ピボットテーブルを簡単に作成するには［おすすめピボットテーブル］

Excel2013には、［挿入］タブの［テーブル］グループに［おすすめピボットテーブル］というボタンがあります。

おすすめグラフと同じようにとても便利なものです。

これまで、ピボットテーブルにあまり親しんで来なかった方でも、簡単に分析結果を求めることができると思います。

おすすめピボットテーブル

下のように作成した表があります。

［挿入］タブの［テーブル］グループにある［おすすめピボットテーブル］をポイントします。

ポップヒントには、下のように記されています。

ピボットテーブルの元データとなるデータ内のセルをアクティブにします。

そして、［おすすめピボットテーブル］をクリックします。

自動的にデータが選択され、おすすめピボットテーブルが10個表示されます。

データによっては、10個より少ない場合もあります。

下へスクロールすると、自動作成されたさまざまなピボットテーブルをプレビューで確認できます。

プレビューで確認後作成

［おすすめピボットテーブル］の中の1つのピボットテーブルをシートへ挿入します。

作成する方法は、2つあります。

目的のピボットテーブルをダブルクリックするか、またはピボットテーブル選択した状態で［OK］ボタンをクリックします。

すぐに新しいシートにピボットテーブルが作成されます。

行や列、値領域にフィールドを移動したりしなくてよいので効率的ですね。

ピボットテーブルを作成してみないと分かりづらい部分もあるので、いくつかのピボットテーブルを作成してみるといいと思います。

この後、ピボットグラフを作成したり、レイアウトを変更するには、多少学習しないと思い描くような完成形はできないかもしれません。

ピボットテーブルは、分析ツールとしては最強ツールですから、少しずつでも学習して身につけていってください。

参考Microsoft 365のExcelでは、［ホーム］タブの［分析］グループに［データ分析］というコマンドがあります。

自動でピボットテーブルなどを使って分析してくれる機能です。

Excel365の「ホーム」タブの「データ分析」を使って自動分析

もし、ピボットテーブルが思うように作成できない場合は、元となっているデータ（表）に問題があるかもしれません。

以下の記事を参考に原因を探ってみてください。ヒントになるものがあるかもしれません。

ピボットテーブルを通常の表に変換するには

ピボットテーブルを作成したけど、ピボットテーブルではなく通常の表に変換したいと思うこともあると思います。

コピーと貼り付けで行うことができます。

以下は、［おすすめピボットテーブル］から機種別の売上額のピボットテーブルを選択して作成します。

ピボットテーブルを範囲選択します。

ピボットテーブルが大きい場合は、ショートカットキーを使用すると効率的です。

ピボットテーブルの空白でないセルを選択して［Ctrl］+［A］を押します。または、［Ctrl］+［Shift］+［*］を使用します。

［ホーム］タブの［クリップボボード］グループの［コピー］をクリックします。

［コピー］の方法は、ショートカットキー［Ctrl］+［C］などでもOKです。

貼り付け先のセルを選択して、［ホーム］タブの［クリップボード］グループの［貼り付けオプション］から［値］を選択して貼り付けします。

ピボットテーブルのデータだけを貼り付けることができます。

キーボードで操作するなら、［アプリケーション］→［V］です。

［アプリケーション］キーがない場合は、［Shift］+［F10］でショートカットメニューを表示できます。

Microsoft 365 バージョン 2308 (ビルド 16731.20170) 以降では、Excelの値の貼り付けのショートカットキーが使用できます。

［Ctrl］+［Shift］+［V］です。

もし、以下のようにレイアウトされたピボットテーブルであれば、［値と元の書式］を選択した場合が良いかもしれません。

ただ、セルの幅やスタイルなどはコピーされませんので、必要であれば設定してください。

［貼り付けオプション］はコマンドをポイントするだけで、リアルタイムプレビューで結果を確認できます。

まず、ポイントして確認してみてください。

参考テーブルを解除する場合は、［範囲に変換］をクリックします。テーブルとピボットテーブルは異なります。

Excel2013では、PowerPivotというセルフBIツールも使用することができます。

また、ピボットテーブルを作成する際は、データソースにテーブルを適用しておくと、後々便利です。

ピボットテーブルのデータはテーブルを適用しておくと便利（Excel2013）

ピボットテーブルとピボットグラフを同時に作成することもできます。

アンケートもピボットテーブルを使うと、簡単に集計することができます。

関連以下は、ピボットテーブルに関するExcel2013で解説している記事です。

他バージョンでもピボットテーブルに関する記事をアップしています。

Excel2013以降は、テーブル間でリレーションシップを設定してピボットテーブルを作成することができます。