プレゼンテーションをWordの文書から作成（アウトラインからスライド）

PowerPointでは、Wordで作成した文章をそのままスライドに取り込むことができます。

Wordで構成ができるので便利です。

ただし、Wordの文書でアウトラインの設定をしておく必要があります。

Wordの文書をスライドに取り込む2つの方法

［ホーム］タブの［新しいスライド］から開く方法と、［ファイルを開く］ダイアログボックスから開く方法があります。

［ホーム］タブの［新しいスライド］-［アウトラインからスライド］

［ホーム］タブから［新しいスライド］の［アウトラインからスライド］をクリックします。

［アウトラインからの挿入］ダイアログボックスから表示されますので、目的のWord文書を選択して挿入します。

1枚目にスライドを表示した状態であれば、以下のように2枚目のスライドから、挿入されます。

不要であれば削除してください。または、アウトラインを挿入する前にスライドを削除して実行してください。

スライドは、すべて［タイトルとコンテンツ］のレイアウトになります。

レイアウトは［ホーム］タブの［スライド］グループにある［レイアウト］から変更できます。

参考PowerPointのアウトライン表示での操作については、以下の記事で解説しています。

プレゼンテーションの全体構成を考えながら作成するのに適しています。

［ファイルを開く］ダイアログボックスから

［ファイルを開く］ダイアログボックスを表示して、アウトラインを設定した文書を指定しても同じです。

ファイルの種類を［すべてのアウトライン］にして、目的の文書を指定して開きます。

この場合は、1枚目から挿入されます。

参考ショートカットキー［Ctrl］+［O］で［ファイルを開く］ダイアログボックスを表示できます。

ただし、Office2013以降はオプションの設定が必要です。

Wordでアウトラインの設定

［アウトラインからスライド］の機能を使うには、Wordの文書でアウトラインを設定しておく必要があります。

アウトラインの設定をせずに標準の状態であれば、１段落が１スライドのタイトルとなります。

Wordを起動して、［表示］タブの［文書の表示］グループの［アウトライン］をクリックします。

アウトラインツールでレベルなどの設定をします。

レベル1がスライドのタイトルになります。

参考Wordでのアウトラインの作成については、以下の記事で詳細に解説しています。

［印刷レイアウト］表示で見出しの設定をしても同じです。アウトラインのレベルと連動します。

以下の記事内では、見出しスタイルの設定について解説しています。

メモ帳なら［Tab］キーで

メモ帳でも、［Tab］キーで設定すると、Wordと同じようにスライドに取り込むことができます。

Windows 7のPowerPoint2010の場合は、うまく取り込むことができますが、PowerPointのバージョンやパソコンの環境によっては、メモ帳で作成したテキストファイルは文字化けすることがあります。

関連WordからPowerPointへワンクリックで送信することもできます。

PowerPointからWordへ送信することもできます。