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ページ単位で選択するにはジャンプ機能を使用(連続操作もできる)

投稿日:2023年10月15日 更新日:

Wordの複数ページの文章において、効率よくページ単位で選択する方法を紹介します。

行単位や段落単位ではなく、ページ単位で選択して削除したり、書式設定したいという場合があると思います。

ページへ移動することは簡単でも、ページ単位で選択となると少し面倒に思われているかもしれません。

Wordには、[ジャンプ]という機能があります。この機能を使うと、ページ単位で選択できます。

[ジャンプ]は、Wordのバージョンに関係なく使用できる機能です。

[検索と置換]ダイアログボックスの[ジャンプ]タブ

複数ページの表示

複数のページを縮小して全体が表示されるように調整します。

[表示]タブの[ズーム]グループにある[複数ページ]をクリックします。

複数ページ

ウィンドウに複数のページが表示されるように文書を縮小します。

[表示]タブの[ズーム]グループにある[複数ページ]

その後、ウィンドウ右下にあるステータスバーの[ズームスライダー]で表示を調整します。

ここでは、以下の5ページの文章を使って解説します。

分かりやすいように、ページ右上に特大のページ番号を挿入しています。

ステータスバーの[ズームスライダー]

参考ズームの調整は、[表示]タブの[ズーム]グループの[ズーム]をクリックして表示される[ズーム]ダイアログボックスから操作することもできます。

ただ、[ズームスライダー]の方が表示を確認しながら調整できるので、操作しやすいと思います。

[ズーム]ダイアログボックス

[ズーム]については、以下の記事で詳しく解説しています。

Word2016以降は、拡大/縮小のショートカットキーも追加されています。

文書を縮小して複数ページを自動表示(ズームで詳細設定)

Word2013で複数ページを表示する方法です。 文書を拡大、縮小表示するには、[表示]タブの[ズーム]グループにある[複数ページ]ボタンを ...

続きを見る

[検索と置換]ダイアログボックスの[ジャンプ]タブの表示

[検索と置換]ダイアログボックスの[ジャンプ]タブを表示する方法です。

[ホーム]タブの[ジャンプ]

[ホーム]タブの[編集]グループにある[検索]の▼ボタンをクリックして、[ジャンプ]をクリックします。

ジャンプ

スクロールよりすばやく移動できるのがジャンプです。

文書内の特定のページ、行、脚注、コメントなどに直接ジャンプできます。

[ホーム]タブの[編集]グループにある[検索]-[ジャンプ]

ステータスバーの[セクション]をクリック

ステータスバーの左端に表示されている[セクション]をクリックしても同じです。

ステータスバーの[セクション]

参考[セクション]が表示されていない場合は、以下の記事を参考にしてください。

セクション番号はステータスバーで確認(セクションの挿入と削除)

Wordでは、ページによって用紙サイズや行数、ヘッダー・フッターなどを変更することができます。 そのためには、あらかじめ[セクション区切り] ...

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ショートカットキー

ショートカットキーは、[Ctrl]+[G]です。

キーボード[Ctrl]+[G]

[検索と置換]ダイアログボックスの[ジャンプ]タブが表示されます。

現在の位置から数えた位置へ移動するには、+または-を指定してください。たとえば+4と指定すると4つ先へ移動します。

[検索と置換]ダイアログボックスの[ジャンプ]タブ

参考この[ジャンプ]機能を使ってブックマークへ移動する方法は、以下の記事で解説しています。

ブックマークの設定とジャンプ(ブックマークの表示設定はオプションで)

Word2010でブックマークを挿入する方法です。 ブックマークを設定すると、クリックしてその場所へ直接移動できるようになります。 また、ブ ...

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[ジャンプ]を使ってカーソルがあるページ全体を選択

削除したいページにカーソルを置いておきます。任意の場所でかまいません。

ここでは、2ページ目にカーソルを置いています。

2ページ目にカーソルを移動

[ジャンプ]タブの[移動先]が[ページ]になっていることを確認します。

[ページ番号]のテキストボックスに以下を入力します。

\page

そして、[ジャンプ]ボタンをクリックします。

[ジャンプ]タブの[ページ番号]のテキストボックスに[\page]を入力

2ページ目全体が選択されます。

このまま書式設定したり、削除することができます。

2ページ全体が選択された文章

ここでは、分かりやすくするためのフォントの色を青に設定しています。

[検索と置換]ダイアログボックスの[ページ]タブを表示したまま操作できます。

選択した2ページ目全体に書式設定した文章

続けて5ページ目を選択したい場合は、ダイアログボックスは表示したまま、5ページ目の本文内をクリックします。

1回では選択できませんが、再度、クリックするとカーソルを移動できます。

[ジャンプ]ボタンをクリックすると、5ページ目全体が選択されます。

[検索と置換]ダイアログボックスの[ジャンプ]タブを表示したまま、連続して操作することができます。

ページ数が多く、離れたページをページ単位で選択する場合は便利です。

書式を変更したり、削除する場合は効率よく操作できると思います。

5ページ目が選択された文章

参考カーソルがあるページ内に画像や図形がある場合は、画像や図形も一緒に選択されます。

連続したページ範囲を選択する方法

離れたページを個別に選択するには[ジャンプ]機能が便利ですが、連続したページ範囲を選択する方法はいくつかあります。

[ジャンプ]と[選択範囲の拡張]モードで連続した範囲を選択

[ジャンプ]機能を使って、連続したページを選択する方法です

選択したいページの先頭にカーソルを置いておきます。ここでは、2ページ目の先頭においています。

キーボードから[F8]キーを押して、[選択範囲の拡張モード]にします。

キーボード[F8]

ステータスバーに[選択範囲の拡張]と表示されます。

ステータスバーの[選択範囲の拡張]

[Ctrl]+[G]で[検索と置換]ダイアログボックスの[ジャンプ]タブを表示します。

キーボード[Ctrl]+[G]

2ページ目にカーソルがあって、3つ先のページまで選択したい場合は、[+3]と入力して[ジャンプ]ボタンをクリックします。

2ページ目から4ページ目までが選択されます。

2ページから4ページまでが選択された文章

[Esc]キーを押して、[選択範囲の拡張モード]をオフにします。

キーボード[Esc]キー

参考[選択範囲の拡張モード]にする前に[ジャンプ]タブを先に表示した場合は、本文の選択するページ先頭にカーソルを置いて[F8]キーを置くと、[選択範囲の拡張モード]になります。

[選択範囲の拡張モード]については、以下の記事で解説しています。

[F8]キーで選択範囲の拡張モード(単語・文章・段落・文章全体を選択)

Wordには、[選択範囲の拡張]モードというのがあります。 [F8]キーを押すだけで、単語や文章、段落、文章全体と拡張して範囲を選択できます ...

続きを見る

[Shift]キーを使って選択

連続したページ範囲を選択する場合は、[Shift]キーを使うのが一般的だと思います。

選択したページの先頭にカーソルを置きます。ここでは、2ページ目の先頭にカーソルを置いています。

[Shift]キーを押したまま、選択したい範囲の最後尾でクリックします。

キーボード[Shift]キー

[Shift]キーを使って2ページから4ページまでを選択した文章

ただ、選択したいページ数が多い場合は、[ジャンプ]機能を使った方が効率的かもしれません。

左余白にマウスを置いてドラッグ

選択したいページの左余白にマウスを置いて、先頭から最後尾の位置までドラッグします。

左余白にマウスを置いてドラッグ

参考各ページの先頭に見出しを設定すると、ナビゲーションウィンドウで並べ替えをしてページを選択することもできます。

[表示]タブの[表示]グループにある[ナビゲーション]のチェックボックスをオンにします。

[表示]タブの[表示]グループにある[ナビゲーション]

または、ステータスバーの[ページ]の箇所をクリックします。(Word2013以降)

ステータスバーの[ページ]

ナビゲーションウィンドウの[見出し]タブで、見出しをドラッグで見出し(ページ)を入れ替えることができます。

離れたページの選択をする場合は、ページを並べ替えて、連続した位置に並べると選択が容易になります。

ナビゲーションウィンドウで見出しをドラッグして入れ替え

ナビゲーションウィンドウを使ったページの入れ替えについては、以下の記事で解説しています。

ページの入れ替えはナビゲーションウィンドウで見出しをドラッグするだけ

Wordでページごと、入れ替えたいということがありますね。 その場合の便利な方法です。 まず見出しの設定が必要です。これさえ設定しておくと、 ...

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単語や行、段落を効率よく選択する方法については、以下の記事で解説しています。

効率的な文字列の範囲選択(Ctrlキー・Shiftキー・左余白でクリック)

Wordで文書の編集をする場合、編集したい部分を選択してコマンドを実行しますね。 たとえば、その文字列だけ色をつけたり、大きくしたりする場合 ...

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