Wordでは、Excelのような複雑な計算はできませんが、関数を使用した簡単な計算であればできます。
下のような表があります。
[金額]を求めたいと思います。
数値は半角で入力しています。
注意全角数字では計算ができませんので気を付けてください。
計算式ダイアログボックスの表示
まず、キャンディの金額を求めるセル内でクリックします。
メニューバーの罫線から[計算式]をクリックします。
計算式の入力
自動的に数式が入力されていますが、これは[Backspace]キーで削除します。
下のように半角で[=b2*c2]と入力します。大文字でも小文字でも構いません。
先頭に[=]をつけます。
これは、2行2列目のデータと2行3列目のデータを掛け算するときの式になります。
[OK]ボタンをクリックすると、計算結果が表示されると思います。
計算結果が[0]となった場合は、セル内の数値が全角になっています。
半角に修正してください。
以下の記事で解説しています。
Wordの表のセル参照
Wordの表の場合、セルの参照は下のようになります。
列をアルファベットで表し、左からA、B、C...となります。
行を数字であらわし、上から1、2、3...となります。
同じように他の金額も求めます。
合計の計算の場合は、合計を求めたいセルをクリックして、メニューバーの[罫線]から[計算式]をクリックします。
自動的に下のように表示されますので、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
関数の貼り付け
オートSUMボタンは、罫線ツールバーにもあります。
以下の記事を参照してください。
引数には、[ABOVE]、[BELOW]、[LEFT]、[RIGHT]などを指定できます。
また、[関数の貼り付け]から他の関数を使用することもできます。
再計算
データを変更して再計算する場合は、再計算したいセル内にカーソルを移動して、フィールドを選択した状態(数値がグレーになったとき)で[F9]キーを押します。
注意数値内、あるいは数値の前でクリックするといいです。数値の後ろでクリックしてもグレーにはなりません。
表示形式の設定
表示形式も指定できます。
3桁ごとに桁区切りを入れたい場合などに書式を設定することができます。
[#,##0]は3桁区切りで、0の場合は0を表示します。
詳細は、以下のページを参照してください。
参考Wordの表で計算する方法は、Word2013でも解説しています。
-
Wordの計算表の作り方
Wordでも表のセルに簡単な数式や関数を入力して計算をすることができます。 計算式ダイアログボックスを表示して計算式を入力 [売上件数]の合 ...
関連以下は、表関連のページです。ご参照ください。
-
罫線ツールバーの使い方
表を作成したら、やはり[罫線]ツールバーを表示して使ったほうが便利だと思います。 [罫線]ツールバーの各コマンドボタンについて、解説します。 ...
-
表に一行追加したい時は[Enter]キーや[Tab]キーを使って簡単挿入
表を作成したあと、下へ一行増やす方法です。 [Enter]キーや[Tab]キーを使って、簡単に追加することができます。 行末記号にカーソルを ...
-
キーボードの【+】と【-】で表作成
キーボードの[+]と[-]で簡単に表を作成しましょう。 言語バーの確認 まず、言語バーを確認します。 IMEツールバーは直接入力の状態になっ ...
-
Wordの表の並べ替え(一度に3つの基準を指定できる)
Wordの表でも並べ替えを行うことができます。 下のような表があります。合計の大きい順に並べ替えたいと思います。表内であればどこでもいいです ...
-
見えない罫線(罫線なし罫線)
Wordの罫線の中には、[罫線なし]罫線という印刷されない罫線があります。 何かと便利に使える罫線です。 Wordで下のような表を作成しまし ...
-
表のオートフォーマットで表のスタイルを簡単設定
Wordでは、[表のオートフォーマット]を使うと、簡単に表の書式設定を行うことができます。 表内にカーソルをおいて、[表のオートフォーマット ...
-
表に連続番号を振りたい場合は[段落番号]で
Wordの表に連続番号を振りたい場合がありますね。 そのときの便利な方法です。 列の選択 番号を振りたい列や行を選択します。 ここでは、列を ...
-
表のタイトル行を複数ページに自動表示
Wordで表を挿入した後、一行目を項目行として設定することは多いと思います。 1ページだけであれば問題ないのですが、複数ページになるとページ ...
-
新しい表のスタイルを作成(表の縞模様を1行3列おきに設定)
Wordの表で縞模様は、[縞模様]ダイアログボックスの設定で列方向や行方向の縞の幅は3行、3列まで設定することができます。 たとえば、下のよ ...
以下は、Word2007での解説ですが、他のバージョンでも同じです。