Excel 2010のPowerPivotで取り込んだデータを基に作成したピボットテーブルにおける［垂直スライサー］と［水平スライサー］の使用方法について説明します。
スライサーとは、データを視覚的かつ直感的にフィルタリングするための機能であり、ユーザーが必要な情報を迅速かつ容易に抽出できるようにします。
ただし、この［垂直スライサー］と［水平スライサー］がフィールドの一覧に表示されているのは、Excel 2010のPowerPivotのみです。
参考Excel 2013のPowerPivotでは、［垂直スライサー］と［水平スライサー］はなく、［PowerPivot］タブに［上下に配置］と［左右に配置］があります。
Excel 2016以降は、［上下に配置］と［左右に配置］も廃止されています。［スライサーツール］の［オプション］タブの［配置］から操作します。
以下の記事で解説しています。
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PowerPivotのスライサーの配置（左右に配置と上下に配置）
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Power Pivot とは - Excel （Microsoft）
垂直スライサーと水平スライサー
［PowerPivotフィールドの一覧］に絞り込みをしたいフィールドを［垂直スライサー］にドラッグします。
ここでは、［出荷先名］と［状態］をドラッグします。
下のように、ピボットテーブルの左側にスライサーが縦（上下）に並びます。
［水平スライサー］にドラッグで移動させると、スライサーはピボットテーブルの上に横（左右）に並びます。
スライサーでデータをフィルタリング
スライサーとは、データのフィルタリングを視覚的に実行するものです。
下の画像は、［状態］スライサーで［新規］を選択した状態です。
参考ピボットテーブルで複数条件の絞り込みをするにはスライサーを活用します。
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ピボットテーブルで複数条件の絞り込みをするにはスライサーを活用
Excelでデータを抽出したり、絞り込みを行うために［データ］タブの［フィルター］をよく利用している方、またはテーブルを作成してフィルターボ ...
スライサーにスタイルを適用
スライサーには、スタイルを設定することができます。
スライサーを選択すると、［スライサーツール］-［オプション］タブが現れます。
［スライサースタイル］グループにある［その他］をクリックします。
任意のスタイルを選択します。
スライサーの外枠の書式変更
スライサーの外枠は図形として扱われます。
選択すると、［描画ツール］-［書式］タブが現れます。
［図形のスタイル］から任意の書式を設定することができます。
スライサーにスタイルや書式を設定しておくと、分かりやすいかもしれません。
関連［垂直スライサー］と［水平スライサー］がフィールドの一覧にない場合は、以下の記事を参照してください。
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フィールドの一覧に［垂直スライサー］と［水平スライサー］がない
Excel2010のPowerPivotで作成したピボットテーブルで、フィールドの一覧にあった［垂直スライサー］と［水平スライサー］が消えて ...
Excel 2013では［POWERPIVOT］タブから操作します。
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PowerPivotのスライサーの配置（左右に配置と上下に配置）
スライサーとは、テーブルやピボットテーブルでデータのフィルタリングを視覚的に実行することができるものです。 Excel 2013では、スライ ...
また、Excel 2013以降は、テーブルでもスライサーが使用できるようになっています。
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