PowerPointには、[複製]というコマンドがあります。
オブジェクトを移動した位置と同じ間隔で複製することができる機能です。スライド全体を複製することもできます。
[複製]のショートカットキーは、ExcelやWordでも使用できます。
Office2003でも利用可能で、とても便利な機能です。
PowerPointの[複製]
PowerPoint2007の[複製]は、[ホーム]タブの[貼り付け]ボタンの中にあります。
以下の画像は、PowerPoint2010です。
PowerPoint2010以降は、[ホーム]タブの[クリップボード]グループにある[コピー]ボタンの▼をクリックすると表示されます。
複製のショートカットキー[Ctrl]+[D]
ショートカットキーは、[Ctrl]+[D]です。
これは、バージョンが変わっても同じです。
PowerPointの[スライドの複製]も同じショートカットキー[Ctrl]+[D]が使用できます。
アプリケーション別の操作の違い
ショートカットキー[Ctrl]+[D]は、以下のような操作もできます。
- Excelでは[上のセルの貼り付け]
セルを選択した状態で[Ctrl]+[D]を使用すると、上のセルの値を貼り付けできます。以下の記事内で解説しています。
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複製コマンドの使い方
PowerPointの機能なのですが、ExcelやWordでも使用できます。
Office2003にもある機能です。
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複製コマンド(オブジェクトを移動した位置と同じ間隔で複製)
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図形を選択して、[Ctrl]+[D]を押すと、図形がコピー&ペーストされます。貼り付けられた図形を選択して、位置を決めます。
その後は、[Ctrl]キーを押したまま、[D]キーをポンポン押していくと、同間隔で図形が貼り付けられていきます。
ただし、Wordの場合、2010以降は、コピーはできますが位置は揃いません。
YouTubeの音声はありません。
参考以下は、複製コマンドを活用した事例の記事です。
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