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ペイントの[塗りつぶし]を使って同じ色の箇所を一括で塗り替える方法

投稿日:2023年10月10日 更新日:

Windows 11のペイントで色を変更する方法です。

ペイントで塗りつぶしの色を変更する場合は、[塗りつぶし]を使って任意の色に変更できます。

しかし、塗りつぶしの箇所が多い場合は、面倒な作業になります。

ペイントでは、同じ色の箇所を一括で変更することができます。

ここでは、水玉模様の水玉の色を一括置換する方法を紹介します。

Windows 10のペイントでも同じ操作でできます。

水玉の色を変更した画像

ペイントの[色1]と[色2]について

Windows 11でペイントを起動する方法については、以下の記事を参照してください。

Windows 11のペイントの起動と新しいツールバーのボタン

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ペイントを起動すると、[色1]は[黒]、[色2]は[白]になっています。

ペイントの[色1]と[色2]

この[色1]は、前景色です。マウスの左クリックで実行できる色です。

ポイントすると、[色1:黒]と表示されます。

ペイントの[色1:黒]

[色2]は、背景色です。マウスの右クリックで実行できる色です。

ポイントすると、[色2:白]と表示されます。

ペイントの[色2:白]

図形で描画

図形の[楕円]を選択して、マウスの左ボタンを押したままドラッグすると、前景色の[黒]で描画できます。

図形の[楕円]を選択して左ボタンを押したままドラッグ

[色2]をクリックしてカラーパレットから[赤]を選択して、[色2]を[赤]に変更します。

そして、右ボタンを押したままドラッグすると、[赤]で描画できます。

ペイントで右ボタンを押したままドラッグ

[色1]または[色2]で塗りつぶし

塗りつぶしをする場合も同じです。

[色1]をクリックして[灰色]を選択し、[色1]を[灰色]にします。

[塗りつぶし]を選択して、円の中にマウスを移動して、左ボタンでクリックすると[灰色]になります。

[色1]を灰色に変更して[色1]で塗りつぶし

右ボタンでクリックすると[赤]になります。

右ボタンでクリックして[色2]で塗りつぶし

水玉の色を1つずつ塗りつぶす

水玉模様の画像を開いて、水玉の色を変更します。

[ファイル]メニューから[開く]をクリックします。

[ファイル]メニューの[開く]

[開く]ダイアログボックスが表示されますので、目的の画像を選択して[開く]ボタンをクリックします。

[開く]ダイアログボックス

ペイントに目的の画像が表示されます。

目的の画像を開いたペイント

水玉を1つずつ塗りつぶす方法です。

まず、[色1]を選択して、任意の色をクリックします。[色1]の色が変わります。

[ツール]グループの[塗りつぶし]をクリックして、水玉の中でクリックします。

水玉の色が[色1]の色に変わります。

しかし、水玉の数が多いと面倒です。

1つの水玉の色が[色1]変わった画像

水玉の色を一括で塗りつぶす

水玉の色を一括で塗りつぶす方法があります。

[色1]と[色2]の色を決定

[ツール]グループの[カラーピッカー]をクリックして、水玉の中で右クリックします。

[色2]の色が水玉の色に変わります。

カラーパレット内に似た色があっても、[カラーピッカー]で色を取得してください。色が異なるとうまくいきません。

[カラーピッカー]は、Windows 10までは[色の選択]となっています。

水玉の中で右クリックして[色2]の色を変更

水玉の色を塗り替えたい色を[色1]に設定します。

[色1]を選択して、塗り替えたい色をカラーパレットの中から選んでクリックします。

[色1]の色が変わります。

[色1]の色を変更

[色1]は、水玉を塗り替えたい色です。

[色2]は、水玉の元の色です。これで準備完了です。

[色1]水玉を塗り替えたい色、[色2]水玉の元の色

すべて選択して切り取り

画像をいったん切り取ります。

[イメージ]グループにある[選択]ボタンの▼をクリックして、[すべて選択]をクリックします。

[イメージ]グループにある[選択]-[すべて選択]

ショートカットキーは、[Ctrl]+[A]です。

キーボード[Ctrl]+[A]

画像全体が選択された状態になります。

画像が選択

[クリップボード]グループにある[切り取り]をクリックします。

ペイントの[クリップボード]グループにある[切り取り]

ショートカットキーは、[Ctrl]+[X]です。

キーボード[Ctrl]+[X]

すべて選択して切り取りを実行した結果、以下のようになります。

[色2]の色が背景色になっています。

背景色が[色2]になったいるキャンバス

[色1]で塗りつぶし

[色2]の背景色になったキャンバスを[色1]で塗りつぶします。

[塗りつぶし]ボタンをクリックして、キャンバス内でクリックします。[色1]の色になります。

[色1]の色で塗りつぶし

切り取った画像を貼り付け

[クリップボード]グループの[貼り付け]をクリックします。

ペイントの[クリップボード]グループにある[貼り付け]

ショートカットメニューは、[Ctrl]+[V]です。

キーボード[Ctrl]+[V]

透明の選択をオン

最後です。

[イメージ]グループの[選択]の▼をクリックして、[透明の選択]をクリックします。

既に[透明の選択]がオンになっていた場合は、貼り付けした時にすでに色が変わっていると思います。

ペイントでは、[色2](背景色)と同じ色の部分が透明になります。

[イメージ]グループの[選択]-[透明の選択]

名前を付けて保存

名前を付けて保存します。

[ファイル]をクリックして[名前を付けて保存]をポイントすると、ファイル形式が表示されますので任意の形式を選択します。

イラストのような場合は、[PNG画像]がおすすめです。

[ファイル]から[名前を付けて保存]-[PNG画像]

[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[F12]キーです。

キーボード[F12]キー

[名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されますので、任意の場所に名前を付けて保存します。

元の画像に上書きしないように気を付けてください。

[名前を付けて保存]ダイアログボックス

[続行しますか?]のメッセージウィンドウが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

さまざまな水玉模様を作成して楽しんでみてください。

[続行しますか?]のメッセージウィンドウ

参考以下は、ペイントで透明化を使った記事です。バージョンは異なっていても、似ていますので操作できると思います。

Windows 7の記事です。

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