[数式]タブの[名前の管理]をクリックして[名前の管理]ダイアログボックスを表示すると、[削除]ボタンが無効になっているものがあります。
これは、テーブルで使用されている名前です。
テーブルを範囲に変換すると、名前は削除されます。
[名前の管理]ダイアログボックスの表示
[数式]タブにある[名前の管理]をクリックして、[名前の管理]ダイアログボックスを表示します。
[名前の管理]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[Ctrl]+[F3]です。
複数の名前がある中で名前を選択して[削除]ボタンをクリックして削除できるものもあるのですが、
中には、[削除]ボタンが無効のものもあります。
この削除できない名前は、テーブル名として使用されているものです。
削除できない名前を削除する方法を以下で紹介します。
[名前ボックス]で削除できない名前を選択
シートの左上にある[名前ボックス]で削除できない名前を選択します。
名前のセル範囲が選択されます。
テーブルを標準の範囲に変換
範囲内をアクティブにすると、[テーブルツール]タブが現れると思います。
[デザイン]タブにある[ツール]グループにある[範囲に変換]をクリックします。
範囲に変換
このテーブルを通常のセルの範囲に変換します。
データはすべて保持されます。
下の「テーブルを標準の範囲に変換しますか?」というメッセージウィンドウが表示されますので、[はい]をクリックします。
これで名前は削除されています。
書式のクリア
範囲に変換しても、セルの背景色、文字色、罫線などの書式はテーブルのままになります。
書式が不要であれば、[書式のクリア]で削除してください。
範囲選択して、[ホーム]タブの[編集]グループにある[クリア]の▼ボタンをクリックして、[書式のクリア]をクリックします。
また、書式を残したくなければ、先にテーブルのスタイルをクリアして、[範囲に変換]を実行する方法もあります。
名前の管理で確認
確認のために[数式]タブの[名前の管理]をクリックして、[名前の管理]ダイアログボックスを表示してみます。
名前は削除されています。
Blogでも解説しています。
名前定義については、下のページも参考になると思います。
参考テーブルには便利な機能が多くあります。
-
テーブルの便利機能(テーブルに変換して作業効率アップ)
Excelのテーブルはとても便利なものです。 通常の表をテーブルに変換することによって、データベースとしての機能が自動的に設定され、管理や分 ...
Power Queryエディターで指定フォルダー内の複数ブックのテーブルを結合する場合は、テーブル名が統一されている必要があります。
-
Power Queryでフォルダー内のすべてのファイルのデータを結合
ExcelのPower Queryを使って、指定したフォルダー内の複数ファイルのデータを1つのテーブルに結合できます。 後でそのフォルダー内 ...