PowerPointでプレースホルダーに文字を入力していて、その文字数が多くなって収まりきらなくなると、プレースホルダーの左下に[自動調整オプション]ボタンが表示されます。
既定では、入力オートフォーマットの設定によって、自動で書式が変更されプレースホルダーに文字が収まるようになっています。
参考この自動調整オプションは、テキストボックスには表示されません。
タイトルとコンテンツの自動調整オプションの違い
タイトルを入力するプレースホルダーと、コンテンツを入力するプレースホルダーでは、表示される[自動調整オプション]のメニューは異なります。
下は、[タイトルとコンテンツ]レイアウトです。
タイトルのプレースホルダー
上段のタイトルを入力するプレースホルダーでは、下のような自動調整オプションです。
- テキストをプレースホルダーに自動的に収める
- このプレースホルダーの自動調整をしない
自動調整オプションは、プレースホルダーの枠線を選択している場合は表示されません。
プレースホルダー内でクリックすると現れます。
参考プレースホルダーへサンプル文を挿入しています。
[=rand()]と入力して[Enter]キーを押すと入力することができます。
=rand()
[ノート]表示のプレースホルダーにも同じ[自動調整オプション]が表示されます。
コンテンツのプレースホルダー
下段のコンテンツを入力するプレースホルダーでは、下のような自動調整オプションが表示されます。
- テキストをプレースホルダーに自動的に収める
- このプレースホルダーの自動調整をしない
- テキストを2つのスライドに分割する
- 新しいスライドへ続ける
- スライドを2段組に変更する
参考PowerPoint2007でも解説しています。
プレースホルダーの自動調整オプションとテキストボックスの設定
目次スライドを作成する場合も、自動調整オプションは役立ちます。
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行間などを設定した場合も[自動調整オプション]が表示されることがあります。
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自動調整オプションのメニュー
既定では、[テキストをプレースホルダーに自動的に収める]が選択されています。
自動で書式が変更されて、プレースホルダーに収まるようになっています。
[このプレースホルダーの自動調整をしない]を選択すると、テキストは、プレースホルダーからはみ出して表示されます。
テキストを2つのスライドに分割する
[テキストを2つのスライドに分割する]を選択すると、
新しいスライドが挿入され、はみ出したテキストが表示されます。
新しいスライドへ続ける
[新しいスライドへ続ける]を選択すると、
プレースホルダーへ入力したテキストは自動的に収められ、次のテキストから新しいスライドのプレースホルダーへ入力することになります。
スライドを2段組みに変更する
[スライドを2段組に変更する]を選択すると、
下のように2段組みの表示になります。
段組みの詳細設定
段組みの間隔の設定は、[ホーム]タブの[段落]グループの[段の追加または削除]をクリックして、[段組みの詳細設定]から行うことができます。
段組みの設定は、プレースホルダーだけでなく、テキストボックス、ワードアート、図形でも設定できます。
[段組み]ダイアログボックスが表示されます。段数と間隔の設定ができます。
[図形の書式設定]作業ウィンドウの[テキストボックス]-[段組み]からも設定できます。
スライドの2段組の表示については、PowerPoint2007でも紹介しています。
参考Wordのテキストボックスには、[段組み]の機能はありません。PowerPointとExcelのテキストボックスでは、段組みの設定ができますが、Wordにはありません。
Wordでは、段組みの代わりにリンクの作成で、段組みのように見せることはできると思います。
オートコレクトオプションの設定
オートコレクトのオプションを選択すると、
[オートコレクト]オプションの設定ダイアログボックスが表示されます。
[入力オートフォーマット]タブの[テキストをタイトルのプレースホルダーに自動的に収める]と[テキストを本文のプレースホルダーに自動的に収める]のチェックボックスは、既定でオンになっています。
この2つのチェックボックスをオフにすると、テキストをプレースホルダーに自動的に収める機能はオフになります。
自動調整オプションに[テキストをプレースホルダーに自動的に収める]のメニューは表示されなくなります。
[PowerPointのオプション]の[オートコレクトのオプション]
この[オートコレクトのオプション]の設定は、[PowerPointのオプション]からも設定することができます。
[ファイル]タブをクリックして[オプション]をクリックします。
そして、[文章校正]を選択して、[オートコレクトのオプション]ボタンをクリックして、表示させることができます。
参考[オプション]ダイアログボックスは、キーボードから[Alt]→[F]→[T]の順で押しても表示できます。WordやExcel、Accessでも同じです。