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複合グラフの見えない系列は[グラフの要素]から選択

投稿日:2017年1月9日 更新日:

複合グラフを作成しようと、系列の選択をしてグラフの種類を変更したいのだけど・・・系列が選択できない、見えなくて困ったという経験はありませんか?

複合グラフで、第2軸の系列を選択する方法を解説します。

複合グラフの完成

縦棒グラフの作成

以下のような表があります。

グラフ元の表

表(データ)を選択して、[挿入]タブの[グラフ]グループにある[縦棒]から[集合縦棒]を選択します。

[挿入]タブの[グラフ]グループにある[縦棒]-[集合縦棒]

参考上記のように表の周りが空白セルの場合は、表内の1つのセルをクリックして[集合縦棒]を選択してもグラフを作成できます。

行/列の切り替え

これではおかしいので、[グラフツール]-[デザイン]タブの[データ]グループにある[行/列の切り替え]をクリックして、行と列を入れ替えます。

行/列の切り替え

軸のデータを入れ替えます。

X軸のデータがY軸に、Y軸のデータがX軸に表されます。

[グラフツール]-[デザイン]タブの[データ]グループにある[行/列の切り替え]

目的のグラフに近づいてきました。

でも、前年比の系列が見えませんね。これは値が小さすぎて見えていないのです。

作成したグラフ

グラフ要素から系列を選択

こういう場合は、[レイアウト]タブに切り替えて、左端にある[現在の選択範囲]グループにある[グラフの要素]から選択します。

▼ボタンをクリックして、[系列"前年比"]をクリックします。

[レイアウト]タブの[現在の選択範囲]グループにある[グラフの要素]-[系列"前年比"]

または、[書式]タブから選択します。どちらで操作しても構いません。

[[書式]タブの[現在の選択範囲]グループにある[グラフの要素]-[系列"前年比"]

そうすると、グラフ内の前年比の系列が選択できます。

前年比の系列が選択されたグラフ

参考Excel2013以降は、グラフ選択時の[レイアウト]タブはありません。[グラフの要素]と[選択対象の書式設定]は、[書式]タブから行います。以下は、Excel2013です。

Excel2013の[書式]タブ-[選択対象の書式設定]

折れ線グラフに変更

前年比の系列を選択したまま、[デザイン]タブに切り替えて[種類]グループにある[グラフの種類の変更]をクリックします。

[グラフの種類の変更]ダイアログボックスが表示されますので、[折れ線]グラフを選択します。

[グラフの種類の変更]ダイアログボックスの[折れ線]

以下のようになり、今度は選択しやすくなったかもしれません。

選択するのが難しいのであれば、再度、[レイアウト]タブか[書式]タブに切り替えて、左端にある[グラフの要素]から選択します。

[前年比]を折れ線グラフに変更

[系列のオプション]から[第2軸]を表示

前年比の系列を選択して、[書式]タブ、または[レイアウト]タブの[現在の選択範囲]グループにある[選択対象の書式設定]をクリックして、前年比の書式設定を開いて、第2軸を表示するようにします。

[書式]タブの[選択対象の書式設定]

[データ系列の書式設定]ダイアログボックスの[系列のオプション]から[第2軸]を選択して閉じます。

[データ系列の書式設定]ダイアログボックスの[系列のオプション]-[第2軸]

これで複合グラフができました!

複合グラフの完成

参考[データ系列の書式設定]ダイアログボックスを表示する方法は、他にもあります。

Excel2010の[データ系列の書式設定]の表示

データラベルの表示

データラベルは、[レイアウト]タブの[ラベル]グループにある[データラベル]から選択します。

[レイアウト]タブの[ラベル]グループにある[データラベル]

グラフの大きさなどを調整して完成させます。

複合グラフの完成

参考複合グラフは、Excel2013のおすすめグラフが便利です。

ワンクリックで作成することができます。

複合グラフの作成ならExcel2013の「おすすめグラフ」が便利

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