Windows 11

専用アプリを使用しないでPDFファイルを分割・結合するには

投稿日 2024年9月6日   更新日 

複数ページのPDFファイルを分割して特定ページのみを保存したい場合は、Microsoft Edgeで開いて[Microsoft Print to PDF]や[PDFとして保存]を使用すると便利です。

また、複数のPDFファイルを結合するには、各ファイルをスクリーンショットして画像として保存し、その複数の画像を[Microsoft Print to PDF]で出力します。

Wordがあれば、各PDFファイルをWordで開いて保存し、Wordで編集したり結合したりして、再度、PDFファイルにすることもできます。

Microsoft Print to PDFの[印刷]

PDFファイルのページ分割

複数のPDFファイルのうち、1枚に署名して、その1枚のみを返送しなければならない場合があります。

PDFファイルは、Microsoft Edgeで開くことができますので、開いたら[印刷]設定からページを指定して出力することができます。

Microsoft Edgeの[印刷]の[プリンター]には、[Microsoft Print to PDF]と[PDFとして保存]の2つがありますが、どちらを選択しても出力できます。

PDFファイルをMicrosoft Edgeで開く

PDFファイルをMicrosoft Edgeで開きます。

既定になっているのであれば、ダブルクリックで表示できます。

もし、他のアプリが既定として紐づけされているのであれば、右クリックして[プログラムから開く]で[Microsoft Edge]を指定します。

(以下の画像は、Microsoft Edgeが既定になっています。)

ショートカットメニューの[プログラムから開く]-[Microsoft Edge]

手描き署名

Microsoft Edgeでは、[手書き]ボタンから色と太さを指定して、ペンで書きこむことができます。

以下の画像のMicrosoft Edgeのバージョンは、143.0.3650.96 です。

Microsoft EdgeでPDFを開いて[手書き]でサイン

詳細は、以下の記事で解説しています。

EdgeでPDFに注釈・マーカー・コメントを追加して保存する方法

Microsoft Edgeでは、PDFファイルを開いて、注釈やコメントを追加したり、マーカーを使用してテキストをハイライトすることができま ...

[印刷]設定

ツールバーの右側にある[印刷]をクリックします。

Microsoft Edgeの[印刷]

ショートカットキーは、[Ctrl]+[P]です。

キーボード[Ctrl]+[P]

[Microsoft Print to PDF]で出力

[プリンター]から[Microsoft Print to PDF]を選択して、[ページ]には分割して出力したいページ番号を入力します。

[印刷]ボタンをクリックします。

Microsoft Print to PDFの[印刷]

[印刷結果を名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されますので、[ファイル名]を付けて[保存]ボタンをクリックします。

[印刷結果を名前を付けて保存]ダイアログボックス

[PDFとして保存]で出力

Microsoft Edgeの[プリンター]の選択肢には、[PDFとして保存]というのもあります。

これを選択して出力してもかまいません。

印刷設定[プリンター]の中の[PDFとして保存]

[PDFとして保存]を選択すると、[名前を付けて保存]ダイアログボックスの[ファイル名]には自動的にファイル名が表示されます。

[名前を付けて保存]ダイアログボックス

また、右上にダウンロードのポップが表示されます。

[ファイルを開く]をクリックして保存したPDFファイルを表示することができます。

ダウンロードのポップ

複数のPDFファイルを結合

複数のPDFファイルを結合することもできます。

ただ、結合する場合は、分割するより少し手間がかかります。

結合したいページのスクリーンショットを撮って、その複数のスクリーンショットの画像を[Microsoft Print to PDF]で出力します。

スクリーンショットを撮る方法は、いろいろありますが、[Snipping Tool]が便利だと思います。

まず、スクリーンショットしたいPDFファイルを表示しておきます。

PDFをスクリーンショットして画像として保存する方法

先に Snipping Tool を起動してスクリーンショットを撮って保存してもいいですし、[PrintScreen]キーでスクリーンショットコントロールバーを表示して撮影してもかまいません。

Snipping Toolで撮ったファイルは、自動的に保存されるようになっています。

Snipping Toolでスクリーンショットを保存する

Snipping Toolを起動します。

タスクバーの検索ボックスに[sni]まで入力すると、[Snipping Tool]がヒットすると思います。

スタートの[Snipping Tool]

画面上部にSnipping Toolの設定ウィンドウが表示されます。

[カメラ]と[切り取りモード]の[四角形]を選択します。

Snipping Toolの設定ウィンドウ

[切り取りモード]をクリックして展開すると、[四角形]が選択されているのを確認できます。

[切り取りモード]の[四角形]

[新規]ボタンをクリックします。

Snipping Toolの設定ウィンドウの[新規]

表示していたPDFファイルの保存したいページ、または箇所をドラッグします。

PDFファイルをドラッグ

マウスから指を離すと、すぐにSnipping Toolが起動します。

右上の[名前を付けて保存]をクリックします。

Snipping Toolの[名前を付けて保存]

ショートカットキーは、[Ctrl]+[S]です。

キーボード[Ctrl]+[S]

[名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されますので、分かりやすいファイル名と場所を指定して保存します。

[名前を付けて保存]ダイアログボックスのファイル名

同じように別のPDFファイルも表示して、スクリーンショットして画像を保存します。

スクリーンショットコントロールバーを表示して保存

Windows 11 では、キーボードの[PrintScreen]キーを押すと、画面上部にスクリーンショットコントロールバーが表示されます。

キーボード[PrintScreen]キー

Snipping Toolのスクリーンショットコントロールバー

四角形モードを選択して、ドラッグします。

スクリーンショットを撮ってSnippingを起動

これだけで、スクリーンショットした画像は、既定のフォルダーに保存されています。

以下のどちらかの場合が多いですが、Snipping Toolの設定から確認してください。

C:\Users\ユーザー名\OneDrive\画像\スクリーンショット

C:\Users\user\Pictures\Screenshots

Snipping Toolの自動保存のオン/オフの設定については、以下で解説しています。

設定から保存先を開いたり、変更することもできます。

スクリーンショットを自動保存する

PNG画像を選択して[画像の印刷]を表示

保存した画像(PNGファイル)を選択します。そのまま右クリックします。

ショートカットメニューから[その他のオプションを確認]をクリックします。

この時、先頭ページにしたい画像で右クリックして操作すると、[画面の印刷]で先頭ページになります。

ショートカットメニューの[その他のオプションを確認]

そして、[印刷]をクリックします。

ショートカットメニューの[印刷]

参考[Shift]キーを押したまま右クリックすると、すぐに上記ショートカットメニューを表示できます。

従来の右クリックメニューを表示するには

ファイルの左上のチェックボックスは、[項目チェックボックス]です。

Windows 11の項目チェックボックス

[画像の印刷]で[Microsoft Print to PDF]を選択して出力

[画像の印刷]ダイアログボックスが表示されます。

[プリンター]から[Microsoft Print to PDF]を選択して、[フルページ写真]を選択して[印刷]をクリックします。

[画像の印刷]ダイアログボックスの[プリンター]-[Microsoft Print to PDF]

[印刷結果を名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されますので、ファイル名を付けて[保存]ボタンをクリックします。

[印刷結果を名前を付けて保存]ダイアログボックス

出力されたPDFファイルを開くと、横に寝た形になっていますが、[回転]ボタンをクリックすると、

Microsoft Edgeの[回転]ボタン

以下のようになり、正常表示になります。

正常表示になったPDFファイル

参考Microsoft Print to PDFは、写真などを印刷する時も便利です。

写真・Webページ・メモ帳などをPDFとして保存するには[印刷]から

WordやExcelなどのMicrosoft Officeで作成したものであれば、[名前を付けて保存]からPDFファイルとして保存することが ...

Microsoft Print to PDFを削除してしまった場合は、復活させることができます。

[Microsoft Print to PDF]を削除してしまった!復活させるには

Windowsには、[Microsoft Print to PDF]というさまざまなファイルをPDF化できる仮想プリンターが標準で搭載されて ...

WordでPDFファイルを開いて結合

PDFファイルは、Wordで開いて編集することができます。(Word 2013以降)

なので、結合したいPDFファイルをそれぞれWordで開いて保存して、その後、1つのファイルを開いて、他のWord文書で保存したファイルをコピーして貼り付け、再度、PDFファイルに変換してもいいと思います。

すべてのPDFファイルがWordで正常に表示できるとは限りませんが、一度試してみてください。

Wordを起動して、[開く]ボタンをクリックします。

クイックアクセスツールバーの[開く]ボタン

[ファイルを開く]ダイアログボックスが表示されますので、目的のPDFファイルを選択して[開く]ボタンをクリックします。

[ファイルを開く]ダイアログボックス

以下のメッセージウィンドウが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

PDFから編集可能なWord文書に変換します。この処理には、しばらく時間がかかる場合があります。変換すると、Word文書はテキストが編集しやすくなるように最適化されるため、元のPDFとまったく同じ表示にはならない場合があります。特にグラフィックが多く使われている場合に、そうなる可能性が高くなります。

メッセージウィンドウ

Wordで開いて文書を保存します。

キーボードから[F12]キーを押すと、[名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されます。

キーボード[F12]キー

分かりやすい名前を付けて保存します。

[名前を付けて保存]ダイアログボックス

他のPDFファイルも同じようにしてWord文書にします。

Word文書にしたら、後は自由に切り取ったり、貼り付けしたりして、まとめることができると思います。

また、Wordには[グループ文書]という機能もあります。

グループ文書とは、複数の文書をグループ化して1つの文書のように扱うことができる機能です。

アウトライン表示の[グループ文書]グループの[挿入]

グループ文書については、以下の記事で解説しています。

グループ文書とサブ文書は[アウトライン]表示モードで操作

グループ文書とは、複数の文書をグループ化して1つの文書のように扱うことができる機能です。 グループ化すると、検索や置換作業をまとめて行うこと ...

Word文書をPDFファイルとして出力

Word文書をPDFファイルとして出力するには、[Microsoft Print to PDF]以外にも[名前を付けて保存]ダイアログボックスから作成することもできます。

PDFを作成・保存する方法まとめ(Word・Excel・PowerPoint・Access)

Word、Excel、PowerPointなどでは、名前を付けて保存する時にPDFファイルを作成することができます。 これは、Office ...

また、Wordであれば、パスワード付きのPDFファイルを作成することもできます。

WordのPDF保存でパスワードを設定する方法[暗号化オプション]

Word 2010からPDFを作成する時、パスワードを付けることができるようになっています。 PDF作成時に[オプション]ダイアログボックス ...

参考PDFファイルの表などは、Wordで開いてExcelで編集することもできます。

PDFファイルの表はWordで開いてExcelで編集

PDFファイルの表を編集したい場合の方法です。 例えば、Excelで作成した表をPDFファイルとして保存したとします。その後、編集が必要にな ...

PDFファイルをWordで開いても画像として認識される場合がありますが、文字認識は、Snipping Toolでもできます。

Snipping Toolの文字認識機能(個人情報の黒塗りもできる)

Windows 11のSnipping Toolに文字認識機能が追加されました。 スクリーンショットを撮って、その中のテキストを自動認識して ...

Excel2021とMicrosoft 365のExcelであれば、Power QueryでPDFファイルを取り込むことができます。

PDFファイルのデータをPower Queryでワークシートにインポート

Excel 2021以降とMicrosoft 365のExcelでは、PDFファイルをPower Queryを使って取り込むことができます。 ...

また、Microsoft 365のExcelには、画像からデータを読み込む機能が追加されています。

Excelに画像からデータを読み込む機能が追加された

Microsoft 365のExcel[データ]タブの[画像から]

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