Windows10でフォルダーアイコンを変更する方法です。デフォルトのフォルダーアイコンは、同じデザインとなっていますが、このフォルダーのアイコンを変更すると、見分けやすくなります。
一目で何が保存されているフォルダーかが分かると間違えることもないですし、好きな画像であれば作業も楽しくなります。
フォルダーのアイコンは、プロパティから簡単に変更できます。また、お気に入りの画像や自作した画像をフォルダーアイコンに設定することもできます。
フォルダーアイコンの変更方法
フォルダーで右クリックして、[プロパティ]をクリックします。
参考プロパティを表示する方法は、他にもあります。以下の記事で紹介しています。
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プロパティとは(表示方法とセキュリティ)
パソコンを操作していると[プロパティ]という言葉に出会うことがありますね。 プロパティって何?と、思ってしまいますね。パソコンに慣れていらっ ...
[プロパティ]ダイアログボックスの[カスタマイズ]タブをクリックします。
そして、[アイコンの変更]をクリックします。
以下のようにアイコンが格納されたフォルダーが表示されます。
お気に入りのアイコンを選択して、[OK]ボタンをクリックします。
次も[OK]ボタンをクリックして、プロパティを閉じます。
フォルダーアイコンは、変更されていると思います。
参考ショートカットのアイコンも変更できます。以下の記事では、ショートカットの作成方法から解説しています。
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デスクトップにショートカットアイコンを作成
Windows10では、スタート画面にピン留めしたり、タスクバーにピン留めする方法は簡単にできます。 その方法については、以下の記事で解説し ...
アイコンが変更されない場合
もし、変更されていなければ、何もないところで右クリックして、ショートカットメニューから[最新の情報に更新]をクリックしてみてください。
または、キーボードから[F5]キーを押します。
変更したアイコンを既定に戻すには
変更したアイコンを元のフォルダーアイコンに戻すには、再度、プロパティを表示して、[〇〇のフォルダーのアイコンの変更]ダイアログボックスを表示します。
そして、[既定値に戻す]ボタンをクリックします。
次も[OK]ボタンをクリックします。
オリジナルのアイコンに変更したい場合
フォルダーアイコンとして設定できるのは、[.ico]ファイルと、[.bmp]ファイルです。ですが、icoファイルの方がおすすめです。
bmpファイルであれば、ペイントでも作成できますが、あまり綺麗な画像にはなりませんし、背景を透明にすることもできません。
また、拡張子を書き換えて(bmpをicoに)上手くいく場合もありますが、あまり綺麗とは言えません。
[ペイント3D]で背景透過のPNGファイルを作成
Windows 10の[ペイント3D]であれば、背景透過のpngファイルを作成できます。
キャンバスを透明にして、2D図形などを使用すると、シンプルなアイコン向けの画像を作成できます。
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ペイント3Dの[マジック選択]で背景透過の画像や合成写真を作成
Windows10には[ペイント3D]というアプリが標準で追加されています。これまでの[ペイント]では、できなかった編集や加工もできるように ...
画像処理ソフトなどがあれば、icoファイルを作成できると思いますが、一番簡単なのは、icoファイルに変換できるオンラインの無料コンバーターを利用する方法だと思います。
[ペイント3D]でpngファイルを作成して、それをicoファイルに変換してもいいですね。
また、フリー素材をダウンロードして使用してもいいと思います。
コンバーターは、「ico コンバーター」などのキーワードで検索するとたくさんヒットします。
[PowerPoint]のアイコンでSVGファイルを保存
もう1つ、お勧めの方法があります。
もし、Microsoft 365(旧称 Office 365)や、Office2019を使用しているのあれば、PowerPointでsvgファイルを保存できます。
[挿入]タブの[アイコン]をクリックすると、[アイコンの挿入]が表示されます。多くの画像があります。
挿入したアイコンを編集後、その画像を右クリックして[図として保存]を選択すると、svgファイルとして保存できます。
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[アイコン]の挿入(カスタマイズや図形に変換して分解もできる)
Office2019には[挿入]タブの[図]グループに[アイコン]があります。以下は、Word2019の[挿入]タブですが、ExcelやPo ...
保存したsvgファイルをコンバーターでicoファイルに変換します。
svgファイルは、変換対象になっていないコンバーターもあるので、「svg ico 変換」などのキーワードで検索してみてください。
作成したicoファイルを指定
作成したicoファイルをフォルダーに保存しておきます。
フォルダーアイコンを変更したいフォルダーのプロパティを表示して、[カスタマイズ]タブをクリックします。
そして、[アイコンの変更]をクリックします。
[フォルダーのアイコンの変更]ダイアログボックスが表示されたら、[参照]ボタンをクリックします。
そして、icoファイルを保存しているフォルダーを開いて、目的のアイコンを選択して[開く]ボタンをクリックします。
[フォルダーのアイコンの変更]に以下のように表示されます。[OK] ボタンをクリックします。
次も[OK]ボタンをクリックします。
フォルダーアイコンを目的の画像に変更できます。
以下は、すべてsvgファイルをコンバーターでicoファイルに変換して、設定したものです。
注意icoファイルの保存先を変更すると、表示されなくなりますので注意してください。
icoファイルを作成すると、Accessのアプリケーションアイコンとしても使用できます。
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アプリケーションアイコンの設定(フォームやレポートにも表示)
Accessのオプションにある[アプリケーションアイコン]で画像を設定すると、タスクバーの標準アイコンを設定したアイコン(画像)に変更するこ ...
アイコンを変更したフォルダーのショートカット・コピー・ピン留め
以下は、[ペイント3D]でpngファイルを作成して、icoファイルに変換した画像を指定したものです。
フォルダーのショートカットやコピーなどを作成しても、アイコンは変わりません。
ショートカットの作成
フォルダーのショートカットを作成しても同じアイコンになります。
[Alt]キーを押しながらドラッグすると、ショートカットアイコンを作成できます。
参考フォルダーを右クリックして、ショートカットメニューから[ショートカットの作成]をクリックしてもできます。
フォルダーのコピーの作成
フォルダーのコピーを作成してもフォルダーのアイコンはそのままです。
コピーして貼り付けしてもいいのですが、[Ctrl]キーを押しながらドラッグすると、フォルダーのコピーを作成できます。
フォルダーをスタートにピン留め
また、フォルダーをスタートメニューにピン留めても同じ画像になります。
フォルダーを右クリックして、ショートカットメニューから[スタートメユーにピン留めする]をクリックするとピン留めできます。
参考スタートメニューのタイルについては、以下の記事で解説しています。
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タイルのサイズ変更とアプリをスタートやタスクバーにピン留めする方法
Windows 10では、アプリを右クリックしてショートカットメニューからスタートやタスクバーに[ピン留め]することができますし、スタート画 ...
プロパティの[フォルダーの画像]について
フォルダーのプロパティの[カスタマイズ]タブには、[フォルダーの画像]というのがあります。
これは、フォルダー内の画像を選択して、そのフォルダーにはどんなファイルが保存されているのかを一部表示できるものです。
例えば、花の写真を保存しているフォルダーがあります。
プロパティの[カスタマイズ]タブの[フォルダーの画像]にある[ファイルの選択]をクリックします。
[ファイルの参照]が表示され、フォルダーに保存されている画像が表示されますので、1つの画像を選択して[開く]ボタンをクリックします。
プロパティも[OK]ボタンをクリックして閉じます。
以下のように選択した画像が表示されるようになります。
フォルダー内では、表示方法で[中アイコン][大アイコン][特大アイコン]のときに表示されます。
フォルダーの画像を既定に戻すには
既定に戻す場合は、プロパティの[カスタマイズ]タブの[フォルダーの画像]にある[既定値に戻す]をクリックします。
注意フォルダーアイコンを変更すると、[フォルダーの画像]は表示されません。[フォルダーの画像]を表示したい場合は、フォルダーアイコンは既定に戻してください。
参考プロパティの[カスタマイズ]タブにある[フォルダーの種類]については、以下の記事で解説しています。
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フォルダーの表示設定を同じ種類のすべてのフォルダーに適用する
Windows 10でフォルダー内のファイルの表示設定を統一する方法です。 設定はとても簡単ですが、先にフォルダー内のファイルの表示設定と、 ...