PowerPointを起動すると、一枚のスライドが表示されます。
そして、そのスライドのレイアウトは、[タイトルスライド]になっています。
これを[白紙]レイアウトに変更する方法です。(本当はこんなことやってほしくないのですが)
PowerPointでスライドショーを作成する際、[白紙]レイアウトとテキストボックスのみで作成される方が多いのは、非常に残念なことです。
私は、PowerPointの便利な機能を使わないなんて、もったいないと思っています。
プレースホルダーを使うと効率よく編集することができます。
以下の記事で解説しています。
- 一括変更が可能
- アウトラインでの変更が可能
- タイトルにアニメーションの設定が可能
- スライドショーの実行時に[Ctrl]+[S]で一覧を表示してスライドへ移動
- 目次の作成
ここでは、例として[白紙]レイアウトで解説しますが、マスターで書式設定したものを保存して起動時に表示することもできます。
PowerPoint起動時のレイアウト
既定では、PowerPointを起動すると下のように[タイトルスライド]が選択されています。
白紙スライドの選択
まず、[白紙]スライドを選択します。
ファイルの種類から[PowerPointテンプレート]を選択
[ファイル]タブから[名前を付けて保存]をクリックします。
[F12]キーを押してもいいです。
参考[F12]は、[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示するショートカットキーです。
[ファイルの種類]から[PowerPointテンプレート(*.potx)]を選択して、[ファイル名]に[blank]と入力して[保存]ボタンをクリックします。
これで次回から起動時には[白紙]のスライドが表示されるようになります。
[白紙]以外のレイアウトでも、上記と同じように設定することができますし、マスターで書式設定したものを保存してもいいですね。
PowerPointでは、[blank.potx]という名前のテンプレートが新規作成として読み込まれます。(PowerPoint2007以降)
参考テンプレートの作成については、以下の記事でも解説しています。
また、起動時の表示モードの変更は、[PowerPointのオプション]で設定することができます。
元に戻すには
元に戻すには、以下フォルダに保存されている[blank.potx]を削除してください。
(環境:Windows7、PowerPoint2010)
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates
[ファイル]タブをクリックして[新規作成]を選択して[マイテンプレート]をクリックしてもテンプレートフォルダを表示することができます。
[個人用テンプレート]の中の[blank.potx]を削除します。
PowerPoint2013以降の保存先
PowerPoint2013以降は、テンプレートの保存先が既定では[C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates]にはなっていません。
[名前を付けて保存]のファイルの種類で[PowerPointテンプレート(*.potx)]を選択すると、以下のフォルダーが開きます。
C:\Users\(ユーザー名)\Documents\Office のカスタム テンプレート
ですが、[blank.potx]を以下のフォルダーに保存することで起動時に読み込まれるようになります。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates
個人用テンプレートの保存先はオプションの設定で変更することができます。以下の記事が参考になると思います。
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個人用テンプレートの保存場所
Windows7のOffice2010をOffice2013にアップグレードしました。 今日、Word2013で自作のテンプレートを使おうと ...
参考PowerPointでテーマを保存する方法は、以下の記事で解説しています。
テンプレートはプレゼンテーション全体を保存しますが、テーマはデザイン情報の保存と思ってください。
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現在のテーマを別のプレゼンテーションに適用するには
PowerPoint2007以降には、全体のデザインを統一するためにテーマという機能があります。 テーマには配色や背景のデザインなどが含まれ ...
プレースホルダーについて理解を深めていただきたいので、以下の記事をリンクしておきます。
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プレースホルダーを活用してプレゼンテーションを効率よく作成
PowerPointでスライドを作成するとき、プレースホルダーを使っていますか? プレースホルダーという名前を聞いたこともない、テキストボッ ...