コマンドボタンをポイントした時のカーソルを指の形にするには

Access2007からの機能なのですが、あまり知られていないようなので紹介します。

コマンドボタンをポイントした時のマウスポインターの形を指の形に変更する方法です。

Accessのフォームでコマンドボタンを作成して、マウスでポイントすると既定では下のようにマウスポインターの形です。

これをハイパーリンクを設定した時と同じように指の形にすることができます。

それも、プロパティシートでの設定なので、とても簡単です。

コマンドボタンのプロパティで設定

フォームのデザインビューでコマンドボタンを選択します。

コマンドボタンのプロパティを表示します。

コマンドボタンを選択して、［デザイン］タブの ［ツール］グループにある［プロパティシート］をクリックします。

または、キーボードから［F4］キーを押すと、プロパティを表示できます。

［F4］キーは、テーブル、クエリ、フォーム、レポートのデザインビューでプロパティの表示/非表示を切り替えるショートカットキーです。

［Alt］+［Enter］でも同じです。

［ポイントしたときのカーソル］で［ハイパーリンクの手］を選択

［その他］タブにある［ポイントしたときのカーソル］で［ハイパーリンクの手］を選択します。

［既定］と［ハイパーリンクの手］のどちらかを選択できるようになっています。

ダブルクリックで切り替えができます。

参考ここでは［ドキュメントウィンドウオプション］で［ウィンドウを重ねて表示する］を選択しています。［ウィンドウを重ねて表示する］と［タブ付きドキュメント］の違いについては、以下の記事で解説しています。

レイアウトビューで設定

［プロパティ］の設定は、レイアウトビューから設定することもできます。

［ホーム］タブの［表示］に［レイアウトビュー］がない場合は、オプションの設定で無効になっていると思います。

以下の記事で解説しています。

ハイパーリンクの手

デザインビューからフォームビューに切り替えて確認します。

デザインビューからフォームビューに切り替えるショートカットキーは［F5］キーです。

下のようにコマンドボタンをポイントしたときのカーソルを指の形にすることができます。

ちょっと嬉しい機能ですね。

参考Windows10の設定でマウスポインターのカラーを変更していても、カラーは反映されません。

マウスポインターの大きさは、反映されます。

マウスポインターの設定については、以下の記事で解説しています。

以下は、コマンドボタンのカスタマイズについての記事です。楽しんでくださいね。