Wordでは、下のように文章内の一部の文字列を強調するために[傍点]を使うことができます。
その[傍点]の点のみに色を付ける方法です。
傍点の設定
傍点の設定は、傍点を付けたい文字列を選択して、[ホーム]タブの[フォント]グループにある[ダイアログボックス起動ツール]ボタンをクリックします。
[フォント]ダイアログボックスが表示されますので、[フォント]タブの[傍点]から[・]または[、]を選択します。
これで文字列に傍点を付けることができます。
けれども、傍点のみに色を付けることはできません。
文字列に色を付けると、文字列と傍点に色が付きます。
傍点については、傍点(Word2010)でも解説しています。
ルビの設定
傍点にのみ色をつけるには、傍点ではなく、代わりにルビの機能を使います。
傍点を付けたい文字列を選択して、[ホーム]タブの[フォント]グループにある[ルビ]をクリックします。
ルビの編集
[ルビ]ダイアログボックスが表示されます。
ここでルビの編集をします。
ここでは「めいかく」と表示されていますが、これを傍点に変更します。
「・・」を入力します。
ダイアログボックスの下方にあるプレビューで確認して問題がなければ、[OK]ボタンをクリックします。
サイズなどは、任意で変更してください。
下のようになります。
ルビに色をつける
ルビに色を付けるには、まずキーボードから[Alt]と[F9]を押してフィールドコードを表示します。
[Alt]と[F9]は、フィールドコードを表示/非表示にするショートカットキーです。
下のようになります。
この中の「・・」の部分を選択して、色を付けます。
ここでは、赤い色を付けます。
下のようになります。
フィールドコード以外の箇所をクリックすると、見やすくなると思います。
最後にフィールドコードを非表示にします。
キーボードから[Alt]キーと[F9]キーを押してフィールドコードを非表示にします。
参考文書全体をフィールドコードとして表示するには、[Alt]キーと[F9]キーですが、その文字列のみフィールドコードを表示する場合は、文字列にカーソルをおいて、[Shft]キーと[F9]キーです。
関連フィールドコードの設定は面白いですね。
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