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PowerPivot2013のリレーションシップ(自動検出と作成)

投稿日:2017年1月9日 更新日:

Excel2013のPowerPivotで、以下の操作でExcelのデータをインポートしました。

Excel2013のPowerPivotでExcelファイルを取り込む

PowerPivotでは、2つのテーブル間で共通フィールドがあると、自動的にリレーションシップが検出されるようになっています。

ピボットテーブルのフィールドに[テーブル間のリレーションシップが必要である可能性があります。]の表示

参考Power Pivot とは - Excel(Microsoft)

ピボットテーブルの作成

PowerPivotでインポートしたデータは、2つのシートがあって、そのデータでピボットテーブルを作成しました。

PowerPivotの管理ウィンドウで[ホーム]タブの[ピボットテーブル]から[ピボットテーブル]をクリックです。

[ホーム]タブの[ピボットテーブルの作成]

そして、[ピボットテーブルのフィールド]で[行ラベル]ボックスには[売上データ]テーブルから[販売店]、[列]ボックスには[製品情報]テーブルから[製造会社]を配置しました。

ピボットテーブルで[行]と[列]にフィールドを設定

[リレーションシップが必要である可能性があります]のメッセージ

そして、[値]ボックスには[売上データ]テーブルから[数量]を配置すると、[フィールドの一覧]の上部に以下のメッセージが表示されます。

テーブル間のリレーションシップが必要である可能性があります。

そこで[作成]をクリックします。

ピボットテーブルの[値]ボックスへ[数量]フィールドをドラッグ

リレーションシップの作成

[リレーションシップの作成]ウィンドウが表示されます。

Excel2010では自動でしたが、Excel2013では手動で設定します。

[リレーションシップの作成]ダイアログボックス

[テーブル]、[列]、[関連テーブル]、[関連列]にそれぞれ下のように設定します。

[OK]ボタンをクリックします。

  • テーブル:売上データ
  • 関連テーブル:製品情報
  • 列:製品コード
  • 関連列:製品コード

リレーションシップの作成の完了-[OK]ボタン

ピボットテーブル内の数値が正しく表示されます。

リレーションシップ設定後のピボットテーブル

ダイアグラムビューでリレーションシップを確認

リレーションシップが設定されているのを確認してみます。

[POWERPIVOT]タブにある[データモデル]グループの[管理]をクリックします。

[POWERPIVOT]タブにある[データモデル]グループの[管理]

PowerPivotウィンドウが表示されます。

[ホーム]タブの[表示]グループにある[ダイアグラムビュー]をクリックします。

ダイアグラムビュー

モデルのダイアグラムビューに切り替えます。このビューは、リレーションシップの管理や階層の作成など、メタデータ関連の作業を行う場合に使用します。

[ホーム]タブの[表示]グループにある[ダイアグラムビュー]

以下のように共通フィールドである[製品コード]でリレーションが結ばれていることが分かります。

PowerPivotのダイアグラムビュー

リレーションシップの削除

リレーションシップを解除するには、ダイアグラムビューの結合線(接続線)で右クリックして、ショートカットメニューから[削除]をクリックします。

結合線で右クリックした時のショートカットメニュー[削除]

リレーションシップの編集

また、リレーションシップの編集を行いたい場合は、ショートカットメニューから[リレーションシップの編集]をクリックします。

または、結合線(接続線)をダブルクリックします。

接続線で右クリックした時のショートカットメニュー[リレーションシップの編集]

[リレーションシップの編集]ダイアログボックスが表示されます。

[リレーションシップの編集]ダイアログボックス

以下の記事では、2つのテーブルからリレーションシップを設定してピボットテーブルを作成する方法を解説しています。

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