既定のフォントが游ゴシックに（フォントの変更はオプションで設定）

Excel2016とExcel2019では、既定のフォントが［游ゴシック］になっています。

Excel2013までは、［MSPゴシック］でした。

Excel2016で既定のフォント［游ゴシック］を［MSPゴシック］に変更する方法を紹介します。

ワークシート全体、アクティブブック、既定のフォントを変更する方法をそれぞれ解説します。

游ゴシックとMSPゴシックの比較

游ゴシック（ゆうごしっく）とMSPゴシックを比較してみました。

注意Windows10のバージョンによっては、［游ゴシック］を縦書きにすると、以下のようになります。Windows10のバージョン1803と1809での現象のようです。

游ゴシックや游明朝などの場合に起こります。他のフォントに変更すると、正常になります。

Windows10のバージョン1903では、正常になります。

ワークシートのフォント変更

ワークシート全体のフォントを変更するには、行と列が交わる箇所をクリックして、ワークシート全体を選択した状態でフォントを［MSPゴシック］に変更します。

参考キーボードから［Ctrl］と［A］を押してもシート全体を選択できます。

表内のセルをアクティブにしている場合は、表全体の選択になります。

アクティブブックのフォント変更

操作中のブックのフォントをMSPゴシックに変えるには、［ページレイアウト］タブの［テーマ］グループの［フォント］を［Office 2007 - 2010］に切り替えます。

参考テーマのフォント変更については、以下の記事で解説しています。

既定フォントの変更

既定のフォントを変更することもできます。

［Excelのオプション］ダイアログボックスの表示

［ファイル］タブをクリックして、［オプション］をクリックします。

［Excelのオプション］ダイアログボックスは、アクセスキーを使ってキーボードから［Alt］→［F］→［T］の順に押しても表示できます。

［Excelのオプション］ダイアログボックスが表示されます。

［全般］の［新しいブックの作成時］で設定

［全般］の［新しいブックの作成時］にある［次を既定フォントとして使用］のプルダウンメニューから［MSPゴシック］を選択します。

［OK］ボタンをクリックして閉じます。

バージョンアップによって、オプションの［基本設定］は［全般］という表記になっています。（Office2016以降）

以下のメッセージウィンドウが表示されるので、［OK］ボタンをクリックします。

Excelを閉じて再起動します。

参考［新しいブックの作成時］では、［フォントサイズ］、［新しいシートの既定のビュー］、［ブックのシート数］も変更できます。

Excel2016以降のバージョンでは、オプションの設定で簡単に既定フォントの変更ができますが、WordやPowerPointには、この設定はありません。

再起動後の確認

既存のブックは、［游ゴシック］のまま変わりませんが、新規ブックを起動すると、フォントは［MSPゴシック］になっています。

また、行の高さも従来と同じ［13.5］になります。Excel2016の既定の行の高さは、［18.75］です。

Office2016の標準フォントは、游ゴシック、遊明朝です。

新しいフォントをOffice2010、Office2013でも利用できるようにMicrosoftから「游ゴシック 游明朝フォントパック」が無償で提供されています。

Download 游ゴシック 游明朝フォントパック from Official Microsoft Download Center（Microsoft）

参考Excelのオプションで既定フォントを［本文のフォント］以外に設定すると、テーマを変更した時にフォントには反映されません。

テーマについては、以下の記事で解説しています。

起動時に［新しいブックの作成時］以外の書式設定をしたブックを開きたい場合の方法は、以下の記事で解説しています。