[文字列]を選択

結果、下のようになります。

セルの左上に表示されている緑色のマークは、エラーインジゲーターと呼ばれるものです。

分割後の結果

エラーインジゲーターを非表示にする

エラーインジゲーターを非表示にする方法です。

エラーインジゲーターが表示されているセルでクリックすると、黄色い注意マーク(エラーインジゲーター)が表示されます。

エラーインジゲーターにマウスを合わせると、[このセルにある数値が、テキスト形式か、またはアポストロフィで始まっています。]というポップヒントが表示されます。

そして、エラーインジゲーターをクリックすると下のようなメニューが表示されます。

メニューの中から[エラーチェックオプション]をクリックします。

エラーインジゲーターが表示されているセルが少なければ、メニューの中から[エラーを無視する]を選択してもいいです。

エラーインジゲーターの[エラーチェックオプション]

[Excelのオプション]ダイアログボックスが表示されます。[数式]カテゴリーが表示されていると思います。

エラーチェック ルール]にある[文字列形式の数値、またはアポストロフィで始まる数値]のチェックボックスをオフにして、[OK]ボタンをクリックします。

参考[Excelのオプション]ダイアログボックスの[エラーチェック]にある[バックグラウンドでエラーチェックを行う]のチェックボックスをオフにしてもいいのですが、他のエラーチェックにも影響しますので、できればこの設定は避けたほうがいいです。

他に影響はないと判断できるのであれば、[バックグラウンドでエラーチェックを行う]のチェックボックスをオフにしてもいいと思います。

[Excelのオプション]ダイアログボックスの[エラーチェック]

結果、下のようにエラーインジゲーターは非表示になります。(消えます)

0が表示された表

参考数式を入力した場合もエラーインジゲーターが表示されることがあります。

SUM関数を使った累計の求め方(絶対参照と相対参照の組み合わせ)

SUM関数を使った累計を求める方法を解説します。 絶対参照と相対参照の学習にもなるので、読んでいただければと思います。 累計を求めるには、以 ...

続きを見る

右揃えにするには

もし、D列とE列の文字列を右揃えにしたければ、範囲選択して、[ホーム]タブの[配置]グループにある[文字列を右に揃える]のボタンをクリックします。

[ホーム]タブの[文字列を右に揃える]

下のように範囲選択した文字列は右揃えになります。

右揃えになった表

8桁の数字を日付に変換もできる

区切り位置ウィザードは、簡単に日付にすることもできます。

8桁の数字を日付に変換

変換したい数値の範囲セル[A1]からセル[A8]を選択して、[データ]タブの[区切り位置ウィザード]を起動します。

[区切り位置ウィザード-1/3]で[カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ]を選択して、[次へ]をクリックします。

[区切り位置ウィザード-1/3]で[カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ]を選択

[区切り位置ウィザード-2/3]は、そのまま[次へ]をクリックします。

[区切り位置ウィザード-2/3]の[次へ]

[区切り位置ウィザード-1/3]で[日付]を指定して、[表示先]にセル[C1]を指定します。

[完了]ボタンをクリックすると、日付になります。

[区切り位置ウィザード-1/3]で[日付]を指定

関連以下は、Microsoftの解説ページです。

区切り位置指定ウィザードを使用して、テキストをさまざまな列に分割する - Excel(Microsoft)

区切り位置指定ウィザードを使用した関連記事です。

区切り位置指定ウィザードは、[氏名]の列を[姓]と[名]の列に分割するときにも便利です。

氏名の列を姓と名の列に分割するなら[区切り位置指定ウィザード]

Excelで氏名セルを姓と名の別々のセルに分けるという作業をしなければならないことがあります。 F列の氏名は、空白スペースで区切られています ...

続きを見る

Excel2013以降であれば、フラッシュフィルで[姓]と[名]を分けることもできます。

フラッシュフィル(文字列の結合や抜き出しをワンクリックで)

フラッシュフィルとは、Excelが入力されたデータから規則性を自動的に認識して実行してくれる機能です。Excel2013の新機能です。 これ ...

続きを見る

セルの文字列を結合する方法については、以下の記事にまとめています。

複数の文字列を結合してひとつの文字列にするには

Excelで1つのセルに他のセルの文字列を結合した文字列を表示する方法を紹介します。 5つの方法を紹介しますので、使用環境に合った方法で操作 ...

続きを見る

検索

ほかの記事も検索してみませんか?

Access / Excel / PowerPoint / Word

関連記事30件

Profile

-Windows 7 & Office 2010 Excel 2010

Copyright © 2001-2024 初心者のためのOffice講座 All Rights Reserved.

Copyright© 初心者のためのOffice講座 , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.