Word 2019

Wordのページ設定と印刷オプションの設定

投稿日 2022年6月29日   更新日 

ページ設定とは、用紙サイズや用紙の向き、余白、文字方向などの文書全体の書式設定のことです。

ページ設定は、文書を完成させてから変更することもできますが、書式などが決まっている場合は、文書の作成前にページ設定をしておくと全体のイメージがつかみやすくなります。

後からページ設定を変更すると、レイアウトなどが崩れて二度手間になってしまうことがあります。

[レイアウト]タブと[ページ設定]ダイアログボックス

[レイアウト]タブの[ページ設定]グループのコマンド

ページ設定に関するコマンドは、[レイアウト]タブの[ページ設定]グループにまとめられています。

文字数と行数などの詳細設定は、[ページ設定]ダイアログボックスを表示しないとできませんが、主な設定は[レイアウト]タブから行うことができます。

[レイアウト]タブの[ページ設定]グループのコマンド

参考Word 2013までは、[ページレイアウト]タブとなっています。

Word 2013の[ページレイアウト]タブ

用紙サイズの選択

用紙サイズは、文書作成前に選択されることをおすすめします。

既定は[A4]です。

完成後に変更すると、レイアウトが崩れたり、改ページの位置も変わったりします。

用紙サイズは、プリンターにより異なります。

A3サイズは印刷できないプリンターでも、自動縮小によって印刷できるものもあります。

メニューの最後にある[その他の用紙サイズ]を選択すると、[ページ設定]ダイアログボックスが表示されます。

[レイアウト]タブの[サイズ]メニュー

文字列の方向(横書き/縦書き)

横書きか縦書きは先に決めておきます。既定は[横書き]になっています。

[レイアウト」タブの[文字列の方向]

縦書きを選択すると、[印刷の向き]が自動的に[横]になります。

縦書きで印刷の向きも縦にしたい場合は、印刷の向きを先に決定しておきます。

たとえば、大きな2文字を縦書きで印刷したい場合です。

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また、縦書きの場合は数字やアルファベットの表示に気をつける必要があります。

アルファベットは後で修正もできますが、全角で入力するようにすると効率的です。

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印刷の向きを設定

縦(縦長で使用)か、横(横長で使用)を選択します。

既定は[縦]になっています。

[レイアウト]タブの[印刷の向き]

余白の設定

余白は、文字数や行数にも影響します。

一覧から選択してもいいですが、数値を入力して設定したい場合は一番下にある[ユーザー設定の余白]をクリックします。

[レイアウト]タブの[余白]メニュー

[ページ設定]ダイアログボックスの[余白]タブが表示されます。

上下左右に任意の数値を指定します。

[ページ設定]ダイアログボックスの[余白]タブ

フチなし印刷をする場合は、上下左右とも[0]にしますが、フチなし印刷はプリンターの設定にもよります。

[0]にすると、以下のメッセージウィンドウが表示されます。

一部の余白が印刷可能なページ範囲の外に設定されています。余白を印刷可能な範囲内に移動してください。

上下左右の余白を[0]にした時のメッセージウィンドウ

[修正]をクリックすると、以下のようになります。表示された数値より小さい値を設定した場合は、印刷時に毎回、メッセージウィンドウが表示されるようになります。

メッセージウィンドウで[修正]を選択したときの余白の数値

余白が小さすぎます。コンテンツの一部が印刷されない可能性があります。印刷を続けますか?

[余白が小さすぎます]のメッセージウィンドウ

特別な場合を除いて、通常の文章であれば、余白はある程度あったほうがいいと思います。

参考以下のページでは、用紙いっぱいにマス目の方眼紙を印刷する方法を紹介しています。

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1行の文字数と行数を設定

文字数と行数の設定は、[ページ設定]ダイアログボックスで行います。

[レイアウト]タブの[ページ設定]グループにある[ダイアログボックス起動ツール]ボタンをクリックします。

[レイアウト]タブの[ページ設定]グループにある[ダイアログボックス起動ツール]ボタン

[ページ設定]ダイアログボックスの[文字数と行数]タブ

文字数と行数の指定は、[ページ設定]ダイアログボックスの[文字数と行数の指定]の4つの選択肢から選びます。

この選択肢によって、文字数と行数の設定内容が変わります。

既定では、[行数だけを指定する]が選択されています。

参考[ページ設定]ダイアログボックスは、ルーラーをダブルクリックして表示することもできます。

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標準の文字数を使う

文字数と行数はWordが自動的に決定され、どちらもカスタマイズはできません。

[文字数と行数の指定]の[標準の文字数を使う]

[標準の文字数を使う]を選ぶと、ページ全体の行数を優先してレイアウトが決まるため、行間が自動的に詰まります。

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文字数と行数を指定する

文字数も行数も指定できます。また、[標準の字送りを使用する]が有効になります。

文字数と行数の括弧内の数字は、用紙サイズ、印刷の向き、余白などの設定によって変化します。

括弧内の数値は、この範囲内で指定可能という意味です。

[文字数と行数の指定]の[文字数と行数を指定する]

文字数と字送り、行数と行送りは連動して増減します。

文字数を増やすと、字送りは小さくなります。

行数を増やすと、行送りは小さくなります。

ページ設定]ダイアログボックスの[文字数]と[行数]

行数だけを指定する(既定)

既定では、[行数だけを指定する]が選択されています。

行数だけを指定して、文字数は決められません。

Wordの標準設定は、文字数は[40](1行の文字数)、行数は[36](1ページあたりの行数)です。

[文字数と行数の指定]の[行数だけを指定する]

参考数行が2ページに移動した場合などは、行数を指定して1ページに収めることができます。

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原稿用紙の設定にする

文字数も行数も指定できますが、文字の配置は原稿用紙のようになります。

[字送り]と[行送り]は無効になります。

[文字数と行数の指定]の[原稿用紙の設定にする]

文字数[15]、行数[23]にして、グリッド線を有効にすると、

[原稿用紙の設定にする]を選択したときの[文字数]と[行数]

1マスに1文字ずつ入力できるようになります。中央揃えや右揃えなどのコマンドは無効になります。

[原稿用紙の設定にする]を選択してグリッド線を表示した文書

上の画像は、分かりやすいように文字グリッド線と行グリッド線を有効にしています。

[グリッドとガイド]ダイアログボックス

この[原稿用紙の設定にする]機能については、以下の記事内で解説しています。

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文字の配置が原稿用紙のようになるというだけで、原稿用紙を印刷できるわけではありません。また、グリッド線は印刷できません。

参考原稿用紙の印刷は、[レイアウト]タブの[原稿用紙の設定]コマンドから行います。1マスに1文字ずつ入力して原稿用紙のまま印刷できます。

[レイアウト]タブの[原稿用紙の設定]

原稿用紙の作成(下線付きで便箋風にも設定)

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印刷に関するオプション設定

文書を印刷するには、Backstageビューの[印刷]で設定を選択して印刷します。

[印刷]では、ページを指定したり、拡大縮小印刷などの設定ができます。

Backstageビューの[印刷]

ショートカットキー[Ctrl]+[P]を使用すると、Backstageビューの[印刷]を表示できます。

キーボード[Ctrl]+[P]

以下の記事では、A4用紙に縮小して1枚に4ページ印刷する方法を解説しています。

A4サイズで作成した文書を縮小して1枚に4ページ印刷する方法

A4サイズで作成した文書を縮小して、A4用紙に縮小して1枚に4ページ(2ページ)印刷したいということがあります。 配布用やメモ用にA6サイズ ...

ページ番号を指定して印刷する方法は、以下の記事で解説しています。

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[Wordのオプション]ダイアログボックスの表示

[Wordのオプション]ダイアログボックスにも、印刷に関する設定が多く用意されています。

[Wordのオプション]ダイアログボックスを表示するには、[ファイル]タブの[オプション]をクリックしてもいいのですが、キーボードから[Alt]→[F]→[T]の順に押すことでも表示できます。

キーボード[Alt]→[F]→[T]

[表示]と[詳細設定]タブの印刷に関する設定について解説します。

印刷時に普段と異なる状態になった場合は、オプションの設定を確認してみてください。

また、オプションの設定は、すべての文書に適用されるため、一時的に変更した場合は元に戻すことも忘れないようにしてください。

[表示]タブの[印刷オプション]

[Wordのオプション]ダイアログボックスの[表示]タブです。既定の設定です。

印刷に関するオプションは[印刷オプション]にまとめられています。

[Wordのオプション]ダイアログボックスの[表示]タブ

[ページ表示オプション]の[蛍光ペンを表示する]をオンにすると、画面上と印刷結果に蛍光ペンが表示されます。印刷したくない場合は、オフにします。

蛍光ペンを使ってマーキングするには(一括設定・一括置換)

Wordには、[蛍光ペン]という文字列をマーキングできる機能があります。[ハイライト]とも呼ばれています。 書式設定と同じ操作で、文字列を選 ...

以下は、[印刷オプション]の設定です。

[詳細設定]タブの[印刷]

[Wordのオプション]ダイアログボックスの[詳細設定]タブにも印刷に関する設定があります。

以下は既定の設定です。

あまり変更する箇所ではないと思いますが、設定のオン/オフに気がつかないこともあります。

印刷時に意図しない状態になった場合は、既定の設定に戻してみてください。

[次の文書を印刷するとき]のように文書を指定できる場合は、その文書に限定した設定になります。

[Wordのオプション]ダイアログボックスの[詳細設定]タブ

主なものだけ記しておきます。

  • 下書き印刷する
    オンにすると、文書の書式や画像などが印刷されません。プリンターによってはできないこともあります。
  • バックグラウンドで印刷する
    バックグラウンド印刷を実行すると、文書の印刷中も作業を続行できます。このオプションをオンにすると、印刷速度が低下する可能性があります。(情報マークをポイントした時に表示されるポップヒントより)
  • ページの印刷順序を逆にする
    オンにすると、最後のページから順番に印刷されます。

参考画像だけが印刷できないというトラブルのとき、[バックグラウンドで印刷する]のチェックボックスをオフにして解決したことがあります。

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