フォトレガシを使って写真をパソコンに取り込む方法

Windows 10に標準で搭載されている［フォトレガシ］アプリで写真を取り込む（インポート）する方法を紹介します。

フォトレガシのインポート機能を使って、デジタルカメラやスマートフォンで撮った写真をパソコンに取り込みます。

参考Windows 11のフォトであれば、iPhoneの写真をフォトで表示できます。

Windows 10では、Microsoft Storeから［iCloud］アプリをインストールすると、［フォトレガシ］でiPhoneの写真を表示することができます。

Appleが提供しているクラウドサービスを利用して、iPhoneの写真をパソコンに取り込むこともできます。

Windows 11でスマートフォンからUSBケーブルで写真をインポートする方法については、以下の記事で解説しています。

フォトレガシのバージョン確認

フォトレガシのバージョンによっては、表示画面が異なります。

ここでのフォトレガシのバージョンは、2023.11110.29003.0です。Windows 10のバージョンは、22H2です。

フォトレガシのバージョンを確認する方法を記しておきます。ここでの画像を見て違うようでしたら、バージョンを確認してみてください。

スタートメニューのフォトレガシから確認する方法と、フォトレガシを起動してからの確認方法を紹介します。

Windows 10と11には、［フォト］と［フォトレガシ］という2つのアプリがあります。

ここでは、［フォトレガシ］についての解説です。

Windows 10に［フォト］をインストールして使用することもできます。

スタートメニューの［フォトレガシ］から確認

スタートメニューを表示して、［フォトレガシ］を探します。［は］のカテゴリーにあります。

［フォトレガシ］で右クリックします。

［その他］のサブメニューにある［アプリの設定］をクリックします。

あるいは、スタートにピン留めしているのであれば、以下のようにスタートの［フォトレガシ］で右クリックしても同じです。

［フォトレガシ］の設定画面が表示されます。

ここでバージョンを確認できます。

参考この画面でフォトレガシが不調の時に修復したり、リセットができます。以下の記事で解説しています。

Windows 10/11の［フォト］は、新しいフォトアプリになっています。

従来のフォトを使用したい場合は、［設定］から［フォトレガシの取得］をクリックしてインストールしてください。無料です。

ここでの解説は、［フォトレガシ］になります。

フォトレガシを起動してからの確認方法

フォトレガシを起動すると、右上に［…］（もっと見る）がありますので、そのボタンをクリックして、メニューから［設定］をクリックします。

設定画面が表示されたら、一番下までスクロールします。バージョン情報が表示されます。

写真の取り込み

まず、パソコンとデジタルカメラなどをケーブルで接続しておきます。SDメモリーカードであればパソコンのSDメモリカードスロットにセットします。

メモリカードはカチッと音がするまで、きちんとセットします。

パソコンとデジタルカメラを接続する方法は、機器によって異なりますので、付属のマニュアルなどを読んで接続してください。

接続するだけで、フォトレガシ以外のアプリが起動した場合は終了させてください。

スタートメニューから［フォトレガシ］をクリックします。

サインインを求めるウィンドウがでる場合がありますが、閉じてもかまいません。

接続されているデバイスから

右上にある［インポート］をクリックします。

2つのメニューが表示されますが、［接続されているデバイスから］をクリックします。

［インポート］をクリックした時に［フォルダーから］が表示されない場合は、［フォト］アプリです。［フォトレガシ］では、［フォルダーから］のメニューも表示されます。

メモリカードやUSBメモリーの場合も［接続されているデバイスから］をクリックします。

［インポート元のデバイスを探しています］のウィンドウが表示されます。

［項目のインポート］ウィンドウが表示されます。

参考［接続されているデバイスから］をクリックした後に、［問題が発生しました］のウィンドウが表示されたら、メモリカードやデジタルカメラの接続がきちんとできていないことが多いです。

再度、接続を確認してみてください。

デジタルカメラであれば、電源がオンになっているか、メモリカードであればカチッと音がするまで差し込んでいるかを確認してみてください。

確認後、［再試行］のボタンをクリックします。

また、iPhoneなどのスマートフォンを接続すると、スマートフォンに［このデバイスに写真やビデオへのアクセスを許可しますか？］というメッセージが表示されます。［許可］と［許可しない］が表示されたら［許可］をタップします。

以下は、iPhoneの画像です。

フォルダーから

使用中のパソコンのフォルダーから［フォトレガシ］に取り込むには、［インポート］から［フォルダーから］を選択します。

［フォルダーから］のメニューがない場合は、［フォト］アプリです。

［フォルダーの選択］ダイアログボックスが表示されますので、目的のフォルダーを選択して、［このフォルダーからのアイテムをインポートする］をクリックします。

［項目のインポート］ウィンドウが表示されます。

参考外付けハードディスクからの読み込みを試したのですが、［問題が発生しました］のウィンドウが表示されて読み込むことができません。一度、使用中のパソコンに取り込むと読み込むことができます。

（…）［もっと見る］から［設定］を開き、［ソース］の［フォルダーの追加］で設定してみたのですが、うまくいきませんでした。また、情報があれば追記します。

インポート先フォルダーの変更

既定では、インポート先のフォルダーは［ピクチャ］になっています。

変更する場合は、［フォルダーの変更］ をクリックして、保存先を指定します。

必ず、インポートボタンを押す前に保存先を指定してください。

参考取り込んだ後に、写真を移動することもできます。以下の記事で解説しています。

インポートしたい写真の選択

［項目のインポート］の画面でインポートしたい写真を選択していきます。

［選択してください］の▼ボタンをクリックすると、

以下の選択肢の中から選択ができます。

すべての項目を取り込みたい場合は、ここで［すべての項目］を選択します。

• すべての項目
• 前回のインポート後の項目
• なし

ウィンドウ下部にある［インポート後に削除する］をオンにすると、接続しているカメラやメモリカードから写真が削除されてしまいます。

トラブルが発生したら写真が消えてしまうことになるので、オフのままにされることをお勧めします。

ここでは、［選択してください］は［なし］のままして、インポートしたい画像を選択して取り込みます。

写真をクリックするとチェックが表示されます。選択を間違えた場合は、再度クリックしてください。チェックはオフになります。

写真を1枚でもクリックすると、［選択してください］は［カスタム］と表記されます。

また、［○アイテムのうち○をインポートする］のボタンが青くなり、有効になります。

インポートしたい写真の選択が終わったら、［インポートする］のボタンをクリックします。

［インポート中］の画面が表示されます。インポートする枚数が多いと少し時間がかかります。

インポートが完了すると、［インポートが完了しました］のウィンドウが表示されます。

保存先フォルダーがリンクされていますので、クリックすると保存されたことを確認できます。

ここでは、保存先は既定のままにしてインポートしましたので、［ピクチャ］フォルダーが表示されます。

選択した写真が［ピクチャ］フォルダーに保存されたことが確認できます。

確認したら、［インポートが完了しました］のウィンドウの［OK] ボタンをクリックします。

これでインポートは完了です。

フォトレガシの上部にメッセージが表示されます。

参考フォトレガシにインポートした写真を選択して、自動でビデオを作成することができます。最低2枚の写真があれば作成できます。

音楽やテロップも自動で作成され、楽しいですよ。

［フォトレガシ］アプリで画像サイズを小さくしたり、トリミングする方法は、以下の記事で解説しています。

写真を印刷する場合は、右クリックのショートカットメニューから［印刷］をクリックすると、［画像の印刷］ウィンドウを表示できます。

レイアウトなどを選択して印刷することができます。

新［フォト］では、さらに進化して背景のぼかしや削除なども行うことができます。Windows 10でもMicrosoft Storeからインストールして使用できます。

ハードウェアの安全な取り外し

USBメモリやSDカードを接続して取り外す場合は、取り外す準備をしてから行います。

ここでは、SDメモリカードでの操作です。

接続している媒体によっては異なるかもしれませんので参考にしてください。

安全な取り外しを行わないと、データが壊れてしまうことがありますので気をつけてください。

タスクバーに以下のようなアイコンを探して、クリックします。

USBであれば、以下のように表示されます。

もし、タスクバーにアイコンが見つからない場合は、タスクバーの▲ボタンをクリックしてみてください。

クリックすると、タスクバーの上に［ハードウェアの取り外し］のメッセージウィンドウが表示されます。

以下のメッセージが表示されたことを確認してから、取り外します。

［クイック取り外し］が有効な場合

デバイスマネージャーで［クイック取り外し］がオンになっている場合は、上記の操作をせずに取り外すことができます。

既定でオンになっていると思いますが、念のため確認してから操作してください。Windows 10のバージョンによって異なるかもしれません。

［スタート］ボタンで右クリックして、ショートカットメニューから［デバイスマネージャー］をクリックします。

［デバイスマネージャー］が表示されますので、［ディスクドライブ］を展開して［SDカード］や［USBメモリー］の名前を探します。

ダブルクリックするか、ショートカットメニューから［プロパティ］をクリックします。

プロパティが表示されますので、［ポリシー］タブをクリックします。

［クイック取り外し］がオンになっていれば、OKです。

参考［クイック取り外し］ではなく、［クイック削除］となっているものもあるかもしれません。

パソコンのファイルをUSBメモリーへコピーする方法は、以下の記事で解説しています。

スマホの写真を直接USBへ保存することもできます。