Windows 11 & Office 2021 MS-IME

[Microsoft IME 誤変換記録]通知を表示しないようにするには

投稿日:2023年6月9日 更新日:

時々、画面右下に[Microsoft IME 誤変換記録]というメッセージが表示されることがあると思います。

[Microsoft IME 誤変換記録]のポップ

誤変換記録は送信しないように設定していたはずなのに、なぜか表示されるようになったという方もいると思います。

Windows 11では、IMEの通知設定が追加されています。(ない場合もあります)

Windows 10にはなかった項目です。

なので、これまでのようにMicrosoftにデータを送信しないように設定しただけでは、通知は非表示になりません。

ただ、同じWindows 11(バージョン22H2)でも、[通知]設定に[IME]がないものもあります。

[Microsoft IME 誤変換記録]通知

画面右下の通知領域から[Microsoft IME 誤変換記録]通知のポップが表示されることがあります。

入力中に表示されると煩わしいですね。

それも入力ミスしたときに表示されるので、なおさらです。

ポップの内容は、以下のとおりです。最後は切れていますが。

Microsoft IME 誤変換記録

誤変換を記録することで、変換の質に関してフィードバックできるように設定をお願いします。誤変換を記録し、さらにそのデータを送信していただくと、お客様の遭遇した変換の問題の情報や、

[Microsoft IME 誤変換記録]のポップ

参考このポップですが、以前は表示されていなかったと思います。

Windowsの設定で[プライバシーとセキュリティ]で設定をオフにしていると表示されなかったと思うのですが、いつの頃からかオフにしていても表示されるようになりました。

なぜポップが表示されるようになったのかしばらく分からなかったのですが、[通知]設定に[IME]が追加されていました。

ただ、同じWindows 11でも[通知]設定に[IME]がないものもあります。

どういう違いなのかよくわかりませんが、ポップが煩わしい場合は[通知]設定を確認してみてください。

追記:[通知]設定から[Microsoft IME]が一度消えたのですが、また復活しています。原因はわかりません。

Windows 11のアップデートでKB5027303をインストールした後は、消えています。

[誤変換記録]のポップから設定するには

[Microsoft IME 誤変換記録]通知のポップに気がついたら、以下の操作をすることで通知をオフに設定することができます。

ポップの[…]をクリックして、[Microsoft IME のすべての通知をオフにする]をクリックすると、通知設定がオフになります。

[誤変換記録]ポップの[Microsoft IME のすべての通知をオフにする]

また、ポップの[…]をクリックして、[通知の設定を開く]をクリックしてもかまいません。

[Microsoft IME 誤変換記録]のポップの[通知の設定を開く]

[システム>通知>Microsoft IME]の画面が表示されます。

Windowsの設定[システム>通知>Microsoft IME]の画面

一番上にある[通知]をオフにします。

[システム>通知>Microsoft IME]で[通知]をオフ

この通知をオフにすると、[システム>通知]の[Microsoft IME]もオフになります。

Windows 10の[通知]設定には、なかった項目です。

Windowsの設定[システム>通知]の[IME]

通知設定から設定

ポップはすぐに消えてしまうので、ポップから設定するのは難しいかもしれません。

また、入力作業中は設定する時間もないかもしれません。

その場合の方法です。

タスクバーの右端で右クリックします。そして、[通知設定]をクリックします。

タスクバーの右端で右クリックしたときの[通知設定]

システムの通知設定画面が表示されますので、[Microsoft IME]をオフにします。

[システム>通知]の[IME]をオフ

Windowsの設定から

Windowsの[設定]>[システム]>[通知]とたどっても同じです。

Windowsnの設定は、ショートカットキー[Windows]+[i]で表示できます。

キーボード[Windows]+[i]

windowsの設定[システム]-[通知]

IMEの使用状況データをMicrosoftに送信しないように設定

IMEの誤変換データ、単語頻度などの使用状況は、Microsoftに送信されるようになっています。

この設定は既定でオンになっていると思いますが、オフにすることができます。

Windows 10では、この設定をしていればポップは表示されなくなっていたのですが、Windows 11では[通知]設定にIMEが追加されたので、通知設定をオフにしないとポップは消えなくなっています。

使用状況データの送信設定は、Windows設定のIMEから設定する方法と、[プライバシーとセキュリティ]の[診断とフィードバック]から設定する方法があります。

使用状況の収集(IMEの[使用状況データの収集]設定から)

タスクバーのIME(入力モード)で右クリックして、ショートカットメニューから[設定]をクリックします。

タスクバーのIME(入力モード)で右クリックしたときのショートカットメニュー[設定]

Windows設定の[時刻と言語]>[言語と地域]>[Microsoft IME]の画面が表示されます。

[使用状況データの収集]をクリックして設定します。

Windows設定の[時刻と言語]>[言語と地域]>[Microsoft IME]

既定ではおそらく[データをファイルに保存する]と[自動的にデータをMicrosoftに送信する]がオンになっていると思います。

[使用状況データの収集]の設定

[データをファイルに保存する]をオフにすると、[自動的にデータをMicrosoftに送信する]もオフになります。

[使用状況データの収集]の[データをファイルに保存する]と[自動的にデータをMicrosoftに送信]がオフ

参考[使用状況データの収集]を開いた時に、表示が以下のようになっている場合もあるかもしれません。

これは、Windowsの設定[プライバシーとセキュリティ診断]で設定されているためです。

Windowsの[プライバシーとセキュリティ]-[診断とフィードバック]から設定後のIMEの[使用状況データの収集]

また、以前のバージョンの日本語IMEを使用している場合は、タスクバーのIMEで右クリックしても、[設定]は表示されません。

Windowsの設定で[検索ボックスス]に[日本語IME設定]と入力して検索してください。[日本語]まで入力すると候補が表示されると思います。

そして、[使用状況データの収集]をクリックしてください。

以下の記事が参考になると思います。

日本語IMEで不具合があれば以前のバージョンのIMEに切り替えて使用

Windows 10 バージョン2004で、新しい日本語IMEが登場しました。 Windows 11も、既定は新しい日本語IMEです。 新し ...

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Windowsの設定([プライバシーとセキュリティ]の[診断とフィードバック]から)

Windowsの設定の[プライバシーとセキュリティ診断]から設定することもできます。

Windowsの設定は、[Windows]+[i]で表示できます。

キーボード[Windows]+[i]

Windowsの設定から[プライバシーとセキュリティ]をクリックして、[診断とフィードバック]をクリックします。

Windowsの設定の[プライバシーとセキュリティ]-[診断とフィードバック]

[診断とフィードバック]の[手書き入力とタイプ入力の改善]をクリックすると、展開されますのでオフにします。

オプションの手書き入力とタイプ入力の診断データをMicrosoftに送信することで、Microsoftのアプリとサービスの言語認識と提案機能を改善することができます。

[診断とフィードバック]の[手書き入力とタイプ入力の改善]

設定後のIMEの[使用状況データの収集]

[手書き入力とタイプ入力の改善]がオフに設定されていると、IMEの[使用状況データの収集]は、以下のようになります。

なので、IMEの設定で[使用状況データの収集]を表示したときに以下のようになっていれば、[診断とフィードバック]の[手書き入力とタイプ入力の改善]がオフになっているということです。

Windowsの[プライバシーとセキュリティ]-[診断とフィードバック]から設定後のIMEの[使用状況データの収集]

参考[診断とフィードバック]の[オプションの診断データを送信する]をオフに設定すると、[手書き入力とタイプ入力の改善]も自動的にオフになります。

[診断とフィードバック]の[オプションの診断データを送信する]をオフに設定した時の[手書き入力とタイプ入力の改善]

上記設定で、[オプションの診断データを送信する]を先にオフにした場合は、IMEの[使用状況データの収集]はオン/オフの設定が可能な状態になります。

[オプションの手書き入力とタイプ入力の診断]を先にオフにして、[オプションの診断データを送信する]をオフにすると、IMEの[使用状況データの収集]はオフになります。

[診断とフィードバック]の[オプションの診断データを送信する]をオフに設定した時の[使用状況データの収集]

誤変換レポートツールについて

[データをファイルに保存する]をオフに設定したあとに、[Microsoft IME 誤変換レポートツールを開く]をクリックすると、

[使用状況データの収集]の[データをファイルに保存する]をオフ

[自動記録された誤変換データの送信]メッセージウィンドウが表示されます。

現在、[誤変換の履歴をファイルに保存する]の設定が有効になっていません。この設定を有効にしますか?

[はい]をクリックすると、この設定が有効になり、IMEは以降の誤変換の履歴を自動的にコンピューターに保存します。

[いいえ]をクリックすると、設定は変更されず、IMEは誤変換の履歴をコンピューターに保存しません。

[自動記録された誤変換データの送信]メッセージウィンドウ

[自動記録された誤変換データの送信]ウィンドウで[はい]を選択しても、すぐに[使用状況データの収集]の設定は変わりません。

一度、他の画面に移動したりするなどして再表示すると、[データをファイルに保存する]と[自動的にデータをMicrosoftに送信する]がオンになっていることを確認できます。

[診断とフィードバック]の[手書き入力とタイプ入力の改善]がオフになっていて[使用状況データの収集]が以下の状態の場合に、

Windowsの[プライバシーとセキュリティ]-[診断とフィードバック]から設定後のIMEの[使用状況データの収集]

[Microsoft IME 誤変換レポートツールを開く]をクリックすると、[Microsoft IME 誤変換レポート]ウィンドウが表示されます。

ただし、[設定]ボタンは無効になっています。

[診断とフィードバック]の[オプションの診断データを送信する]を先にオフに設定した場合は、[使用状況データの収集]で[データを保存する]のオン/オフの設定ができますが、オンであっても[Microsoft IME 誤変換レポート]ウィンドウの[設定]は無効になります。

[Microsoft IME 誤変換レポート]ウィンドウの[設定]

  [誤変換レポートツールを開く]をクリック
IMEの設定[使用状況データの収集]からオフ メッセージウィンドウが表示
[診断とフィードバック]の[手書き入力とタイプ入力の改善]をオフ [誤変換レポート]ウィンドウが表示(設定は無効)

ショートカットメニューの[誤変換レポート]

[誤変換レポートツール]は、タスクバーのIMEで右クリックしたときのショートカットメニューにもあります。

以下は、新しい日本語IMEです。

新しい日本語IMEのショートカットメニュー[誤変換レポート]

以下は、旧バージョンの日本語IMEを使用している場合のショートカットメニューです。

旧バージョンの日本語IMEを使用している場合のショートカットメニュー[誤変換rポート]

以前は、この[誤変換レポート]の[設定]からデータを送信しない設定をしていました。

IMEの誤変換データを送信しないようにするには

Windowsで入力中に画面右下から[Microsoft IMEの変換精度を高めるために、誤変換データ収集にご協力ください。今すぐ誤変換デー ...

続きを見る

旧バージョンのIMEを使用していて、IMEの[使用状況の収集]設定で[データをファイルに保存する]がオンの場合のみ、[Microsoft IME 誤変換レポート]ウィンドウの[設定]が有効になります。

新バージョンのIMEでは、IMEの[使用状況の収集]設定で[データをファイルに保存する]をオンにしていても、[IME誤変換レポート]の[設定]は無効になります。

IMEの[使用状況の収集]設定で[自動的にデータをMicrosoftに送信する]がオン

この場合は、[Microsoft IME 誤変換レポート]ウィンドウの[設定]が有効になり、従来どおりの設定ができます。

[Microsoft IME 誤変換レポート]ウィンドウの[設定]

もちろん、[設定]で[誤変換の履歴をファイルに保存する]をオフにすると、WindowsのIMEの設定と連動します。

[設定]で[誤変換の履歴をファイルに保存する]をオフ

設定後、[使用状況データの収集]を表示すると以下のようになっています。

なので、IMEの[使用状況データの収集]か[プライバシーとセキュリティ]の[診断とフィードバック]-[手書き入力とタイプ入力の改善]から設定しておけばOKだと思います。

[誤変換レポート]で設定後の[使用状況データの収集]

  誤変換レポートからの[設定]
新しい日本語IME できない
旧バージョンの日本語IME できる

[診断とフィードバック]の[手書き入力とタイプ入力の改善]がオフの場合は、新しい日本語IMEも旧バージョンの日本語IMEでも、[誤変換レポート]からの設定はできません。

[設定]ボタンが無効になっています。

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