Wordで原稿用紙を作成する方法です。
原稿用紙のスタイルにして1マスに1文字ずつ入力もできますが、標準スタイルの文章を原稿用紙に収めることもできます。
また、便箋のように横線にして印刷することもできます。
Word2007以降であれば同じです。ここではWord2013で解説します。
参考Word2003の場合は、テンプレートを使って作成します。
原稿用紙設定ダイアログボックスの表示
[ページレイアウト]タブの[原稿用紙]グループの[原稿用紙設定]をクリックします。
参考この[原稿用紙の設定]が無効になっている場合は、言語設定が間違っている可能性がありますので、ページレイアウトタブの原稿用紙設定が無効を参照して設定を変更してください。
スタイルの設定
[原稿用紙設定]ダイアログボックスが表示されます。
[罫線]の[スタイル]にある▼ボタン(プルダウンボタン)をクリックして、[マス目付き原稿用紙]を選択して、[印刷の向き]は[横]を選択してみます。
右上にプレビューが表示されるので確認することができます。
[下線付き原稿用紙]を選択すると、下のようになります。
もうひとつ、[外枠付き原稿用紙]も選択することができます。
文字数の設定
[文字数×行数]を[20×10]にすると[袋とじ]は無効になります。
罫線の色の設定
[罫線の色]も自由に変えることができます。
原稿用紙の作成
原稿用紙設定を下のようにして、[OK]ボタンをクリックします。
既定の設定で変更したのは、スタイルの[マス目付き原稿用紙]だけです。
[しばらくお待ちください]というプログレスバーが表示された後、下のような原稿用紙が現れます。
原稿用紙へ入力
1マスに1文字ずつ入力することができます。
フォントサイズは10.5ポイントです。
太字にしたり斜体にしたりはできるのですが、フォントサイズは変更できません。
[Enter]キーを押すと、左の列へ移動します。
原稿用紙に入力した文章を標準スタイルへ
一度、原稿用紙に入力した文章でも、標準スタイルへ戻すこともできます。
[ページレイアウト]タブの[原稿用紙設定]をクリックして、[原稿用紙設定]ダイアログボックスを表示します。
そして、スタイルから[原稿用紙の設定にしない]を選択して、[OK]ボタンをクリックすると、
以下のように標準のスタイルになります。
標準スタイルから原稿用紙へ
反対に標準スタイルの文章を原稿用紙に収めることもできます。
下の文章は、Word2013のサンプル文です。
半角で[=rand()]と入力して[Enter]キーを押しています。
[マス目付き原稿用紙]、[20×20]、[横]を選択してみます。
下のように原稿用紙のマスに文字列を収めることができます。
アルファベットの縦書き
ただ、アルファベットが横になっていますので、これも縦書きにしたいですね。
アルファベットの文字の中にカーソルをおいて、[ホーム]タブの[文字種の変換]から[全角]を選択します。
縦書きにすることができます。
別の方法もあります。
その方法については、以下の記事を参照してください。
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便箋の作成
便箋のように横線にして印刷することもできます。
[原稿用紙設定]ダイアログボックスで、以下のように設定します。
- スタイル:下線付き原稿用紙
- 印刷の向き:縦
- フッター:なし
以下のような用紙ができ上がります。
参考便箋は、段落罫線を使って作成することもできます。
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関連原稿用紙の設定については、既存の文書を原稿用紙設定に(Word2007)でも解説しています。