Microsoft Edgeでは、PDFファイルを開いて、そのファイルにコメントを追加したり、マーカーでマーキングしたりすることができます。
また、注釈などを追加したPDFファイルは、そのまま保存することもできます。
ここでは、バージョン95.0.1020.40で解説します。
PDFファイルをMicrosoft Edgeで開く
PDFファイルを開くアプリケーションがMicrosoft Edge以外にインストールされていれば、PDFファイルをダブルクリックするとそのアプリケーションで表示されるかもしれません。
Microsoft Edgeで開けない場合は、以下の方法で開くことができます。
PDFファイルで右クリックします。
ショートカットメニューから、[プログラムから開く]を選択して、[Microsoft Edge]を選択します。
もし、PDFファイルを常にMicrosoft Edgeで開くようにしたいのであれば、以下の記事を参照してください。
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写真をフォト以外のアプリケーションで開きたい
Windows10で写真をクリックすると、既定では[フォト]が起動します。 これを[フォト]以外のアプリで起動する方法です。 写真を[フォト ...
PDFファイル上部のツールバー
Microsoft EdgeでPDFファイルを開くと、以下のように上部にツールバーが表示されます。
このツールバーを使用してPDFファイルに手書きの注釈を追加したり、マーキングすることができます。
ツールバーの各ボタンは、ポイントすると名前が表示されます。ポップヒントにはショートカットキーが表示されるものもあります。
[ページ表示]のボタンは、PDFファイルが複数ページの時のみ有効になります。
手書き文字の追加と強調表示
ツールバーの[手書き]と[強調表示]を使って、PDFファイルに注釈を追加することができます。
手書き文字の入力
[手書き]ボタンの▼をクリックして、色と大きさを選択します。
以下のように手書き文字を入力できます。
終了するには、再度、[手書き]ボタンをクリックします。
参考Microsoft Edgeの[数式ソルバー]を使用すると、手描きで数式を描いて、範囲選択すると計算してくれます。
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数式ソルバーは手描きの数式も認識される
Microsoft Edgeには、[数式ソルバー]という機能があります。 [数学キーボード]を使用してテキストボックスに数式を入力して、解を ...
強調表示(マーカーでハイライト)
ツールバーの[強調表示]ボタンを使うとマーカーでハイライト表示ができます。
まず、[強調表示]ボタンの▼をクリックして、色を選択します。
好みの色でマーキングすることができます。
注釈やマーキングが終わったら、[保存]ボタンをクリックします。
[上書き保存]か[名前を付けて保存]を選択してください。
追加した注釈やマーカーの削除
追加した文字や、強調表示のマーキングを削除する場合は、[消去]ボタンを使用します。
クリックしたり、ドラッグで消去できます。
ドラッグでミニメニューを表示
PDFファイル内のテキストをドラッグすると、ミニメニューが表示されます。
ミニメニューには、以下の4つのコマンドが表示されます。
テキストのコピーができるのも便利ですね。
ただし、PDFファイルでも、画像となっているものは以下のメニューは表示されません。
- コピー
- ハイライト
- コメントを追加する
- その他のアクション
ミニメニューでは[ハイライト]となっていますが、ツールバーの[強調表示]と同じです。
すでに選択しているので、ハイライトの色を選択するだけでマーキングすることができます。
[その他のアクション]をクリックした時のメニューは、以下のようになります。
- ハイライト
- コメントを追加する
- コピー
- Webで(選択文字列)を検索する
- (選択文字列)については、サイドバーでBingを検索してください
- 印刷
- ここから音声で読み上げる
- 選択範囲を日本語に翻訳
- 時計回りに回転
- 反時計回りに回転
- 開発者ツールで調査する
参考ミニメニューが表示されない場合は、設定を確認してください。
ウィンドウの右上にある[設定など]ボタンをクリックします。ショートカットキーは、[Alt]+[F]です。
メニューから[設定]をクリックします。
[外観]タブの[ショートカットメニュー]にある[PDFでテキストを選択したときにミニメニューを表示する]をオンにします。
参考バージョン 98.0.1108.50 では、以下のようになっています。もっと以前のバージョンから変わっていたかもしれません。
[テキストを選択したときにミニメニューを表示する]をオンにします。
コメントを追加する
手書きの注釈やマーカー以外にも、付箋紙のようにコメントを追加することもできます。
コメントの追加は、ミニメニューから表示します。
[コメントを追加する]をクリックすると、以下のような黄色の付箋が表示されます。
文字を入力した後、右下の[保存]ボタンをクリックします。
コメントを保存後は、以下のようになります。
コメントの箇所をポイントすると、ポップで入力されたメモを読むことができます。
クリックすると、また付箋紙が表示されます。
コメントを開いたままだとPDFファイルの保存ができませんので、保存時は必ず閉じてください。
コメントの編集と削除
コメントを編集、削除する場合は、コメントの右上にある[…]をクリックします。
[削除]と[編集]メニューが表示されます。
コメントの削除は、ツールバーの[消去]ボタンを使ってもできます。
参考ツールバーにある[音声で読み上げる]機能も楽しいですよ。
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Webページもキャプチャして、メモを追加できます。
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Webページをキャプチャ(画像として保存)して手描きのメモも追記
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また、WordやExcelなどは、[名前を付けて保存]からPDFファイルとして保存できます。
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