新しいファイル形式は閉じる時に圧縮されサイズが縮小される

新しいファイル形式で保存すると、ファイルサイズが小さくなります。

以下はPowerPointのファイルですが、旧バージョンのファイル形式［.ppt］は780KB、新しいファイル形式［.pptx］は196KBです。

Microsoftによると、最大75％ サイズを削減されるとのことです。

ファイルを閉じる時に自動的に圧縮され、ファイルを開く時に自動的に解凍されるためです。

詳細は、以下のページを参照してください。

Open XML Formats とファイル名拡張子 - Microsoft サポート（Microsoft）

［互換モード］と表示されたら新拡張子に変換

旧拡張子のファイルを開くと、タイトルバーに［互換モード］と表示されます。

以下のページで、新拡張子に変換する方法を解説しています。

簡単に変換できますが、レイアウトの変更が必要になる場合があります。

たた、新機能などは、変換しないと使用できません。

Office2003とOffice2007が混在している場合

また、Office2003とOffice2007が混在している環境では、標準のファイル形式を変更しておくほうが便利な場合もあります。

以下の記事で解説しています。

標準のファイル保存形式を変更する

Office2010でも解説しています。

参考Windowsの一般的な拡張子については、Microsoftのページにまとめられています。

Windows の一般的なファイル名拡張子 - Microsoft サポート（Microsoft）

拡張子は表示する設定にされることをお勧めします。

Excelブック（拡張子XLSX）の実体についても解説しています。

以下は、XLSXをZIPに変更後、コマンドプロンプトでtreeコマンドを使用して展開後のフォルダー構成を表示したものです。

• xl/sharedStrings.xml には、セルの文字情報が保存されています。
• xl/styles.xml には、書式情報が保存されています。
• xl/workbook.xml には、ファイルパスやシート構成などブックに関する情報が保存されています。
• xl/media には、シートに貼り付けられた画像が保存されています。
• xl/worksheets/sheet1.xml には、Sheet1のセルに入力された数値や数式が保存されています。

WordやPowerPointでも同じようにZIPファイルに変換して、内容を確認したり取り出すことができます。

データや書式などの情報がそれぞれXMLファイルに格納されています。情報が分散されているので、情報を取り出して再利用することも可能です。

以下の記事では、ZIPファイルに変換することで画像を取り出す方法を解説しています。

Excelで［シートの保護］や［ブックの保護］のパスワードを解除することもできます。