透かしの挿入と設定（テキストや図を挿入）

Wordでは、下のように文書の背景に透かし文字や画像を挿入することができます。

［緊急］［社外秘］など15個のテキスト文字が用意されています。

［透かし］ダイアログボックスではフォントやサイズ、色、レイアウトなどの調整ができます。

［デザイン］タブの［透かし］

Word2013では、［透かし］コマンドの位置が変更になっています。

Word2013以降の［透かし］は、［デザイン］タブの［ページの背景］グループにあります。

Word2007とWord2010では、［ページレイアウト］タブにあります。

［透かし］をクリックすると、下のように［緊急］と［至急］、［社外秘］のテンプレートが用意されています。

クリックするだけで、簡単に挿入できます。

テンプレート以外のテキスト文字が必要であれば、［ユーザー設定の透かし］をクリックします。

参考Word2007とWord2010の［透かし］は、［ページレイアウト］タブの［ページの背景］グループにあります。

以下の画像は、Word2010です。

透かし（テキスト）の種類

［ユーザー設定の透かし］をクリックして、［テキスト］のプルダウンボタンをクリックすると、以下の15個のテキスト文字を選択できます。

• オリジナル
• コピー
• コピー厳禁
• サンプル
• 回覧
• 極秘
• 禁複製
• 見本
• 原本
• 至急
• 持ち出し厳禁
• 社外秘
• 転載不可
• 部外秘
• 複製を禁ず

［透かし］ダイアログボックスでテキストの作成と編集

プルダウンで選択できるテキスト以外の文字が必要な場合は、直接テキストボックスに入力します。

フォントや、書式、色の設定なども可能です。

オリジナルの透かし文字を作成できます。

［OK］ボタンをクリックすると、文書に透かしを挿入できます。

白紙のページだと以下のようになります。先に透かしを設定して、文書を作成することもできます。

作成済みの文書では、以下のようになります。透かしを挿入した後も編集できます。

透かし文字の代わりに［図］を挿入

また、［図の選択］ボタンをクリックして、テキストの代わりに図を挿入することもでます。

［透かし］ダイアログボックスの［図］を選択すると、［図の選択］ボタンが有効になりますのでクリックします。

目的の画像を選択します。

［にじみ］はオフにして、［OK］ボタンをクリックします。

以下のような透かしになります。

参考画像を挿入した後、その画像を編集する方法については、以下の記事で解説しています。

透かしの設定を変更するには

一度透かしを挿入した後に透かしの種類や色などを変更するには、再度、［デザイン］タブの［ページの背景］グループの［透かし］から［ユーザー設定の透かし］をクリックして、［透かし］ダイアログボックスを表示します。

変更すると、［適用］ボタンが有効になりますので、クリックします。

以下のようにすぐに変更が反映されます。

透かしの位置や大きさを変更するには

透かしを挿入した後に、透かしを任意の位置や大きさに変更することができます。

透かしを挿入した文書で、ヘッダー/フッター領域をダブルクリックします。

以下の画像は、分かりやすくするために、透かしのフォントは［AR P丸ゴシック体M］、色は［濃い赤］にしています。

ヘッダー、フッターが表示されます。

透かしの上にマウスを合わせてクリックすると、［透かし］の文字を選択することができます。

透かしを選択すると、「ワードアートツール」タブが現れるので、透かしはワードアートとして挿入されていることが分かります。

ワードアートの周りに表示されている［サイズ変更］ボタンや［回転］ボタンを使用して、変更できます。

ドラッグで自由に移動させることもできます。

編集が終わったら、［ヘッダー/フッターツール］タブの［ヘッダーとフッターを閉じる］ボタンをクリックして、ヘッダー/フッターを閉じます。

または、本文内をダブルクリックします。

透かしの編集ができていることを確認します。

参考以下の記事でも解説しています。

透かしのサイズと位置の変更

作成したオリジナルの透かしをギャラリーに保存することもできます。

他の文書で何度も使用するような場合は、ギャラリーに保存しておくと効率的です。以下の記事で解説しています。

透かしの削除

透かしを削除する場合は、［デザイン］タブの［ページの背景］グループにある［透かし］から、［透かしの削除］をクリックします。

関連透かしに関する記事です。

以下はWord2003の解説です。

Word2016での解説です。

Excelには透かしの機能はありませんが、ヘッダーに画像を挿入して透かしのように見せることができます。

Accessのレポートでも画像を挿入して、透かしのように見せることができます。