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ピボットテーブルの作成(ウィザードを使った作成方法を解説)

投稿日:2017年1月12日 更新日:

ピボットテーブルは、1つのデータをいろいろな視点から統計をとったり、分析したりする場合に使います。

ピボットテーブルを作成する場合の注意点です。

  • データに項目名が必要です。項目名に空白があるとエラーがでます。
  • ピボットはあんがいメモリーを必要とします。
  • 集計キーが多すぎるとエラーが出る場合があります。
  • 空白セルや空白列があると、(空白)という項目ができます。
  • 数値など、統一された書式を使っていないと集計ができない場合があります。

参考既存の表をテーブルに変換しようとしても、うまく行かない場合もあります。Accessやシステムからエクスポートしたデータなら、ピボットテーブルを作成できますが、Excelで管理していたというデータはピボットテーブルにできない場合が多いです。データのクレンジングから行わないばいけないケースがほとんどです。

以下の記事では、ピボットテーブルに変換する場合の注意点を図説していますので参考にしてください。

ピボットテーブルの作成・集計ができない(データベースにする準備)

Excelのテーブルやピボットテーブルは、データベースとしての管理や分析が簡単にできるようになる、とても便利な機能です。 でも、既存の表をテ ...

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ここでは、以下のような表を基にピボットテーブルを作成します。データは、30件入力されています。

Excelの表

ピボットテーブルの作成

リストの中のセルをクリックします。どこでもいいです。

そうすると、リスト範囲が自動的に認識されますので、必ずアクティブセルの位置がリスト内にあるかどうか確認します。

[データ]メニューから[ピボットテーブルとピボットグラフレポート]をクリックします。

[データ]メニューの[ピボットテーブルとピボットグラフレポート]

[ピボットテーブル/ピボットグラフウィザード-1/3]から、[Excelのリスト/データベース]と[ピボットテーブル]を選択します。

そして、[次へ]をクリックします。

ピボットテーブル/ピボットグラフウィザード-1/3

リスト範囲が点滅点線で囲まれます。範囲に間違いがないかを確認します。

合計行などがある場合は、気をつけてください。合計行は省いてください。

[ピボットテーブル/ピボットグラフウィザード-2/3]の[範囲]ボックスに点滅枠線の範囲が表示されます。

[次へ]をクリックします。

ピボットテーブル/ピボットグラフウィザード-2/3

[ピボットテーブル/ピボットグラフウィザード-3/3]で、ピボットテーブルの作成先を指定します。

[既存のワークシート]を選択する場合は、ピボットテーブルを作成するワークシート範囲の左上隅のセルを指定します。

ここでは、[新規ワークシート]を選択します。[完了]をクリックします。

ピボットテーブル/ピボットグラフウィザード-3/3

新しいシートが挿入され、ピボットテーブルが作成されます。

ピボットテーブルツールバーが表示されていると思います。

ピボットテーブルツールバーが表示されていない場合は、メニューバーの[表示]→[ツールバー]→[ピボットテーブル]をクリックします。

ツールバーをもっと簡単に表示も参考にしてください。

空のピボットテーブル

ピボットテーブルの構成

  • ページエリア
    ページ見出しが表示される
  • 列エリア
    列見出しが表示される
  • 行エリア
    行見出しが表示される
  • データエリア
    データの集計が表示される

ピボットテーブル構成

参考Excel2007以降で、フィールドをドラッグで配置するには、[ピボットテーブルオプション]ダイアログボックスの[表示]タブから[従来のピボットテーブルレイアウトを使用する(グリッド内でのフィールドのドラッグが可能)]のチェックボックスをオンにします。

ピボットテーブルのフィールドをドラッグ操作で配置したい

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Excel2003のときの構成が表示されます。

[ピボットテーブルオプション]の[表示]タブから[従来のピボットテーブルレイアウトを使用する]をオンにした時のピボットテーブル構成

また、Excel2019以降であれば、この形式を既定にすることもできます。

ピボットテーブルの既定のレイアウトを編集(レイアウトをインポート)

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ピボットテーブルのレイアウト設定

レイアウトを設定します。

いつ、何が、どれだけ売れたのか分析してみましょう。

ピボットテーブルのフィールドリストから、[日付]を行エリアにドラッグします。

途中、マウスポインタの形が変わります。

行エリアに日付が表示されます。

行エリアへ[日付]リストをドラッグ

同様に、ピボットテーブルリストから、[商品]を列エリアにドラッグします。

途中、マウスポインタの形が変わります。

列エリアに商品名が表示されます。

列エリアへ[商品]リストをドラッグ

ピボットテーブルのフィールドリストから、[金額]をデータエリアにドラッグします。

途中、マウスポインタの形が変わります。

データエリアへ[金額]リストをドラッグ

ピボットテーブル以外のセルをクリックします。

ピボットテーブルのフィールドリスト、ツールバーも消えてピボットテーブルだけが表示されます。

日付・商品別の売上金額のピボットテーブルが作成できました。

ピボットテーブルの完成

フィールド名の変更

フィールド名は自動的に付けられます。

変更したいフィールド名をクリックして、文字列を入力して[Enter]キーを押します。

以下は、[合計/金額]を[売上額]に変更しました。

フィールド名を変更

配置したフィールドを削除する方法

また、配置した項目を削除するには、フィールドボタンを範囲外へドラッグします。

マウスポインタの右下に×が表示されます。

このときにマウスから指を離します。

フィールドをピボットテーブルの外へドラッグして削除

あるいは、フィールドボタンで右クリックして、ショートカットメニューから[表示しない]をクリックします。

フィールドボタンで右クリックした時のショートカットメニュー[表示しない]

フィールドの追加

フィールドを追加することもできます。

[日付]フィールドの左側に[担当]フィールドをドラッグします。

マウスポインタの表示が変わります。

行エリアが青くなったときにマウスから指を離します。

フィールドリストをドラッグして追加

以下のようになります。

各項目を行や列、ページエリアへドラッグしてみると面白いですよ。

フィールドリストを行エリアへ追加したピボットテーブル

ウィザードを使用したピボットテーブルのレイアウト

ピボットテーブルのレイアウトは、次の方法でも行うことができます。

●ピボットテーブルツールバーの[ピボットテーブル]→[ピボットテーブルウィザード]→[レイアウト]をクリックします。

ピボットテーブルツールバーの[ピボットテーブル]-[ピボットテーブルウィザード]

[ピボットテーブル/ピボットグラフウィザード]-[レイアウト]

●ピボットテーブルのフィールドリストからフィールドを選択して、リストの下にあるエリアを選択して[追加]ボタンをクリックします。

ピボットテーブルのフィールドリストの[追加]

データエリアのデータの種類による集計方法

データエリアに配置されるデータの種類によって集計方法は異なってきます。

以下は初期設定の場合です。

  • 数値 -[合計]
  • 文字列 -[データの個数]
  • 日付 -[データの個数]

これは、データエリアで右クリックして、ショートカットメニューの[フィールドの設定]を選択して変更することができます。

ショートカットメニューの[フィールドの設定]

[ピボットテーブルフィールド]ダイアログボックス

あるいは、[ピボットテーブルツールバー]の[フィールドの設定]をクリックします。

[ピボットテーブルツールバー]の[フィールドの設定]

参考複数のワークシートのデータを基にピボットテーブルを作成することもできます。

ピボットテーブルを複数シートから作成 (Excel2003)を参照してください。

Excel2007以降でピボットテーブルウィザードを使用するには

Excel2007以降は、ピボットテーブルウィザードが消えてしまいましたが、使えないわけではありません。

キーボードから[Alt]→[D]→[P]の順に押すと、ウィザードでピボットテーブルを作成できます。

ただ、レイアウトは作業ウィンドウで操作します。

キーボード[Alt]→[D]→[P]

クイックアクセスツールバーに登録して使用することもできます。

クイックアクセスツールバーの[ピボットテーブル/ピボットグラフウィザード]

ピボットテーブルウィザードの[複数のワークシート範囲]を選択して、マトリックス表をテーブルに変換できます。

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