ファイルのパスをコピーする方法です。
いろいろなやり方がありますが、ここでは、Windowsの機能を使ったファイルのパスをコピーする方法を紹介します。
メール本文にファイルのパスを貼り付けてやり取りすると、メールのサイズも小さくすることができます。
できるだけ、メールに添付する方法は避けたいですね。
また、フォルダー内のファイルのリスト一覧を作成する場合も便利です。
この記事の目次
ファイルを[Shift]キーを押しながら右クリック
ファイルを[Shift]キーを押しながら右クリックします。
ショートカットメニューに[パスとしてコピー]というメニューが現れます。
(Windows8、Windows10、Windows11では[パスのコピー]となっています。)
便利ですね!
[Shift]キーを押した時にのみ表示されるメニューは、以下のとおりです。
- 編集
- 読み取り専用で開く
- 保護されたビューで開く
- スタートメニューに表示する
- パスとしてコピー
このメニューを見て、[パスとしてコピー]以外にも、これは便利だと思うものがあるかもしれないですね。
[Shift]キーを押さないときの右クリックのショートカットメニューです。
上の画像と比べてみてください。
参考Windows11では、[Shift]キーを使わないでも表示されるようになっています。
ナビゲーションウィンドウでの操作
ナビゲーションウィンドウでも[Shift]キーを押したまま右クリックすると、[パスとしてコピー]が現れます。
参考[Shift]キーを押したまま右クリックすると、ショートカットメニューの中に[読み取り専用で開く]があります。しかし、[読み取り専用で開く]をクリックしても読み取り専用にはなりません。
もし、Excelで読み取り専用で開くことが多いのであれば、クイックアクセスツールバーに[読み取り専用の設定/解除]ボタンを追加登録されることをお勧めします。
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キーボードから操作するには
キーボードからショートカットメニューを表示するには、[Shift]+[F10]を使用します。
[Shift]+[F10]を使用すると、[Shift]キーを押して右クリックした時と同じメニューを表示できます。
または、[Shift]+[アプリケーション]を使用します。キーボードによっては、[アプリケーション]キーがないものもあります。
[パスとしてコピー]の横に(A)と表記されていますので、ショートカットメニューを表示した後は、[A]キーを押します。
コマンドの横に表示されているアルファベットは、アクセスキーと呼ばれるものです。
参考[Shift]+[F10]と[アプリケーション]キーは、ショートカットメニューを表示するキーです。ただ、[アプリケーション]キーは[Shift]キーと一緒に押さないと、[パスとしてコピー]コマンドは表示されません。
Windows 11ではショートカットキーが追加
Windows 11のバージョン22H2では、[パスのコピー]のショートカットキーが追加されています。
ファイルを選択した状態でショートカットキー[Ctrl]+[Shift]+[C]を使用するだけでパスのコピーができます。
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フォルダー内の複数ファイルのパスをまとめてコピー
この機能が便利なのは、複数のファイルのパスをコピーできることです。
拡張子もコピーされます。拡張子を表示する設定をしていない場合でも、コピーされます。
以下は、1つのフォルダー内のすべてのファイルを選択しています。
すべてのファイルを選択するには、ショートカットキー[Ctrl]+[A]を押すと便利です。
そして、[Shift]キーを押して、右クリックします。ショートカットメニューから[パスとしてコピー]をクリックします。
Windows 11の場合は、[Shift]キーを押す必要はありません。
Excelを起動して、ワークシートに貼り付けします。
フォルダー内のファイルのリストを作成できます。
ファイル名のみにしたければ、[Ctrl]+[H]で[検索と置換]ダイアログボックスを表示して、パスの部分のみ置換するとスッキリします。
[検索する文字列]にパスの部分を貼り付けして、[すべて置換]をクリックします。
メッセージウィンドウが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
以下のようにファイル名のみのリストになります。
参考サブフォルダー内のファイルを表示して、まとめてコピーすることもできます。
ファイルを開くには
ファイルのパスは、[ファイルを開く]ダイアログボックスの[ファイル名]ボックスにパスを貼り付けて[開く]ボタンをクリックすると、ファイルを開くことができます。
[ファイルを開く]ダイアログボックスを開くショートカットキーは、[Ctrl]+[O]です。
Office2013以降で[Ctrl]+[O]で[ファイルを開く]ダイアログボックスを表示するには、オプションの設定が必要です。
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参考Windows 10では、[Windows]+[V]でクリップボードの履歴を表示できるようになっています。
Windows 11では、[テキストとして貼り付け]コマンドも追加されています。
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アドレスバーで右クリック(アドレスをテキストとしてコピー)
エクスプローラーの場合は、アドレスバーの中で右クリックして、[アドレスをテキストとしてコピー]をクリックしても取得することができます。
注意[アドレスのコピー]を選択すると、そのフォルダーをコピーすることになります。
デスクトップなどにフォルダーごと貼り付けたい場合は、こちらを選択します。
Windows 11のショートカットメニューは、[住所をコピー][住所の編集]と表記が変更されています。(2023年9月のバージョンアップ以降)
追記:また[アドレスをコピー]と[アドレスの編集]になっています。(バージョン 23H2)
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