Windows 10 & Office 2016 Access 2016

複数フィールドの並べ替えの設定

投稿日:2017年1月7日 更新日:

Accessでは、クエリを利用して指定したフィールドでレコードを昇順や降順に並べ替えることができます。

クエリでレコードの並べ替え

クエリで並べ替え

1つのフィールドの並べ替えであれば、デザインビューの並べ替え行で[昇順]、[降順]の指定をして実行すればいいのですが、複数フィールドに対して並べ替えを設定する場合は、左側のフィールドから優先順位がつけられます。

右側のフィールドの並べ替えを優先したい場合は、優先したいフィールドを左側へ移動させます。

が、実行結果ではフィールドの表示順は変えたくない場合も多いと思います。

たとえば、下のようなクエリがあります。並べ替えの設定は何もしていない状態のデザインビューです。

クエリのデザインビュー

このままクエリを実行すると、下のようになります。

クエリのデータシートビュー

このデータシートを[運送料]の降順、[受注日]の昇順に並べ替えたいとします。フィールドの表示順は変わらないまま[ID]、[受注日]、[運送料]、[出荷日]にします。

レコードを並べ替えた結果

2つの方法を紹介します。

クエリでフィールドの位置を変更

まず、クエリをデザインビューで開いて[運送料]と[受注日]のフィールドの位置をドラッグで入れ替えます。

並べ替えの優先順位は、[運送料]を上位にしたいので[運送料]フィールドを[受注日]の左側に移動します。

そして、[並べ替え]行で降順と昇順の指定をします。

クエリのデザインビューで並び替えを指定

このまま実行すると下のようになりますが、データシートビューでフィールドの表示位置を変更します。

参考デザインビューのフィールド位置は変わりません。

データシートビューでフィールドを移動

下のようになりますので、このまま保存します。

フィールドを移動したクエリのデータシートビュー

フィールドを追加して非表示設定

もう1つの方法です。

デザインビューで[受注日]フィールドを[運送料]フィールドより右側に追加して非表示設定にします。

デザインビューは下のようになります。

デザインビューに[受注日]を追加して非表示設定

クエリの実行結果は上記と同じになります。

クエリのデータシートビュー

参考レポートでの並べ替えについては、以下の記事で解説しています。

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