印刷はBackstageビューでまとめて設定（プリンター・ページ設定・プレビュー）

［ファイル］タブをクリックしてBackstageビューを表示します。

左のメニューから［印刷］をクリックします。

1つの画面で［プリンターの印刷設定］と［ページの印刷設定］と［印刷プレビュー］が表示されます。

印刷イメージを確認しながら、［設定］で印刷部数、プリンターの選択、印刷範囲、ページの指定、印刷の向きやサイズなどの設定ができます。

Backstageビューの［印刷］タブは、かなり分かりやすいと思います。

Backstageビューの［印刷］を表示するには

Backstageビューの［印刷］タブを表示するには、［ファイル］タブをクリックして［印刷］をクリックしてもいいのですが、ショートカットキーや、クイックアクセスツールバーから操作すると効率的です。

ショートカットキー

キーボードから［Ctrl］+［P］を押すと、Backstageビューの［印刷］タブが表示されます。

クイックアクセスツールバーの［印刷プレビューと印刷］

クイックアクセスツールバーに［印刷と印刷プレビュー］のコマンドを表示しておくと便利です。

ワンクリックでBackstageビューの［印刷］を表示できます。

表示されていない場合は、クイックアクセスツールバーの▼をクリックして［印刷プレビューと印刷］のチェックボックスをオンにすると表示できます。

参考クイックアクセスツールバーに登録しておくと、アクセスキーでコマンドを実行することもできます。

クイックアクセスツールバーも進化しています。最新のクイックアクセスツールバーについては、以下の記事で解説しています。

プリンターの選択

プリンターの選択も［印刷］から行います。

既定のプリンターが表示されていると思いますが、［Microsoft XPS Document Writer］に変更できます。

Microsoft XPS Document Writerとは、ドキュメントファイルをXPS形式で保存できる仮想プリンターです。

印刷されるわけではありません。Windows Vista以降、標準で搭載されています。

Microsoft XPS Document Writer

Windows 10以降は、［Microsoft Print to PDF］も選択できます。これは、PDFファイルを出力することができます。

PDFファイルは、［名前を付けて保存］ダイアログボックスや、［エクスポート］の［PDF/XPSの作成］からも作成できます。

参考プリンターの一覧に［Microsoft Print to PDF］がない場合は、復活させることができます。［Microsoft XPS Document Writer］の場合も同じ操作で復活させることができます。

［ページ設定］や［ヘッダーとフッター］ダイアログボックスの起動

この画面から設定できない項目については、［印刷］タブの最下部にある［ページ設定］をクリックして［ページ設定］ダイアログボックスを起動して設定します。

WordとExcelの［ページ設定］

WordとExcelは、［ページ設定］ダイアログボックスもこの画面から起動できて便利です。

ただし、Excelの印刷タイトルの設定は、Backstageビューから起動した［ページ設定］からは設定できません。

PowerPointの［ヘッダーとフッターの編集］

PowerPointの場合は、最下部にある［ヘッダーとフッターの編集］をクリックして［ヘッダーとフッター］ダイアログボックスを表示することができます。

以下の記事内の［ヘッダーとフッター］の編集はBackstageビューからもで解説しています。

WordとPowerPointの［ズーム］

また、WordとPowerPointのウィンドウ右下には［ズーム］と［ページに合わせる］ボタンがあります。

参考Wordで旧バージョンの［印刷プレビュー］を使用する方法は以下の記事で解説しています。

また、Word本文のズームについては、以下の記事で解説しています。

Excelの余白の表示と［印刷範囲を無視］

Excelは、［余白の表示］と［ページに合わせる］ボタンです。

Excelには、［印刷範囲を無視］というコマンドもあります。

一時的に印刷範囲を無視して印刷したい場合に便利です。

参考［選択した部分を印刷］という設定項目は、ExcelやWord、PowerPointにもありますが、それぞれ少し違いがあります。

以下の記事で解説しています。

Wordでは［ファイル情報の印刷］ができる

プロパティの一覧や文書内で使用されているスタイルなど、本文以外の情報も印刷できます。

印刷プレビューには表示されませんが、選択して印刷すると出力されます。

［すべてのページを印刷］の［ドキュメントのプロパティ］から選択します。

• ドキュメントのプロパティ
• 変更履歴/コメントの一覧
• スタイル
• 定型句の登録名
• キー定義

Wordは、オプションの設定で文書の後にプロパティ情報を印刷することもできます。

［Wordのオプション］ダイアログボックスの［表示］タブの［印刷オプション］に［文書プロパティを印刷する］という設定項目があります。

関連以下は、印刷に関連する記事です。

ExcelとWordでは、旧バージョンの［印刷プレビュー］画面を表示して使用することもできます。

以下の記事で解説しています。