Windows10 バージョン2004(20H1)では、新しい日本語IMEが登場しました。
廃止された機能もありますが、変換候補を表示した時、一列目の最終候補にフォーカスが来ると、自動的に変換候補一覧が拡張されるようになったのは、嬉しい機能だと思います。
これまでは、変換候補一覧を複数列表示にするには、[Tab]キーを使う必要がありましたが、新しい日本語IMEでは[Tab]キーを使用する必要がなくなりました。
また、拡張表示されても4列表示です。4列目の最終候補がフォーカスされると、次の4列が表示されます。
もちろん、変換候補一覧の最終行にフォーカスされる前に[Tab]キーを使って、拡張することもできます。
従来のIMEで変換候補を拡張する方法
入力後、目的の漢字でなければ、[スペース]キーや[変換]キーを押して変換候補一覧を表示します。
その時、変換候補が多い場合、[Tab] キーを押すと複数列表示にできます。
複数列表示から一列表示に戻す場合も[Tab]キーを使用します。
[Tab]キーを使用しない方法
[Tab]キーでなくても、変換候補一覧の下部にある[表示を切り替えます]ボタンをクリックしても拡張できます。
一列表示する場合も[表示を切り替えます]ボタンをクリックします。
参考便利なのですが、変換候補が多い場合は、以下のように横に長くなってしまいます。
この機能は、以前からある機能です。複数列表示にする方法については、以下の記事でも解説しています。
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変換候補の並べ替えと一列表示と複数列表示の切り替え
文字を入力して、文字変換するため[スペースキー]を押して変換候補を表示しますね。その変換候補の中に目的の漢字や文字が見つからないとき、どうし ...
新しい日本語IMEでは自動で拡張表示
新しい日本語IMEでは、一列目の最終候補がフォーカスされると、自動的に複数列表示になります。
変換候補が10個以上ある場合、9番目の候補がフォーカスされると、自動的に複数列表示になるということです。
ただし、これまでのようにすべての列が表示されるわけではなく、4列のみ表示されます。
そして、4列の最終候補に来て、まだ候補がある場合は、次の複数列が表示されます。
以下は、[かんじ]と入力して変換候補を表示しています。
どんなに多くの変換候補があっても、表示されるのは常に4列です。
参考従来どおり、最終候補にフォーカスされる前に[Tab]キーを押して、拡張表示することもできますし、変換候補一覧の下部にある[切り替え]ボタンをクリックしても複数列表示ができます。
この場合も4列表示です。
変換候補の一列表示と複数列表示の切り替え
複数列表示から、一列表示に切り替える時は[Tab]キーを押します。
または、候補一覧の下部にあるボタンで切り替えます。
変換候補のフォーカスの色を変更
新しい日本語IMEでは、変換候補にフォーカスされる色を変更することもできます。
Windows10の設定で、アクセントカラーの色を変更すると、フォーカスの色にも反映されるようになっています。
デスクトップの何もない箇所で右クリックして、ショートカットメニューから[個人用設定]をクリックします。
個人用設定の[色]タブで[アクセントカラーを選ぶ]で任意の色を選択すると、その色が変換候補のフォーカスの色にも反映されます。
ただし、アクセントカラーは、フォーカスの色だけでなく、スタートメニュー、タスクバー、アクションセンターなどにも反映されます。
以下の記事内にあるアクセントカラーの選択で解説しています。
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タスクバーとスタートとアクションセンターなどに好みの色を設定
Windows10ではスタートメニュー、タスクバー、アクションセンターなどにアクセントカラーを選択して、カスタマイズすることができます。 バ ...
新しいIMEと従来のIMEのショートカットメニュー
使用中のIMEが新しいIMEか、従来のIMEかは、タスクバーのIMEで右クリックすると分かりやすいと思います。
左がWindows10 バージョン2004(20H1)で右クリックした新しい日本語IMEです。
右がWindows10 バージョン1909のIMEで右クリックしたものです。
参考新しい日本語IMEを使用していて不具合があれば、従来のIMEに戻すこともできます。